キタガワのブログ

島根県在住。音楽ライター。執筆依頼は適当な記事へのコメントでお寄せください。

4月のブログの裏話

こんばんは、キタガワです。


皆さんお久しぶりです。もう冒頭の「こんばんは、キタガワです」を書くのも忘れてしまうくらい、今月は長い休みをいただきました。


先月の裏話でも明言していた通り、今月は記事の更新数をぐんと減らしました。具体的には先月、先々月の4分の1ですね。なので今月の総更新数は5です。


さて、恒例の裏話に移る前にまずは「今月はなぜ記事をこれほど書かなかったのか」という部分について書こうと思います。いつもはこの裏話だけで8000字くらい書いてるんですけど、今回は裏話をするそもそもの記事数が少ない分、ちょっと語らせてください。


はっきり書いてしまいますが、一番の理由は「ブログ運営にストレスを抱えていたから」ですね。


今までも『100記事更新』や『200記事更新』、そして今月の『底辺ブロガー』といった記事で全部暴露してるので詳しくはそっちを見ていただきたいんですが、ここ数ヵ月はブログが原因でとてつもなく病んでました。


ブログって良くも悪くも個人競技なんですよ。何もない白紙の状態から、全部自分で決めてやらないといけない。逆に言えばいつ辞めても自由ですし、ガンガン練習してもいいんです。


付け加えると、そういった努力的行為には何かしらの評価が付いて然るべきだと思うんです。特定のファンがついたり、寄稿の依頼を貰ったり、読者数が増えたり。


なので自分の中では「今は駄目でも続ければ芽が出るはず!」と無理矢理自分を奮い立たせながら、この数ヵ月間やってきたつもりです。文字量を増やして記事を厚くして、毎日更新して。休日には何時間もカフェで入り浸って書いて、バイト中もブログネタを探しながらメモ取ったり。


……でも僕はこの1年半で、所謂『評価』と呼ばれるものを一切受けませんでした。読者もいないし、ファンもいないし。というかそもそも読まれてないし。そんな状態ながらも「頑張るぞ!頑張るぞ!」と自分に言い聞かせてやってきました。


そしてある日、電池が切れました。もう全く先が見えなくなったんですよね。「意味ないんじゃないか」っていう。それこそクソみたいな文章で高評価貰ってる人とか見てると余計にそう思うようになりました。


そうなってくると、文章もまともに書けなくなってきまして。しかも『自分の本気度が下がってる→文章がつまらなくなってる』っていうのは自分が誰よりも気付いてるわけで、それが一番辛かったですね。書いた記事見直しても全然面白くないし、頑張ろうとしても「これ公開する価値ねえな」みたいな文章しか書けないわけですよ。もう駄目だなと。


なので一度ブログからは完全に距離を置く必要があったんですよね。令和になってもブログは続けたい。自分の意見をもっと発信したい。……そのために今出来ることは休むことしかないなと思いました。


二つ目の理由は『文章を音楽に全振りしたかった』です。……というかこれが大きな理由かもしれません。


先月、僕は某音楽サイトで優秀賞をいただきました。それは僕が新卒で会社を辞めてから、文章をひたすら書き続けてきたことのひとつのゴールだったんです。それこそこのブログも、元々は編集者に僕の文章をアピールするための手段のひとつにしか過ぎなかったわけで、僕のやりたいことは当初から一貫して『ブログで有名になる』ではなくて『音楽の文章で評価されること』でした。


あの受賞をきっかけに、僕の中で火が点いて。もっと音楽の文章と向き合う時間を取りたいと思うようになりました。


でも必然的に僕は活動上『ブログ』と『音楽の文章』の二足のわらじを履く必要がありました。ブログに力を注げば音楽の文章がおろそかになり、逆に音楽の文章に時間をかければブログが書けなくなる。そこで選んだのは『ブログを一旦辞めて、その時間を全部音楽の文章に充てる』という選択でした。


なので実際、ブログは休んでましたが音楽の文章はずーっと書き続けてたんですよ。具体的には今までは2日で書いてたものを1週間かけたりして、ひたすら質を高めてました。


結果的に書いた音楽記事は3つ。『wowakaさん訃報の記事』と『ビリーアイリッシュ全曲解説』です。あと実はもうひとつ書いたんですが、これは諸事情によりまだ言えません。来月か再来月には公表できればと思ってますが。……とにかくこの3つの記事にはかなりの時間を注ぎ込みました。


