キタガワのブログ

島根県在住。音楽、映画、雑記等。目標はライター。

映画『ディープ・ブルー』レビュー

こんばんは、キタガワです。

 

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今回鑑賞した映画はサメ映画の金字塔との呼び声高い『ディープ・ブルー』である。


ディープ・ブルーは1999年(約20年前)公開の映画で、ジョーズと並んで『2大サメ映画』と言われているほどに、今なお絶大な人気と知名度を獲得している作品である。


さて、そんなディープ・ブルーだが、僕は昔いちど観たことがある。


確か僕が小学生くらいの頃だったろうか。当時はテレビでもターミネーター1のエロシーンや、13日の金曜日の殺戮シーンもバンバン放送していた時代で、今と比べると放送コードが緩かった。


そのため、必然的にホラー映画を観る機会も多かった。その中でも一際記憶に残っているのが、ディープ・ブルーであった。


何故か分からないが、今でもディープ・ブルーの主な内容は鮮明に覚えていた。ここで誰が死んだのか、なぜサメが室内に入ってこれたのか。そして、誰が生き残ったのか……。細かい部分こそ失念してはいるが、総じて「めちゃくちゃ面白かったな」という事実だけは、鮮明に思い出されるのである。


今回DVDを借りた目的はズバリ、その鮮明な記憶の答え合わせのためである。僕が小学生の頃というと、今から十数年前にもなる。いくら鮮明に覚えていると言えど、かなりの歳月が経過している。


帯分数の計算式を覚え、歴史の授業では「ペリーが来航したのは○○年で、当時の火縄銃にはこういう特徴があって……」と矢継ぎ早に捲し立てられたのは遥か昔。今では「帯分数って何ぞや?」「ペリーってそもそも誰よ?」と記憶が死んでいる始末。だからこそ、そんな僕が「完璧に覚えている」と豪語するディープ・ブルーも正直怪しいところなのだ。


……で、結論から書くと、生き残った人物を完全に間違っていた。「こいつ生き残るぞ!頑張れー!」とワクワクしながら鑑賞していたのだが、普通に2番目に死んだ。よってこの映画で判明したのは、僕の頭がパッパラパーであるという事実だった。


でもやっぱり面白いのである。数あるサメ映画の中でも群を抜いて完成度が高い。僅か90分ながら、バシッバシッと物語の重要部分だけを明確にする作りが非常に分かりやすく、入り込みやすい。


昨今のホラー映画はやたらと映像美に拘ったり、凝ったストーリー展開を売りにしたりするのだが、シンプルかつダイナミックな、こういう作りが最良。古い映画ではあるが、今の若者にも自信をもって勧められる、最高の映画であった。


気付けば片手間につまむつもりだった菓子には一切手を付けず、見入ってしまった。天晴れ。名作はいつまで経っても色褪せないという事実を証明した、最高のサメ映画。「僕ディープ・ブルー観てないんですよー」発言は、僕と同じくらいの年代の人が聞くと「は?お前マジで言ってる?」とドン引きされること請け合いなので、まだ観たことのない人は絶対に観るべし。

 

ストーリー★★★★☆
コメディ★★★☆☆
感動★☆☆☆☆
驚き★★★★☆
配役★★★☆☆
サメ怖い度★★★★★

総合評価★★★★☆

ブログの記事中に表示される自動広告が多すぎて外したい件

こんばんは、キタガワです。


最初に断っておくが、これは単なる愚痴記事である。根本的な解決策は何も提示しない。ただひたすらに思ったことを書き殴る記事になるだろう。


僕がブログの執筆を初めて1年が経った。アクセス数も増え、コンスタントに記事を投稿する習慣も身に付いてきた。数時間と何千文字を費やし、やっと出来上がるひとつの記事。そんな記事を積み重ねて形成された『キタガワのブログ』を読むたびに、「本当によく頑張ったな」という感慨深い気持ちになる。


しかしこの1年は、嬉しいことばかりではなかった。アクセス数ゼロから始まり、一銭にもならない活動を暗中模索してやってきた。なかなか伸びないアクセス数。アンチコメントに精神を蝕まれながら。他の人がゲームや遊びに興じている中。誰にも見向きもされない穴の底で、必死に記事を量産してきた。


そして今では1日あたり、缶コーヒーを1本買えるほどには収入が入ってくるようになった。今では愛着が沸き、「このブログは一生書き続けていきたい」と心から思えるほどだ。


しかしながら愛着が沸き出すと、何かしらの不満点も目につくようになる。そのひとつが『広告』である。


当ブログではご存じの通り、記事内に広告を貼り付けている。これはかつて「ブログで飯を食えるようになりたい」と思い立った僕が、Googleアドセンス審査Pinコード入力等、険しい旅路の果てに辿り着いたものである。


広告は『自動広告』を選択し、ヘッダーやフッタ、タイトル下など、様々な箇所に広告を設置した。


この時点で強く主張しておきたいのが、『読者にとって邪魔にならない箇所に設置した』という事実である。記事の進行を阻まないタイトル下などはまだいい。だが、記事内に広告は絶対に入れたくなかった。


この事実を踏まえて、今の当ブログの状態を見てみよう。そう。記事内に大量の広告があるのである。


僕はひとつの記事の文章量が多いブロガーである。2000文字超えは日常茶飯事で、酷い場合は1万字を超えることもある。そんな中に3つも4つも広告広告広告。しかも文章の流れをあえて阻害するかのような悪質な箇所に貼ってあることさえある。


