キタガワのブログ

島根県在住のフリーライター。ロッキン、Real Sound、KAI-YOU.net、uzurea.netなどに寄稿。ご依頼はプロフィール欄『このブログについて』よりお願い致します。

個人的CDアルバムランキング2021 [5位〜1位]

こんばんは、キタガワです。


さて、長らく続いてきた『CDアルバムランキング2021』もいよいよ大詰め。今記事をもって正真正銘ラストとなる、第5位〜1位の発表である。こちらも過去記事と同様に新進気鋭のアーティストを多く選出し、論評においてもいろいろと記述してはいるのだけれど、ここで多くは語るまい。音楽を浴び続けたひとりの人間がガチ目に選んだアルバムランキングの上位5組。もし興味を持っていただければ楽曲視聴&アルバムレンタルも視野に入れつつ以下、ご覧頂ければ幸いだ。
 

→20位〜16位はこちら
→15位〜11位はこちら
→10位〜6位はこちら

 


5位
ワンス・アポン・ア・リバイバル/WurtS
2021年12月1日発売

f:id:psychedelicrock0825:20220121020351j:plain【正体不明のマルチクリエイター、動く】

2021年に本格始動したワーツは、ことTikTokにおいての台風の目だった。何とこのワーツの活動のほぼ全てをたったひとりの人物が取り仕切っていて、具体的には作詞作曲、アートワーク、映像に至るまでを基本的に自分一人で完結させる天才ぶりも話題になったが、やはり彼らの大バズの根底にあるのは、その類稀なるソングライティングであることは疑いようもない事実だ。


ワーツの楽曲は意図してのものかは不明ながら、「こうすればバズに近付くよね」とする市場予測に沿っている。分かりやすい点で言えばアルバム収録曲の大半が3分以内に終わり、冒頭で印象的なフレーズを叩き込むなどサブスク時代を意識した作りに。他にも“BOY MEETS GIRL”では管楽器を用いたりもしていて、策略的な中にも遊び心を潜ませているのが楽しい。WurtSは音楽知識ゼロの冴えない大学生の個人研究から誕生したとのことだが、このビジネスではないフットワークの軽さも、ワーツが表現者としての力量だけでバズに漕ぎ着けたことは大いに評価すべきポイントだろう。そしてその全てがどこかロックでもポップでもなく『実験的感』が覆い尽くしていて、そうした意味でもアーティスト界では稀有な存在。


どこを切ってもワーツならでは、ただそれを覆い尽くすものは未だ抽象的という、不思議なワンマンバンド。断言しても良いが、彼は「こういう曲を作ってほしい」との要望があれば瞬時に動けるタイプの人間だろうから、将来性にも期待大。今作の収録曲がいつの間にか広まった経緯(公式ツイッターのフォロワー数は2万超えながら、本人のフォローは未だ0人)も含めて無限の可能性を秘めるニューカマーだ。“分かってないよ”や“魔法のスープ”などバズ曲が収録されているのはもちろん、音楽活動を始めて1年目として普通は有り得ない注目度を得ているWurtSにとって、今作『ワンス・アポン・ア・リバイバル』は彼の代表作になりそうな予感。そして来たるCDショップ大賞の受賞も合わせて期待したいところ。

WurtS - 分かってないよ (Music Video) - YouTube

WurtS - 檸檬の日々 (Music Video) - YouTube

 

 

4位
貴方を不幸に誘いますね/ツユ
2021年7月14日発売

f:id:psychedelicrock0825:20220121020414j:plain【絶望と進むツユ。そして第二章へ……】

今や飛ぶ鳥を落とす勢いでネットミュージックシーンを掻き回すユニット・ツユのセカンドアルバムのタイトルを見た瞬間、今作の言わんとするところは朧気ながらきっと分かることだろう。前作『やっぱり雨は降るんだね』が陽のアルバムに位置付けられていたとすれば、今作はその対極にある。


リード曲“デモーニッシュ”から“過去に囚われている”、“泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて”にかけて歌われているのは絶望、怒り、落胆といったネガティブな感情が覆い尽くしていて、否が応にも人間のダークサイドを直視させる説得力に満ち満ちている。嫌な言い方をすれば、まるで有無を言わさず憂鬱を痛み分けさせる感覚とも言おうか。とにかく今作は今にも死にそうな人間が放つSOSが、意図的にロックに落とし込まれているのだ。……こうしたテーマになった背景には、ツユが今作を『ツユの第一フェーズ終了』の意味を込めていることが少なからず影響していると見て良く、ツユの名刺代わりのファーストアルバムから、より精神的な面で聞き手に寄り添った『貴方を不幸に誘いますね』の2部作でもって、ツユの物語はひとつ完結したのだ。