で、音楽の文章を書いてて思いましたね。「やっぱり僕は音楽が好きなんだなあ」と。ブログで成功することの数百倍は、音楽の文章書いて成功した方が幸せだろうなと思いました。


話は脱線しますが、最近いろんな人と音楽について語ることが多くなってきまして、そのときに毎回「キタガワって音楽馬鹿だよな」って言われるんですよ。多分人と話してて音楽の話題を出さないことは一回もないし、音楽の話なら何時間でも話せる。


極端な話「○○っていうバンドはどんな特徴があるの?」とか「○○のオススメポイントは?オススメの曲は?」って言われたとき、ほとんどのアーティストについては説明できる自信があるんです。


でもそれは同時に、他の人にとっては異常だなとも思うんです。前に僕が「週に10枚はアルバム借りるよ。月に5枚は新譜を買うよ」っていう話をしたとき、「ありえない!別に違法DLとかYouTubeで良くないすか?金の無駄ですよ」と言われたことがあって。一瞬「いやCDはPCに取り込むのが当たり前だろ!」と思ったんですけど、よくよく考えたら理にかなってるのはその人の方で、そりゃ音楽なんて飽和してるから流行りの曲やカラオケで歌える曲だけチェックしてれば、何の問題もないんです。


加えてそれは逆に言えば、僕はそれだけ音楽が好きってことでもあるなと。たまにライブに行って毎日音楽聴ければ全財産なくなってもいいし、飲み会行ったり彼女つくったりしなくても、音楽があってそれについて文章を書ければ幸せなんですよね。


……そんなことをいろいろ考えながら、今月は生活してました。


さて、話も長くなったので今月の裏話に進もうと思います。

 

 

映画『グリーン・ブック』

今年の海外アカデミー賞。かの『ボヘミアン・ラプソディー』を抑え、まさかの最優秀賞受賞作として選ばれた作品。


めちゃくちゃ面白かったです。基本的にはシリアスというか、心に訴えかけるメッセージ性を強く発する作品なんですが、そんな中に少しのユーモアとジョークを入れてて。もうぶったまげました。


言い方は悪いんですが、今の海外シーン(特にアメリカ)は黒人問題が大きなトレンドになってて。ブログでも前書いたんですけど、グラミー賞を受賞したチャイルディッシュ・ガンビーノが『This Is America』で「金を稼がないと。なぜなら黒人だから。これが今のアメリカだ」みたいな歌詞を書いて評価されたのもそうで。トランプが大統領になった辺りから、黒人が声をあげてアピールする機会がかなり増えた気がします。


そんな中でのグリーン・ブックです。この映画は『黒人をめちゃくちゃ嫌いな白人』と『世界的ミュージシャンの黒人演奏者』のふたりの旅を描く物語で、モロに黒人差別問題を描いてるんです。だから僕ら日本人からすると「こんなに差別されるのかよ」と驚く場面も多かったですね。


社会的メッセージとユーモアがガツンと入った名作でした。個人的には『ボヘミアン・ラプソディー』よりも好きかもしれないです。

 

ストロングゼロ6%

みんな大好きストロングゼロ。いわゆる『酔える酒』として有名ではあるんですが、あれ一回飲んだら分かるんですけど、めっちゃ不味いんですよね。アルコール感が強すぎるというか。


なので今回の6%のストロングゼロを見た瞬間に「記事にしなければ!」と思った部分はありますね。


あとはもうひとつ書こうと思った理由があって。以前『レモンサワーの素がウマい!』みたいな記事を書いたことがあるんですが、それが最近になってけっこう読まれてることがわかったんですよね。


あの記事自体はかなりふざけて書いてて、ブログ当初のキレッキレな文章表現が炸裂してた記事だったんです。なので『ストロングゼロ~』の記事は僕なりの「今、前みたいな文章書いたらどうなるかな」という実験的な部分もありました。


なので書き方や写真の構図、ボケ方に至るまで、そのバズった記事とほぼ同じように書いたつもりです。ここ数ヵ月は真面目に書いてたのをぶっ壊すつもりで笑い要素多めで書きました。


でもやっぱり違うんですよね。もうあんな感じの文章は書けねえなと思いました。当時は音楽の文章を音楽雑誌に投稿することも考えてなかった時期だったのでキレッキレなこと書けたんですけど、前述したように今の僕のモードは『音楽』なので、結果的には全然面白くない記事になりましたね。