ちなみに最も文章量の多い記事においては、なんと7つもの広告が貼ってあった。もはや記事を読ませたいのか、広告収入を稼ぎたいのか分からない作りと化している。


この文章を読んでいる大半は、実際にブログを執筆している人だろうと思う。もちろんお金は大事だ。収入無くしてはモチベーションが上がらないのは、重々承知である。


だが考えてほしい。収入よりも記事の内容の方が、100倍も1000倍も大事なはずだ。


寝る間も惜しんで書いた文章。悩みに悩んで書いた文章。心が折れそうになりながら続けた文章……。それを蔑ろにしてまでの収入なら、僕はいらない。


対してGoogleは「じゃあ外せよ」といった偏った回答しか寄越さない。調べた結果、自動広告では必ず文中に広告が入り、しかもその個数は勝手に変動するのだそうだ。「文中に入れたくないなら自動広告やめろよ」と、要はそういうことである。


しかしながら、一度思い返してみてほしい。自動広告を推奨したのは、Google側ではなかったか?「より良い広告を貼れます」と、「あなたに沿った広告を自動で考えます」と。メリットを前面に押し出した営業トークでもって僕らを言いくるめた犯人こそ、Googleそのものではなかったか。


これではいわば詐欺に近い。僕らブロガーのニーズに合わせた最適な『自動広告』を、強く求める次第である。


僕がブログの広告を全廃止する日も、そう遠くないかもしれない。その際はまた報告したいと思っているが、出来ればそうはしたくない。双方が納得出来る折衷案を出してくれれば良いのだが。


……これで僕の伝えたいことは全てだ。読者貴君はこの件について、どう思うだろうか。公開した後に読み返したところ、この記事には3つの広告が貼られていた。これを多いと感じるか、少ないと感じるか。良ければ読者貴君の意見もお聞かせ願いたい。

 

さて、全体通して堅苦しい文章になってしまった為、最後は極力可愛い言葉でもって締め括りたいと思う。

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むぅーっ!怒っちゃうぞー!ぷんぷん!

意外と知られていない、ライブの間違った行動6選

こんばんは、キタガワです。


当ブログを定期的に読んでいる読者貴君はもうご承知のことと思うが、僕は相当な音楽好きである。


毎月何十枚ものCDをレンタルするのはまだいい。加えて新譜のCDを買い漁り、YouTubeでは若手ミュージシャンを逐一チェック。音楽雑誌は2つ定期講読し、友人に語る会話の大半は音楽である。……正直自分でもどうかしていると思っている。


そのため僕は今までの人生において、様々なライブを観てきた自負がある。『ライブに行きます』という自分勝手な理由で仕事を休み、各地のライブハウスやホールイベント、フェスに参戦してきた。


しかしながら、その中で『マナー違反』と呼ばれると思う場面を目にする機会が増えてきたのが気になった。


そこで今回は『ライブの間違った行動6選』と題し、意外と知られていないライブの禁止事項について、書き進めたいと思う。


それではどうぞ。

 

 

水撒き

今も昔もライブで最も悪質な行為のひとつとして挙げられるのが、この水撒きである。


特に激しいバンドのライブ映像などで散見されるため、ライブキッズの中では『観客側が盛り上げるためにするパフォーマンス』と思っている人も少なくないのだが、完全に間違っている。


水撒きがなぜ悪質なのかと言うと、バンドの機材面の問題である。


楽器やアンプ、スピーカーは、総じて水に弱い。ギターとベースは弦が錆びる原因となり、ドラムのスネア部分に至ってはペラペラの紙で作られているため、そこに水が溜まった状態でスティックをズドンと振り下ろすと、簡単に破れてしまう。


音響設備に関しては特に脆く、水を被ると一発アウトである。『コンセントに水をぶっかけたら感電する』という話は有名だが、それがさらに大規模になったイメージ。加えてライブで用いる音響設備は非常に高価なものがほとんどで、金銭的にも多大な損害が出る。


例えば雨天決行のフェスであれば、雨水にも対応できるよう、スピーカーを覆うように防水措置が取られるため、壊れることはない。


しかし通常のライブで、予期せぬ水が飛んできたらどうだろう。もちろん何の防止策も取っていないため、水は完全に直撃するのである。


更には『犯人が特定できない』というデメリットもある。水を撒いた後はそのペットボトルをどこかに放り投げれば、物的証拠は何もなくなるからだ。加えて激しいライブの状況下においては、どこで誰が何をしたのかすら、全く分からない。


そうなると注意も出来ないため、犯人は最悪「お!俺盛り上げたったで!」といい気になり、再度同じ事件を繰り返す可能性すらあるのだ。ちなみに最も悪質なのは、水ではなく清涼飲料水をぶち撒ける客。もしこういう客を見付けたら、即座にライブスタッフへ知らせよう。最悪の場合は損害賠償である。



場所取り

荷物を置いたり長期間居座ることで、アーティストが良く見える絶好のポジションをキープする行為である。


対バン形式のライブや夏フェスでありがちで、特に有名バンド(ワンオクやUVERworld等)の1組前のバンドあたりで、このような光景が見られる。某有名フェスにおいては、明らかに場所取りが多発するであろうアーティストは必ず朝イチに出演させるといった話も聞こえるほど。