そんな今作の中でも注目すべき1曲があるとすれば、それはアルバムリリース前に唯一非公開にされていた“終点の先が在るとするならば。”だろう。この楽曲は前作『やっぱり雨は降るんだね』収録の“あの世行きのバスに乗ってさらば。”と地続きになっていて、あの世行きのバスに乗った(=自殺を決行した)少女のその後の心情が描かれている。その気になる思いについては以下動画を参照してもらいたいところだが、この楽曲に触れたとき、今作におけるネガティブな感情は「絶対に光がある」という思いの裏返しであることも理解できるはず。光と闇は表裏一体。ならば生き続けていれば何とかなる!……と思いきや実際そうでもないという絶望を丁寧に直視させる、ダークサイド的フルアルバムだ。

ツユ - 過去に囚われている MV - YouTube

ツユ - 終点の先が在るとするならば。 MV - YouTube

 

 

3位
NEW ROMANCER/理芽
2021年7月21日発売(BOOTH限定販売作品)

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【仮想世界より『哀』を込めて】

今回のCDアルバムランキングにおけるP丸様。の欄でも記したが、現在音楽シーンの垣根は限りなく低くなっていて、我々リスナーにとってもその楽曲が素晴らしいものであればプロアマ関係なく評価するようになった。その中でも特にビビッドに反応してしまうのはやはり歌声であって、これこそがサウンドと違ってほぼ加工が出来ない天性の武器と言える。


歌い手や音楽系VTuberを多く輩出するKAMITSUBAKI STUDIO所属の理芽(りめ)も徹底して楽曲の魅力のみで認知を獲得したアーティストのひとりで、現時点での代表曲を網羅した今作『NEW ROMANCER』が実質的なデビュー作となる。まず大前提として、まるで何かを悟ったようなジャケの表情から読み取れる通り、今作に明るい楽曲はひとつも存在しない。彼女が今作で体現するもの、それはカラッポな自分自身を憂いながらも、それでも生きていくしかないというある意味では達観、またある意味では諦めとも取れる精神性である。そして憂鬱の説得力を明らかに高めているものこそ理芽のボーカルであり、歌声を含めて物語が生まれる感覚というか、まずもって彼女の歌声なしでは成立しない説得力を纏っているのだ。


そんな中で、理芽の放つ歌詞が特定の相手に向かって放たれない抽象的な代物であることも、とても上手く作用している印象を受ける。満たされない感情を何かを食すことで発散する“食虫植物”も、ロックテイスト全開な“クライベイビー”も。原因を探るたびに『悪いのは全て自分である』という自傷的な結論が揺るがないために、更なる憂鬱に嵌まる悪循環。そうしたネガティブさを描く理芽はやはりVTuberどうこう関係なく、唯一無二のボーカリストだと思う。


ふいに心にポッカリと穴が空いた感覚に陥ったことはないか?虚無的な日々に消えたくなったことは?他者と比較して絶望したことは?……今作はそんな人々に対して、決して「前向きに生きろ!」ではなく「そのままで良いんだよ」と歌声を通して背中を押してくれる、唯一無二のアルバム。正体不明の生き辛さを抱える全ての人に聴いてほしい名作。

食虫植物 - 理芽 / Carnivorous Plant - RIM (Official Music Video) #08 - YouTube

十九月 - 理芽 / Juuku-Gatsu - RIM (Official Music Video) #20 - YouTube

食虫植物 (from 1st ONE-MAN LIVE「ニューロマンス」) - 理芽 / Carnivorous Plant (LIVE Ver.) - RIM #19 - YouTube

 

 

2位
Sour/Olivia Rodrigo
2021年6月2日発売

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【世界を巻き込んだサッドガール!】

思えば全ての始まりは、2021年1月にリリースされたシングル“drivers license”の大バズからだった。全米ビルボードHOT100で初登場1位。更には発売後1週間で公式動画が7610万回再生され、アメリカではチャートトップに8週間君臨し続け、最終的にはSpotifyの世界合計再生回数10億回を突破。間違いなく昨年度最もブレイクした楽曲と言える。そんな彼女が満を持してリリースしたデビュー作こそ、今回取り上げる『Sour(サワー)』であり、主に失恋ソングにフォーカスを当てた11曲が収められている。ちなみに今作が異常な売上を記録したのは言うまでもなく、全米アルバム・チャート初登場1位を余裕で獲得。これを以ってオリヴィアは、デビュー・アルバムとデビュー・シングルの両方で1位を獲得した最年少アーティスト(18歳)となった。


例えば“drivers license”は、ボーイフレンドの家に車で行くことを楽しみにして免許を取得したにも関わらずすぐに破局してしまい、彼は早々と次の彼女を見付けていた、という流れで進行する。敗北感、虚無感など様々な感情を抱きつつオリヴィアは涙を流しながら車を走らせ、免許の取得と失恋の辛さのツーステップの成長を浮き彫りにするのがこの楽曲のストーリー。これは他の楽曲でも言えることだが、リアルな描写がとにかく痛烈で、その全てがオリヴィアの実体験に基づくものなのだ。


