こんばんは、キタガワです。
【就活先きまりました】熱心な就職活動が身を結びまして、次の就職先が決定いたしました 尽力して参りますので、よろしくお願いいたします
この投稿を見た瞬間、溜め息が漏れた。
ファンに対しての罵詈雑言、女性軽視発言。当時は彼に対して、腸が煮えくり返りそうだった。あれほど集めていたCDはめっきり聴かなくなったし、最後のライブに参加しようと思っていた熱もすっかり冷めてしまった。
そんな折の10月に発売された音楽雑誌、MUSICAのインタビュー。それを読んで、炎上騒動や爆弾発言の裏に秘められた、ぼくりりなりの考えを知ることができた。「一連の事件は彼なりに思うところがあってやったんだな」と。「ストレスを抱えてたんだな」と。……これについては当時ブログでも掲載したのだが、せっかく彼に対しての考えを改めたばかりだというのに、なんだこれは。
また怒りがふつふつと沸いてきた。くそう。
……という下書きを書いたのは、ぼくりりがへきトラハウスに加入した夜のことだった。
あとは記事をブラッシュアップして投稿するだけ、と思っていた矢先、『へきトラハウス辞職』とのニュースが報じられ、僕は呆気に取られてしまった。そして書きかけの文章の大半(上記以外)をデリートし、今に至る。
……さて、今までのは前置き。ここからが本編である。
『今後、ぼくりりは何をしたいのか?』。今回推測したいのはこれだ。炎上し、YouTuberとなり、僅か1日で辞職……。間違いなくこれらの流れは全て、ぼくりりの策略である。彼はこれらの事件を踏み台にし、また新たな道へと進もうとしているはずだ。
これから述べることは、ただの推測に過ぎない。いち個人の意見として、あまり深く考えずに読んでいただければ幸いだ。
はじめに①……一般企業に入る可能性はゼロ
「就職します」と語ってはいたものの、実際に就職活動を行って、一般企業に就職する可能性は限りなくゼロである。
考えてみてほしい。炎上したことに悪びれもせず、挙げ句の果てにはファンに対して暴言を吐く。今やぼくりりはネット住民のおもちゃ同然であり、それに伴って知名度も上昇している。
そんな人材を、企業が採用するだろうか。答えはNOだ。そんなことをしてもメリットはないし、もしぼくりりが入社すればその瞬間、ネット民から嘲笑の的にされ、袋叩きに遭うことは目に見えている。
ぼくりりは今後も変わらず、大衆の目に触れる仕事をするだろう。いや、せざるを得ないと言った方が正しいだろうか。
はじめに②……なぜへきトラハウスに加入した?
へきトラ加入は大きな話題作りだった。加入の一報を聞いて、一度は「ええ?」と思った人が大多数だろうと思う。しかし次の瞬間には妙に納得していたはずだ。「予想外。でも何か面白そうだな」といった感覚。
へきトラ加入、そして直後の脱退により、ぼくりりは「何でもやります。そして僕を使えば絶対話題になりますよ」という事実を示した。今後のビジネスの指針をはっきりさせたわけだ。
今後の予想①……一過性の案件を受ける
いわゆる単発バイトみたいなものだ。
上で述べたように、今のぼくりりはかなりの知名度を獲得している。フォロワー数は15万人を越え、彼の発言や行動に、多くの人が注目している。
そして、この現状をぼくりりが利用しない手はない。
例えば就活サイトのインタビュー。多くの大人に利用されて天才を辞めたエピソードは、僕ら凡人には想像も出来ない苦悩があったはずだ。そこでぼくりりに焦点が当たるとどうなるか。「辛い仕事をどうやってやり抜きましたか?」「悩める新卒にアドバイスを!」「音楽業界に入って良かったこと、嫌だったことを教えてください」……。いくらでも質問できる。しかもぼくりりはミュージシャンを辞職した身である為、いわゆる「事務所NGの話」がない。何でも聞ける。
例えば他のYouTuberとのコラボ。辞めたとはいえ、一度はへきトラハウスに加入したぼくりり。……ということは、次は他のYouTuberと活動する可能性だってあるわけだ。YouTuberなら炎上発言もどれだけしてもいいし、人気が出たら万々歳。しかも辞めたら辞めたで新たなネットニュースにもなるし、そもそも『ぼくりりが何かをする』というだけで注目を浴びるのだから、YouTuber側にとってもメリットしかない。もしも「○○TVはへきトラよりも居心地いいですよ!」などと動画内で言えば、それだけで盛り上がる。
元天才、辟易、リプ欄の説教ババァウザすぎワロタ、竹田、就活、へきトラ、没落、人間辞職……。彼はこの数ヵ月間で、数々のパワーワードを生み出した。IKKOの「どんだけ~」と同様で、何ならこの発言をするだけで盛り上がる影響力を秘めている。
よって彼はミュージシャンではなく、今後はエンターテインメントに特化した、あらゆる媒体で活動する可能性がある。
今後の予想②……音楽のプロデュース業
そしてもちろん、音楽のプロデュース業もやるだろう。というか間違いなくやる。
彼自身レコード会社のお偉いさんにいろいろと言われた結果辞職したわけだが、別に彼は音楽自体が嫌いなわけではない。むしろ今は自分がステージに立って歌うことよりも、他社の音楽をプロデュースしたい気持ちの方が勝っているようにも感じる。
事実最近ではSKY-HIへの楽曲提供も行っていたりするわけで、彼の作る音楽は完成度が高く、ミュージシャンからの信頼も厚いのは明白。だからこそ川谷絵音のように、今後はミュージシャンに引っ張りだこの作曲家として名を馳せる可能性もある。
ぼくりりは、今やひとつのブランドだ。炎上騒動きっかけではあるが、昔よりも広く名前が知られたのは事実である。知らないアーティストでも、ぼくりりが作曲をしたというだけでCDを買ったり、動画を見に行く人だっているだろう。そうなればまたぼくりりは知名度を上げ、楽曲提供を受けたアーティストからは感謝される。まさにWin-winの関係。
僕個人としては、最近歌手活動を始めたへきトラハウスの次のシングルの作曲者は、ぼくりりであると予想する。
終わりに
さて、いかがだっただろうか。
長々と書いてしまったが、もちろんこれらは全てただの憶測でしかない。しかしそれらの憶測をただの推測として一蹴できない部分もあると思っている。
彼は自ら没落を選択し、ミュージシャン『ぼくのりりっくのぼうよみ』としての人生に終止符を打った。そして次なるステップとして今、誰にも縛られることのない自由な世界を体現している。
冒頭でも述べたように、僕はあの炎上騒動以降、ぼくりりのことが嫌いになった。もう彼の音楽を聴いて心揺さぶられることはないし、最後のライブに参加する気もない。ファンの気持ちを踏みにじり、火に油を注いでほくそ笑んだ彼の所業を許すことはできない。それほどのことをしたと思っている。
だが、今のぼくりりから目が話せないというのもまた事実である。悔しいが、僕は彼の動向が気になってしょうがない。ツイッターで、ネット上で。彼の次の行動を心待ちにしているのだ。まんまと掌で転がされている。
僕らはただ想像し、見守ることしかできない。彼が今後どう行動するのかは、彼が自身が決めるのだから。没落したぽくりりは敵なしだ。ちくしょう。