この行為の問題点はふたつ。前バンドの士気が削がれることと、ファンの民意が問われることだ。


まずひとつ目の『士気が削がれる』点について。2018年度のサマソニにおいては、ワンオクの前に出演していたアーティストが地蔵状態の観客にぶち切れ、持ち時間の大半を残して去った事件が記憶に新しい。


話を紐解いて見ると、ライブ中にも関わらずスマホを弄ったり、大声で会話をしている人が多かったらしい。ライブを行っているアーティスト側からしたら、たまったものではない。


そんなファンを観た第三者はどう思うか。間違いなく「○○のファンってさあ……」というネガティブな感情を抱くはずである。「○○のファンって、場所取りして前のバンドの曲聴いてないらしいよ」。そんなイメージがついたら、もう終わりだ。アーティストは、ファンがいなければ成り立たない。だが大好きなアーティストを殺すのもまた、ファンなのだ。


ちなみに僕は場所取り容認派である。もちろん「場所取り中も最大限楽しむ」という前提ありきだが。それが出来るのならば、別に場所取りをしてもいいのではと思うのだ。これがきっかけで、新たな音楽との出会いにも繋がればいいなと。

 

モッシュ

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四つ打ちダンスロックバンドのライブで散見される行為。サークルやダイブ、リフトといった行為と共に、必ずセットで扱われるのがこの『モッシュ』である。


雑に説明するならば、集団が一斉にグチャっと密集することである。バンドのサビ部分で行われることが大半で、気分を高揚させるために行うとされている。ちなみに上の画像は『サークルモッシュ』と呼ばれるもので、ここから中心に向かって一斉にグチャっとなる。


モッシュ中の痴漢行為や肋骨を折る怪我が問題となり、昨今のフェスにおいては注意事項に必ず明記されているものの、基本的には黙認されている。むしろSiMやマキシマム ザ ホルモン、Hi-STANDARDといったハードロックバンドはあえて容認している場合もあり、「これがないとライブじゃねえ!」と感じるライブキッズも多数。


これについても僕は容認派である。というのも、このモッシュの大きな問題点は『怪我の危険がある』というものなので、「最低限のマナーを守りつつのモッシュならばOKでは?」という思いだ。


僕がこういった認識なのは、かつてマキシマム ザ ホルモンのライブに行ったことが大きいかもしれない。靴紐も結ぶ人がいれば、その周囲に輪を作り怪我をさせないようにし、モッシュの際に落とし物があれば大声で知らせる……。当時のホルモンのライブには、そんな光景があったのだ。


僕は思う。こんな『モッシュ』なら、ロックバンドの恒例行事として認めてもいいのではないかと(もちろん怪我させるのは絶対なしで)。

 

ダイブ

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他者の肩車の協力でもって、人の頭上を転がるようにして前方に進むこと。こちらも国内のフェスの大半が『禁止行為』と定めている。


モッシュよりダイブの方が何倍も悪質とされており、今でも各地の夏フェスにおいて、ダイブを敢行した観客がペナルティとしてリストバンドを切断(完全追放)されたり、会場から連行され入場待機列に戻された話も聞く。


実際この『ダイブ』という行為は一般人が思う以上にメジャー化しており、激しいバンドの中心~前方部分では当たり前のようにバンバン行われている。


この行為の問題点は怪我。人の上を進むため、必然的に足が下になる。すると人の顔や頭に直撃すること必至で、体格的に小さい女性は特に大きな被害を被りやすい。海外の事例では、当たり所が悪くその結果人が亡くなった例もあるほどだ。


ダイブについてはもうひとつ問題点がある。それは『正しいダイブ方法がどこにも載っていない』こと。通常ダイブは、足の位置や転がる体勢をしっかり考えた上で行えば、ほとんど怪我の危険性はないとされる。しかし各々が我流でダイブを行う現在のロックシーンにおいては、どうやっても怪我が多発してしまうのだ。


余談だが、僕自身もダイブに巻き込まれたことがある。とあるライブにおいて体重が50キロを切る僕に対し、100キロ近い巨漢の男が肩をポンポン(今から乗りますよ、の合図)された。興奮するのは分かるが、しっかり体型を確認してほしい。もちろん結果は大失敗で、ライブハウスの床に顔面をしこたま打ち付けた次第である。


そのライブでは終演後、某バンドが「おー!怪我人おらへんなあ。最高や!これからもダイブしよな!」と笑っていたが、僕は血まみれになった口を押さえながら、「おい馬鹿、ここにおるぞ怪我人」と思った。


……ダイブは間違いなく危険である。やる人は完全自己責任で。

 

撮影・録音

「そりゃダメだろ!」と思った人は多いだろうが、それは国内フェスの話。実は海外では『撮影・録音OK』とされており、全面的に禁止しているのは様々な国の中で日本くらいである。


ライブハウスでは『アーティストの顔は撮るな』という明確な区別がされている。逆に言えば演奏が始まる前のステージ風景や、ライブ終了後の撮影は黙認されている場合がほとんど。


逆に、夏フェスではステージを撮影すること自体を禁止していることが多い。しかも夏フェスは監視員がそこらで目を光らせているため、肩を叩かれるや否や「今この場で、さっき撮ったの消してください」と言われることがある。その注意を無視して撮影を続けたり、写真を消さなかった場合は最悪退場処分とのこと。