そして『Sour』が若者を中心にここまで広く受け入れられた理由も、こうした等身大の主張が今を生きる若者の心情に深くリンクしたためだろうと考えられる。そもそもの話、やれSNSだ他者比較だ就職難だコロナだと、ここまで若者にとって行きにくい時代はない訳で、故に若者の心には「どうせ頑張っても無理だろうな」「私達にどうしろって言うの?」という鬱モード&怒りモードの気持ちが漂っているのは事実としてある。そんな中オリヴィアは純度100%の気持ちを代弁者として吐露していて、同時に行動としても表している(以下の“good 4 u”ライブ映像の衝撃のラストもそう)。だからこそオリヴィアを中心に据えたこのバズは、若者のリアルを他者に突き付ける上で社会的な意義も大きい代物だろうと思ったりもする。
 

なお彼女がアルバムリリースに際して記述した直筆のメッセージでは「あーもう本当に、どこから書き始めたらいいの!」とぐちゃぐちゃな思考を記しつつ、最後は「サッド・ガールよ、永遠なれ!!!」と力強い言葉で締め括っているが、これも建前を無視した誇張なしの叫びなのだろう。時に悩み、時に「うっせーバーカ!」と世間にブチ切れるオリヴィア。彼女の楽曲を聴いて何も感じない選択肢は少なくともこの時代においては有り得ないし、そうでなくとも2020年のビリー・アイリッシュが日本でも人気を博したように『海外で最もブレイクしたアーティストはオリヴィア・ロドリゴ』の事実は数字的にも絶対なので、特に音楽を聴かない人々視点からしても今触れるべき音楽でもある。

[和訳MV] Olivia Rodrigo - drivers license / オリヴィア・ロドリゴ - ドライバーズ・ライセンス [公式]│ - YouTube

【和訳MV】オリヴィア・ロドリゴ - グッド・フォー・ユー / Olivia Rodrigo - good 4 u【公式】│デビュー・アルバム『SOUR』発売中 - YouTube

Olivia Rodrigo Performs "good 4 u" | 2021 VMAs | MTV - YouTube

 

 

1位
すっからかん/瑛人
2021年1月1日発売

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【自虐的に笑うポジティブマン】

現時点で歌詞にしたいこと、そして持ち曲のストックを全て出し切ったからタイトルは『すっからかん』。なんて潔い表明だろうと思ったが、そう言えば瑛人はずっとこんな人だったなあと考える。混じりっけなし、これまでの人生を詰め込んだ今作を経て、おそらくあと2年はアルバムは出ないだろうと推察するが、別に良いのだ。彼の場合は。


スマッシュヒット曲“香水”を含め、考え得る限りの全てを出し尽くした限界突破のデビューアルバム『すっからかん』。今作は瑛人の人生の追体験とほぼイコールになっていて、具体的には亡き祖母が杖をついていた音をイメージした“リットン”、両親の離婚をきっかけに父の存在を考え始める“ハッピーになれよ”、ダメ人間ながらも何故か愛される瑛人の人間性を明るく歌った“ライナウ”など、彼の生き写しそのものたる臨場感でポジティブに進行する姿を見ていると、シンプルにじんと来る。


例えば国民誰しもが知る“香水”はともすれば失恋ソングにも思える中で、よく歌詞に目を凝らすと主軸は『あなた』ではなく徹底して『僕』で、フラレた理由についても《でも見てよ今の僕を クズになった僕を》《でもまた同じ事の繰り返しって 僕がフラれるんだ》と、全ては自堕落な自分自身に原因があると結論している。なお昨年多くの人がテレビ番組で彼の姿を見た通り、瑛人はある意味では何も考えないポヤっとした人物像であり、それが《コンビニ寄り道なんか買っていこうぜ/って財布に金入ってないや/しょうがねえ奢ってやるわ(“ライナウ”)》と気遣われる『ほっとけない人』感から広く好かれているのは間違いない。……我々の周りを見渡しても常にニコニコ、友人らから何かとお恵みを受けている人はひとりふたりはいる筈だけど、実際彼も同じようなポジションだろうと思う。


ただ瑛人が大きく違うのは、ちゃらんぽらんな自分自身をしっかりと把握し、そんな自分を好いてくれる他者に最大限の感謝を抱いていること。それこそ“香水”や“ライナウ”、“HIPHOPは歌えない”などの楽曲群に顕著だが、「ごめんね」と「ありがとう」が混在した末に「でも俺は俺だし」に絶対に帰結する歌詞は、ありそうで無かった存在に違いない。確かにボーカル面については思うところは多少あれど、とてつもなくハッピーなテンションで『音を楽しむと書いて音楽』を体現していることは、本当に逞しい。正直「1月1日にリリースされたこのアルバムを誰が超えるか」と考えながら年始より多くのアルバムを聴いていたけれど、瑛人がそのままの勢いで1位の座を死守した形。このアルバムを全曲聴いた大半の人も頷くが如き、絶対的なデビュー作だった。 