 

wowakaさん訃報について

今でも信じられないです。本編で書いたことが全てではあるんですが、本編で書いてない話を少し。


僕はボカロP時代のwowakaさんについては、ほとんど知らないんです。有名な曲くらいしか。なので僕が本気でファンになったのはロックバンドのヒトリエからなんです。


本編でもチラッと書いてますが、ライブ後には何度かお話させてもらったこともあって。基本的にずっと笑ってた人なんですけど、毎回「ありがとー」と「また来てね」って言葉は絶対に言ってて。それが印象に残ってます。確か最後に会ったときも「また来てねー!」って言われた気がします。


なのでいつかはまたライブに行こうと思ってたんですが、叶わなくなってしまいました。


wowakaさんがいなかったら、間違いなく今の音楽シーンはないわけで。ヨルシカや米津玄師、バルーンや神山羊、いろんなアーティストが影響を受けたに違いないし、物凄い功労者だと思うんです。


本当に悲しかったのでなかなか筆が進まなくて、この文章に関してはかなりの時間をかけて書きました。ご冥福をお祈りします。

 

底辺ブロガーの引退

この辺りまで文章が書けない状態が続いてたんですが、ここに来て初めて一気に書き上げた記事です。「ネタを探して書く」っていうやり方よりは「思ってることを書く」の方がやりやすいなって部分もあったので、ネガティブにはなるだろうなと思いながらも書くことにしました。


内容が内容なので詳しくは書きませんが、このタイミングで記事を公開できたのは良かったと思ってます。それこそこのくらいの時期から「こんばんは、キタガワです」の一言を完全に忘れたりしてたのもあり、僕にとってブログに対しての、ある種のリハビリみたいな感覚でした。


内容はもちろんどす黒いんですが、この記事を書き終わった頃にはポジティブになりましたね。「よっしゃこれからもブログ書くぞ!」っていう。今思えばですが、長い休みを取ったのは良い選択だった気がします。「毎日更新が~」とか「ネタ出しが~」とか、そういった悩みがグルグルしてたので。一旦リセットして、フラットな気持ちでまたブログに向き合えたのが嬉しかったです。

 

ビリーアイリッシュ全曲解説

間違いなく一番時間かけた記事です。「もう全曲解説は一生しない」と心から決めましたね。


そもそものきっかけはビリーアイリッシュのニューアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』の2曲目、『bad guy』を聴いてからですね。「なにこの曲!」と思ったのと同時に「そういえば全曲解説ってやったことねえな」と。


「じゃあやってみるか」と思って始めたんですが、まあ辛かったです。なんせ14曲もあるし、書くなら書くで同じ熱量で書かないといけないしで。もう後半に差し掛かったあたりで集中力は切れてました。なんとか終わらせましたけど。


最近のコーチェラライブ見たんですけど、今のビリーは物凄いですね。もう彼女の歌よりも歓声の方がデカいっていう。「キャー!」とかじゃなくて、「ギャアアアー!」みたいな。レオナルド・ディカプリオとかジャスティン・ビーバーに会ったレベルの歓声は驚きました。彼女まだ17歳ですよ?


そういった光景観てると、個人的には「サマソニで観れて良かったなあ」とも思ったりして。去年の8月ですか。最前列で見た覚えがあるんですけど、もう同じことは出来ないなと。絶対入場規制かかるだろうし。


当ブログでも何度か取り上げたことがあって、「次世代のスターを目撃するのは今しかない」みたいな記事を書いたんですよ。でも『11歳~20歳までの若者は全員ビリーを知ってる』とも言われる今の盛り上がりは正直予想以上で、めちゃくちゃ驚いてます。


彼女が20歳迎える頃には、完全なるポップ・アイコンにはなってるんでしょうね。間違いなく。

 

……さて、いかがだったでしょうか。4月の裏話。


今後のことについてですが、まずひとつの目標として先月以上にブログに力を入れようと思っています。


全盛期の『毎日更新』とまでは行きませんが、最低限先月の5記事は越えていければと。後は書くスピードを元に戻せれば最高なんですが、今はまだ戻らない様子なので、徐々に慣らしていければと思います。


それではまた、来月お会いしましょう。そのときには良い報告が出来れば一番良いですね。