ちなみに『SUMMER SONIC』と『FUJI ROCK FESTIVAL』に関しては、撮影は黙認される傾向にある。おそらく出演者も観客も、海外国籍の人が多いことの配慮なのだろう。実際参加すると、本当に全員が写真を撮っているのだから驚きである。


YouTubeで『FUJI ROCK』や『SUMMER SONIC』と検索すると、大量のアーティスト動画が出てくる理由はそれである。僕は実際に参加した身だが、最前列でパシャパシャ撮っている人の真正面に係員がいても、一切注意しないのだから笑ってしまう。


撮影、録画は『国内はNG』。『サマソニとフジロックはグレー』。『海外はOK』。このルールを押さえておこう。

 

出待ち

これに関してはライブ終了後の話で、ライブの出待ち。いわゆる会場から出てくるアーティストを待ち伏せてサインや握手をねだる手法である。


これに関しては、ライブハウス界隈の大きなトラブルの元として挙げられている。というのも、ライブハウスは『○時まではにぎやかにしてもいいよ』という取り決めの元で経営している場所なのである。


出演しているバンドが持ち時間をピッタリ守るのはこのため。たまにアンコール後にファンが「もっと曲やって!」とダブルアンコールを要求するも、それを拒否して強制終了することがあるが、これはライブハウスの都合を考えての行為なのだ。


そんな中で出待ちをされるとどうなるか。もちろん大迷惑である。遠目でしか見えなかったアーティストが目の前にいる!しかも喋ってる!サイン貰った!キャーキャーワイワイキャーキャーワイワイ。ファンは喜びに満ち溢れているだろうが、ライブハウスの店長は内心ぶちギレているはずである。


ライブハウスの印象というのは、世間体にはまだまだ低い。夜まで爆音を鳴らし、マナーの問題やゴミの不法投棄と、いろいろと風当たりが強いはずだ。そんな中、取り決めを破ってワーワーされたら、居心地が悪くなるのは明白だ。


実際問題、ライブハウスが廃業に追い込まれる理由の大きな部分はこの『客のマナー』なわけで。これを守らないことは結果的に、ライブキッズたちの居場所を自分から破壊しているのと同義なのだ。


なので出待ち、やめましょう。時間的なことで言うならば、真っ昼間に開催されるサーキットイベントだと安全圏なので、どうしても出待ちをしたければそのときくらいか。

 

さて、いかがだっただろうか。ライブの間違った行動の数々。


文章中でも述べているが、僕は全てに対して反対ではない。むしろモッシュなどはロックの高揚感を爆発させる最適な手段だと思っているし、むしろ「やっても良いんじゃない?」とも感じてしまうというのが本心だ。


しかしながら、今の日本社会は『何かが起きたら終わり』なのだ。バカッターが出たら『おでんを盗み食いするのは禁止とする』という文言を規約に加える必要があるし、パワハラが公表されたら辞めるしかない。異物が混入していたら全商品を撤去する……。そんな意味不明な行為を行わない人が大多数なのは良く分かっている。しかし悲しいかな、今の世の中はこうなのだ。


もしダイブで死人が出たら?もし米津玄師の動画を撮影して、彼のライブの様子がネットに出回ったら?もし水撒きで、100万円の機材が使えなくなったら?そんな様々な『最悪の可能性』を予防する方法が、今回の禁止項目なのである。


コンビニの年齢確認ボタンと同じだ。もし未成年がタバコを買ったとして、従業員が「私、この画面タッチしてって言いましたよ」となれば、そのコンビニに非はなくなる。


……繰り返すが、『僕らは責任を負わないよ』とする手段が今回紹介したルールなのだ。よって「最低限の安全を守れれば良いんじゃない?」というのが僕の意見である。ただし、何か起きたら全部自己責任。これだけは忘れないでほしい。


ルールを考えて、最高の音楽ライフを。

NOTバカッター。コンビニや飲食店で演奏するバンドのPV6選

こんばんは、キタガワです。


昨今『バカッター』の存在が大きな話題を呼んでいる。コンビニの商品を粗末に扱ったり、禁止区域に侵入したり……。そんな悪趣味な行動の数々は今や社会問題となり、連日ニュースで報道されるほどになった。


僕自身も上記の行動が取り沙汰されるたび「バカじゃなかろうか?」と思うし、擁護する気にもならないというのが本音である。


しかし、僕はあることに気付いてしまったのだ。「バンドのPVでもこういうの観たことあるぞ」と……。


さて。そんなわけで、今回のPV紹介の題材はズバリ『店で演奏するPV』である。コンビニや飲食店、コインランドリーや漫画喫茶に至るまで。街の様々な店の中で演奏するPVを集めてみた。


これらは『PV撮影』という免罪符なしに撮影すれば、大炎上必至の映像となっている。しつこいようだが、これらはバンドのPVである。断じてバカッターなどではないということだけご理解いただいて、書き進めていきたい。

 

 

ピント/スネオヘアー

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2003年に発売されたアルバム『a watercolor』のリード曲。スネオヘアー屈指のライブアンセムとしても知られている。


冒頭ではコンビニでスネオヘアーが、次々と客を捌く様が描かれている。しかし時間が経つにつれてレジが込み出してしまい、ワンオペ状態のスネオヘアーはストレスを抱えていく。