香水 / 瑛人 (Official Music Video) - YouTube

瑛人 / ハッピーになれよ (Official Music Video) - YouTube

 

瑛人 / ライナウ (Official Music Video) - YouTube

 

 

これにて、長らく続いてきた『個人的CDアルバムランキング2021』も終幕。なおこれまで綴ってきた最終的な順位は以下の通り。

20位……odds and ends/にしな[初]
19位……FOREVER DAZE/RADWIMPS[5年ぶり2度目]
18位……呼吸/あれくん[初]
17位……よすが/カネコアヤノ[初]
16位……天才の愛/くるり[初]

個人的CDアルバムランキング2021 [20位〜16位] - キタガワのブログ

 

15位……adieu 2/adieu[初]
14位……I believe in you/川崎鷹也[初]
13位……ZURUMUKE/変態紳士クラブ[初]
12位……Sunny!!/P丸様。[初]
11位……心理/折坂悠太[初]

個人的CDアルバムランキング2021 [15位〜11位] - キタガワのブログ

 

10位……Moving Days/Homecomings[初]
9位……L∞VE/浦島坂田船[初]
8位……evermore/Taylor Swift[初]
7位……Who Am I?/Pale Waves[初]
6位……バイエル/ドレスコーズ[初]

個人的CDアルバムランキング2021 [10位〜6位] - キタガワのブログ

 

5位……ワンス・アポン・ア・リバイバル/WurtS[初]
4位……貴方を不幸に誘いますね/ツユ[2年連続]
3位……NEW ROMANCER/理芽[初]
2位……Sour/Olivia Rodrigo[初]
1位……すっからかん/瑛人[初]


これまで当記事ではランキング付けをするにあたって、基本的にシーンの重要性に焦点を当てることが多く、2020年はコロナの一件で歌詞を重要視するようになった。ではコロナを経た2021年はどうかと言うと、シーン的な部分をかなり考えて選考するに至った。故に今回のランキングでは個人的なイメージではほぼほぼ上位に食い込むであろうアーティスト(ネクライトーキーや宮本浩次、ずとまよ等)を極力外してフラットな目線で評価した結果、20組中18組がお初というフレッシュな形になった次第だ。しかしながらシーン的な部分の他に、今回は歌詞との折衷も重点的に見ている。これは海外では当然の動きなのだけれど、やはりコロナ禍を経て何を世間に放つべきかは非常に重要だと思っていて、特に第4位以降のツユ、理芽、オリヴィア、瑛人の4名については改めて、こんな過去最悪の状況に陥った時代だからこそ心に刺さるフレーズが大半を占めた、という訳だ。なので個人的なランキング付けで恐縮だが、結果しっかりと様々な観点から選んだつもりなので後悔はない。


……少し話は脱線するけれども、そもそも僕は個人が選ぶランキングには然程意味はないと考えている。その理由は単純に、それぞれの選ぶベストアルバムは、その人が持つバックボーンに大きく左右されて然るべしだと思っているためだ。例えば中学生時代にボカロを好んでいればボカロが好きな傾向になるだろうし、元々「アイドルが好き」という人であれば、選出された作品の大半がアイドルソングになる。故に今回の記事についても、何じゃこらと思う人がいることも重々承知の上だ。では何故、ある意味では無意味とも言える今企画を継続しているのか……。それは純粋に、現行のランキングに面白さを感じないからである。誰もに刺さる分かりやすいランキングを作ろうとすれば1位ジャニーズ、2位坂道、3位にSNSで大注目のアーティストが選ばれるのは必然なのだから。ならば個人の主観がどれだけ強くとも、シーンの在り方等をしっかり見据えた上で納得の行くランキングを作ろうと思い立ったのが5年前。それから年末の恒例企画として続けているが、閲覧者のたったひとりにでも新たな音楽に出会うきっかけになったのなら、それで万事OKなのである。


2022年はどんな音楽が聴けるのだろう。オミクロン株の感染急拡大が喫緊の課題だが、おそらくは5月あたりからはまた経済再生に向かう動きが加速することだろうし、それらが楽曲にも如実に表れることは避けられない。逆にそれらの世間的状況を一切無視して楽曲を生み出す人も増えるだろうし、TikTokとYouTubeからのブレイクも加速しそうだ。いろいろと期待に胸膨らませる感覚はあるけれど、結局のところ、素晴らしい音楽とまた出会えることは揺るぎないので無問題だ。これからも日常に寄り添う音楽と共に、コロナに負けずにゆるりと生活していこうではないか。