そしてついに大爆発。客の商品を貪り尽くし、クビ覚悟の傍若無人な振る舞いへ変貌。仕舞いにはゲリラライブを敢行し、騒ぎを聞き付けた客によりコンビニはライブハウス状態となってしまう……。


もしも今公開されたら、いろいろな意味で炎上必至のPVである。公開されたのが15年前で良かった。


この楽曲においては、無機質に鳴り響くベースラインが最大の特徴。決して主張は激しくないが、楽曲全体を引っ張る重要な役割を果たしている。ベーシスト垂涎ものの楽曲と言える。


YouTube上のPVが消えてしまっていたため、今回のみニコニコ動画のURLを貼り付ける。観る際はこちらからどうぞ。


http://nico.ms/sm32542968?ref=share_others_spweb

 

釣った魚にエサやれ/MOSHIMO

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3月発売のニューアルバムのリード曲から。今までのイメージを破壊するべく、初のハードロックに挑戦した今作だが、それに伴ってPVの内容も過激なものとなった。


ファミレスでの彼氏の言動がきっかけで、激昂する岩渕(Vo.Gt)。土足で机に上るや否や、怒りに満ちたバンド演奏がスタートしてしまう。いきなりぶちギレられ、目の前で「釣った魚にエサやれ!」と意味不明な歌を歌われた彼氏はこう思ったはずだ。「とんでもねえやつと付き合ってしまった」と。


「最近シフト増やされてんだよ。いつもバイトばかり」と語る彼氏に対し、「3回まわってワンと鳴け!」と憤る岩渕、どう考えてもヤバい。


ちなみにこの楽曲はMOSHIMO初のハードロック曲であることに加え、これまた初の試みとしてメンバー全員がボーカルを務めている。ファンも驚くMOSHIMOの新境地を見よ。

 


MOSHIMO「釣った魚にエサやれ」MV

 

 

ないものねだり/KANA-BOON

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中華料理屋でギターリフを無表情でこなすバイト。まずこの時点で、間違いなくクビである。


この映像の後もよく見ると誕生日ケーキにジョウロで水をぶっかける、公園でタバコを吸う、タバコの吸殻を地面にばら撒く、公衆の場で突如バンド演奏をするなど、いろいろと炎上しそうな行動ばかり。


なお、後に公開された『1.2. step to you』のPVと今回の『ないものねだり』のPVは地続きになっている。このPVを見終わったら『1.2. step to you』を観てほしいと思う。ちなみに『1.2.~』でも、中華料理屋のテーブル付近でルームランナーに汗を流す、鮪(Vo.Gt)の姿を見ることができる。これも炎上案件。


余談だが、何度見ても当時の鮪(Vo.Gt)の髪が長すぎて笑ってしまう。ワックスで立たせた今の髪型の方が100倍良い。KANA-BOONは今でこそ若手ロックバンドの代表格だが、当時の彼らはまだ売れていなかった。このPVは彼らの闇の時代を垣間見ることができる、貴重な作品。

 


KANA-BOON / ないものねだり

 

 

踊れ引きこもり/忘れらんねえよ

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『踊れ引きこもり』というタイトルからも分かる通り、鬱屈した生活を送っている所謂『陰キャ』へのメッセージソングとなっている。


映画『カメラを止めるな!』へのリスペクトを込めたPVであり、最初から最後までワンカメラかつ一発撮りで進行していく。特にコンビニシーンにおいては、著作権をガン無視したアニメキャラ描写、雑誌をビリビリに破く従業員など、突っ込みどころ満載で休む暇がない。


よく見るとお湯を入れたカップ麺がちょうど3分後に出来上がっていたり、友人であるロックバンドが多く出演していたりと無駄に凝っている。某ライブに参加した際、このPVの撮影秘話として「めちゃくちゃ時間がかかった」と述べていたが、その発言も頷ける出来だ。


楽曲に関しては、童貞は風俗で捨てて何十年も彼女がおらず、女性と話すことすら満足にできないと語る柴田らしい歌詞に心打たれる。彼は結成当初から一貫して、社会的弱者への応援歌を歌い続けている。気になった方は他のPVもぜひ。そしてライブへGO。

 


忘れらんねえよ - 踊れ引きこもり【Music Video】

 

 

テレキャスター・ストライプ/ポルカドットスティングレイ

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今やチケットは軒並みソールドアウト、7月には武道館公演も決定したポルカだが、ポルカが有名になったきっかけは間違いなくこのPVである。


性急なギターが暴れ回る四つ打ちロックサウンド。まるでロックバンドの教科書の如きサウンドは、聴いているだけで踊り出したくなる魅力に溢れている。


さて、PVの話に移ろう。このPVでは特に、ポルカのフロントウーマンである雫(Vo.Gt)に焦点が当てられている。バニーガールに扮したり髪型を変えたりと様々な格好にスイッチする雫は、とても美しく、格好いい。


だからこそ、冒頭のコインランドリーのくだりが一層面白く感じてしまうのだ。格好いい。格好いいのだけれど、なぜコインランドリーなのか……。中盤ではランドリーの中に頭を突っ込むという、「誰かに写真撮られたら絶対炎上する」シナリオとなっている。格好よさと謎加減のギャップが素晴らしい。


最後に少し宣伝紛いなことをさせてもらうと、この楽曲と、別のライブ定番曲、そして完成度の極めて高い楽曲たちを詰め込んだCD『骨抜きe.p.』は、タワーレコードにて約1000円という超低価格で発売中である。

 


ポルカドットスティングレイ「テレキャスター・ストライプ」MV

 

 

あいどんわなだい/銀杏BOYZ

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銀杏BOYZの代表曲。今ではバンドの絶対的フロントマンである峯田は俳優として名を馳せており、「峯田和伸って朝ドラの人でしょ?」としか思っていない人も多いはず。そんな人はこのPVを見てぶったまげてほしい。ライブキッズにおける峯田像は決して『俳優』ではない。日本最強の『ヤバいボーカリスト』である。


銀杏BOYZのPVは長尺であることで知られているが、例に漏れずこのPVも長尺。とある青年(ドラムの村井)が、漫画喫茶という名の異次元空間にトリップする様が描かれる。


その内容もアホの極みで、勃起したりディープキスしたりとやりたい放題。まるで男性の内なるリビドーを解放したかのようなPV。ずっと観ていると確実に気が狂う。


ちなみに、このPV内では『あいどんわなだい』というタイトルだが、アルバムリリース時には形を変え、正式名称を『I DON'T WANNA DIE FOREVER』としている。サウンドもシンセサイザーと打ち込み、ノイズを多用したサイケデリック・サウンドと化しており、もはや全く別物である。

 


銀杏BOYZ - あいどんわなだい(PV)

 

 

さて、いかがだっただろうか。


世界各国にPVは数えきれないほどある。しかし実際の店で撮影をし、更にはバカッター紛いの行動を取るPVなどほとんどない。


今回紹介したPVは、安全面の配慮や各所への了承を得て撮影されたものだ。そのためバカッターではないにしろ、一歩間違えば『バカッター』のレッテルを貼られかねないPVであることもまた、否定できない。


だがひとつのエンターテインメントとして観れば、これほど面白いPVもないと思うのだ。100個PVがあったとして、その中の1つくらいはこういった特異なPVもあって良いのではないだろうか。


今回紹介したPVを観たあなたたちが、まだ見ぬアーティストと出会うきっかけとなったならば幸いである。


それでは。

再結成したNUMBER GIRLは、当時どれだけ衝撃的だったのか

こんばんは、キタガワです。

 

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ナンバーガール再結成の一報を受けたとき、何かの冗談だろうと頑として信じなかった。


向井秀徳のもうひとつのバンド『ZAZEN BOYS』は現在ニューアルバムの製作に取り掛かり、全国ツアーも決定している。更には他のメンバーの活動も本格化している中、いきなり17年の沈黙を破って再結成するわけがないだろうと。


だが、結果としてナンバーガールは再結成した。本当に再結成したのである。正直、こんな日が来るとは思ってもみなかった。


さて、今回はそんなナンバーガールの再結成を記念する記事である。彼らのデビューから解散までの間、その存在自体がどれだけ衝撃的だったのか、また、日本のロックシーンにどのような影響を与えたのかを、ふたつの点から読み取っていこうと思う。

 


どこにもなかったオルタナ・サウンド

ナンバーガール(以下ナンバガ)を語る際に決まって取り上げられるのが、その独特のサウンドである。


ナンバガの楽曲は、ギターのイメージが何よりも強い。中でも特徴的なのはギターの音色で、キンキンと鳴り響く鋭利な金属音を孕んでいる。これは通常「全体のイメージを著しく損なう」として、現在のロックバンドではまずやらない奏法なのだが、ナンバガはこの奏法を取り入れた。


その結果生まれるのは、圧倒的な音圧。特にロックバンドのライブをよく観る人ならご理解いただけるだろう。音楽を聴く上で「音がデカい」というのは、至極単純ながら、ある意味絶対的な魅力なのだ。


ロック好きな人間の中には『音楽を聴くと勝手に体が動いてしまう』という人がたまにいるが、ナンバガのサウンドはそんなライブキッズたちの内に秘めたロックスピリッツを、無条件で表に引きずり出す麻薬的な何かがあった。


今でもギターリフが印象的なバンドや、Aメロからサビまで同じコード進行をプレイするバンドが多いが、その先駆けは間違いなくナンバガである。


こう語ると「それはおかしい!普通、歌で大事なのはボーカルでしょ!」と反論する人もいると思う。その気持ちは大いに分かる。しかし残念なことに、ナンバガのCDでは向井のボーカルはほとんど聴こえないのだ。他の音があまりにもデカすぎて。


だからこそ今回提唱した『ナンバガはサウンドが第一説』はどうしても立証されてしまうのだ。僕自身カラオケでナンバガを歌う際、歌詞はほとんど歌えないにも関わらず、ギターリフはなぜか口ずさめてしまうのだから不思議だ。


↓ライブ会場でナンバガを聴いたら最後、こうなることは必然である。

 


Number Girl - OMOIDE IN MY HEAD (Live from FUJI ROCK FESTIVAL 2001)

 

向井秀徳の歌詞

おそらくはナンバガのファンの方々は、ほぼ決まって向井秀徳信者であると予想する。なぜなら『向井秀徳』という人間は頭が狂っているから(褒め言葉)。

ヤバいさらにヤバい バリヤバ
笑うさらに笑う あきらめて
(ZEGEN VS UNDERCOVER)


メルカトル図法によって 書かれた地図を見ながら
俺は3号線を 狂う目から可笑しいへ向かって北上
土曜に北上 していたことがある
(URBAN GUITAR SAYONARA)


その公園の シーソーでオレは
「ワニ殺し」という 新種の遊びを開発した
(YARUSE NAKIO の BEAT)


この歌詞を見て、あなたは何を思うだろうか。何というか、分かりにくいという以前に『意味が分からない』レベルである。


しかも時には耳馴染み良い歌声で、時にはラップ調。時にはシャウトしながらと、その都度変則的に畳み掛けてくるものだから余計に難解。


これこそが向井の神髄であり、卓越したワードセンスが織り成す謎の世界観は、聴く者の思考を遥か遠くにトリップさせていく。更にはそこにギターの爆音も乗っかり、気付けばナンバガにしか成し得ない唯一無二のサウンドが出来上がっている、という具合だ。

 


Number Girl - Num-Ami-Dabutz

 

 

……以上ふたつの理由でもって、ナンバガはロックシーンの代表として君臨したと推測する。


星野源、ASIAN KUNG-FU GENERATION、ストレイテナー、秋山黄色……。日本ロックシーンを代表するバンドや若手ミュージシャンまで、ナンバガに影響を受けた人物は数えきれない。ナンバガがいなければ、おそらく今の音楽シーンはまた違ったものになっていただろう。


RISING SUN ROCK FESTIVALへの出演も決まったナンバガ。観客を前にしての演奏は、実に17年ぶりである。毎年ソールドアウト必至のフェスではあるが、特にこの日は歴史的な日になるのは間違いない。


OMOIDE IN MY HEADの時代は終わった。ナンバガが活動再開した今、思い出は新たに紡がれる。ライジングサンにて、ナンバガはどんな景色を見せてくれるのだろうか。ライブまであと数ヵ月。各種アルバムを磨り切れるまで聴きつつ、その時を待ちたいと思う。

チャイルディッシュ・ガンビーノの『This Is America』は、なぜグラミー賞ダブル受賞を成し遂げたのか?

こんばんは、キタガワです。

 

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先日、第61回グラミー賞の授賞式が開催された。その結果、アメリカ出身のラッパー兼俳優であるChildish Gambino(チャイルディッシュ・ガンビーノ)の楽曲『This Is America』が、最優秀レコード賞と楽曲賞のダブル受賞を果たした。


だがグラミー賞の歴史を紐解いてみると、今回の受賞がいかに衝撃的な事件であったのかが分かる。


まずここ数年のグラミー賞は、ふたつの問題で燃え上がっていた。そのうちのひとつが、ヒップホップは不利であるという噂である。


グラミー賞は長年、ヒップホップを主要部門に選ばない傾向が強かった。いかに販売実績を積んだ楽曲であっても、その大半は受賞できないという結果に終わっていた。中でも最優秀レコード賞と楽曲賞においては、今までラッパーが受賞したことは一度もなかったという。


そう。ヒップホップはとりわけ、他の音楽ジャンルと比べて日の当たらない存在だったのである。


そしてもうひとつの問題が、人種差別だ。中でも黒人ラッパーであるケンドリック・ラマーがグラミー賞にて不遇な扱いを受けた事件は、記憶に新しいだろう。


アメリカの社会問題を全面に押し出し、国民に対して強いメッセージ性を孕んだアルバム『To Pimp A Butterfly』と『D.N.A.』は、世界各国で大ブレイクを果たしたにも関わらず、主要部門の受賞は叶わなかった。この結果を受け、巷では「主要部門は黒人ラッパーは意図的に受賞させないようにしているのでは?」という疑念が噴出し、大荒れとなった。


……そんなふたつの点において、火の手が収まらない中開催された今回のグラミー賞授賞式。もちろん当初は受賞を有力視されていたチャイルディッシュ・ガンビーノに対して「主要部門の受賞は難しいだろう」というネガティブな意見が多く、期待値はさほど高くなかった。


しかし結論から言えば、ガンビーノは見事最優秀レコード賞と、楽曲賞のふたつの賞を受賞したのである。これは一体なぜなのか考えてみる。


有力視されている理由のひとつに、ラマー以上に過激かつ直接的な社会風刺がある。

〈This is America Don't catch you slippin' up〉
(これがアメリカだ 過ちを犯しても捕まらない)

〈Yeah, this is America 〉
(これがアメリカだ)

〈Guns in my area〉
(俺の住む地区では銃が横行している)

〈Get your money, Black man (Get your Black man) Black man〉
(自分の金を守るのさ。買われてしまうんだ、黒人だから)


この楽曲で歌われるのは、ニュース番組では決して報じない、圧倒的なリアルである。


拳銃、理不尽な事件、人種差別……。現在アメリカで蔓延っている様々な問題を、ガンビーノは矢継ぎ早に放たれるリリックでもって、白日の下に晒していった。


加えて、この楽曲の知名度を爆発的に高めたPVについても記しておきたい。

 


Childish Gambino - This Is America (Official Music Video)


PV内では、目を逸らしたくなるほどの直接的表現が多く見受けられる。

 

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冒頭、椅子に縛り付けられた無抵抗の人間に対し、背後から躊躇なく頭を撃ち抜くシーンがある。これはおそらく、2016年にミネソタ州で発生した、とある射殺事件が元になっているのではと推測する。この事件の被害者は黒人。

 

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合唱団が虐殺されるこのシーンについても触れておきたい。こちらは2015年、サウスカロライナ州で発生し9人が殺害された教会銃乱射事件をモチーフにしている。なお、このふたつの事件は『相手が黒人だから』という理不尽な動機でもって行われたという。


このどちらのシーンも痛ましい事件だ。にも関わらず犯人であるガンビーノは、今しがた人を殺めたことなど意に返さずに明るく振る舞う。


そしてガンビーノは声高らかに歌うのだ。「これがアメリカだ」と。拳銃、理不尽な事件、黒人かくあるべし……。このPVには今のアメリカの情勢が、ありありと映し出されている。アメリカ社会はこんなにも狂っているのだという、力強い社会風刺。


YouTube上ではPVが公開されるや否や、瞬く間に再生数が伸び、現在の総再生数は4億回を突破している。ここまで強いメッセージを見せ付けられ、世論も支持しているとなれば、審査員たちも黙ってはいられまい。

 

以上ふたつの理由でもって、今回の受賞と相成ったのではなかろうか。


結果としてチャイルディッシュ・ガンビーノは、最優秀レコード賞と楽曲賞のダブル受賞という偉業を成し遂げた。前述したように昨今のグラミー賞は、何かと槍玉に上げられる存在だったのだが、今回の彼の受賞は、今後のグラミー賞の在り方を問う試金石となったのではなかろうか。


個人的な推測だが、今年の海外音楽シーンはヒップホップが代表的なトレンドになると思っている。おそらく来年度のグラミー賞は、今年と全く違う顔ぶれになることだろう。今後の海外音楽シーンにも、目が離せない。

【お知らせ】コメントを全承認制にしました

こんばんは、キタガワです。


先日、はてなブログ内におけるコメントを全承認制にしました。今回はその報告記事になります。


突然ですが、『ブロガーにとって最も嬉しいもの』とは何だと思いますか?


閲覧数が増えること、いいねが貰えること、ブックマークされること、はてなスターをバンバン付けられること……。人それぞれ異なるとは思いますが、ブログを続ける活力になり得るものは、ブロガーたるもの何かしら存在しているはずです。


その中で、ブロガー界隈で最も嬉しいとされるものがあります。それこそが今回取り上げる『コメント』。


コメントとは、該当するブログに対してのいち個人の意見のこと。共に切磋琢磨するブロガーのみならず、閲覧した読者の誰もが投稿できるシステムを取っているため、気軽に記事に対しての称賛の声を直接管理人に届けることができるのです。


管理人も喜びの声を聞けてハッピー。読み手も自分の思いを伝えられてハッピー。まさにWin-Winの関係と言っていいでしょう。


ではなぜそんな素晴らしいコメントを、僕が承認制にするに至ったのか。理由は『アンチコメント』です。


アンチコメント……いわゆるネガティブな意見のことですが、ブログを開設して1年弱で、このような否定的な意見を頂くことが多くなりました。


当ブログは良くも悪くも、自分の思ったことや発信したい事柄を赤裸々に吐き出すものです。現実世界でなかなか需要されないカテゴリーの話や、少数派の意見を大っぴらに文字に起こしています。


そんな当ブログにおいて、否定的な意見は僕の精神を削るのももちろんのこと、ブログ事態のイメージダウンにも繋がりかねません。もちろん「僕自身の文章に問題があった」等の理由なら受け入れますが、大半は自分の価値観を押し付けて屈服させるような発言ばかりなので。


今の時代、他人の影響力というのは計り知れない力を持っています。それは良い影響を与えることもありますが、悪い影響を与えることの方が遥かに大きいとも。


例えばamazonレビュー。もし欲しいゲームのレビューが低く設定されていたならば、あなたは「欲しい」と感じるでしょうか。例えばyoutubeの音楽PV。100人中80人が、批判的なコメントと低評価を付けていたら、あなたは聴きたいと思うでしょうか。


答えはNOです。


人間、心の底では「良いものであってほしい」と願いつつも、悪い評価を一度でも見た瞬間、悪いイメージがチラついてしまうことは往々にしてあります。


逆に言えば、100人の中に悪意ある人が5人おり、5人が結託してアンチ評価を付ければ、その全体評価は低くなるのです。実際どれだけ良いものであったとしても。


凄く変な例えですが、人の家に土足で入り込んで踏み荒らし、その犯人が「見てこの家!汚いよ!」と吹聴して回ったならば、世間一般の人々は「確かに汚いな」と思うでしょう。実はその背後に、毎日ピカピカに磨いている人がいたとしても。


繰り返しになりますが、コメントを全承認制にした理由は、僕の精神状態がおかしくなるのを防ぐため。もうひとつは、悪いイメージを付けられないようにするためです。精神を磨り減らした結果、ライフワークのブログに支障が出るのは本末転倒。アンチコメントが表示されるのも悪影響……。


そのため、今後は全てのコメントに対し、僕自身が承認しなければブログ内に表示させない形式を取ります。


簡単にまとめると……

[今まで]
・コメントは直接管理人(キタガワ)の元へ届く
・コメントは記事中に表示され、誰もが閲覧、返信できる


[今後]
・コメントは直接管理人(キタガワ)の元へ届く
コメントは原則記事中に表示されない
・管理人が承認したもののみ、記事中に表示される


こうなります。


酷く自己中心的な理由ですが、ご理解いただけると幸いです。


長々と失礼致しました。それでは。