こんばんは、キタガワです。
いやー、面白かった。何というか、少しエロ目的で借りた僕を殴ってほしい気分。
今回紹介するのは洋画『レッド・スパロー』である。
主人公がスパイの映画というのは世の中にたくさんあるのだけれど、この映画は女性が主人公。ちなみにその女性は、なんとあのジェニファー・ローレンスなのだ。
バレエダンサーを生業していたジェニファー・ローレンス演じる主人公ドミニカは、不慮の事故により足首に大怪我を負ってしまう。ダンスを踊れなくなったドミニカは多くの金を得るため、スパイとしての道を進むことになる……というのが、今作の大まかなストーリーである。
スパイ映画というと『007』や『マイアミ』といったアクション全開のイメージがあると思うのだが、今作は全く違う。いわば国と国、スパイと指揮官など、大規模な心理戦に主軸を置いた作りとなっている。
初めは冗長に感じるかもしれない。若干の分かりづらさはあるし、万人受けするかと言われれば微妙なところ。しかし後半の展開は、それを補って余りあるもの。映画慣れしている人でも思わず唸ってしまうほどの魅力があった。
R15の表記からも分かる通り、ジェニファー・ローレンスがアレをアレしたり、拷問受けたりといったエログロシーンはあるんだけれど、微々たるもの。重要なのはその重厚なストーリーなので。
女スパイですもの。色仕掛けや嘘くらいつきますよ。仕方ないですよそれは。そりゃ僕は男なので乳首とか出たら「おぉ!」となりますけれども、それはそれとして。ねえ。僕は一体何を書いているんだ。
おそらくじーっと画面を凝視してないと、置いていかれると思う。観る際はスマホ弄りながらとかじゃなく、時間をかけてゆっくりと楽しんでほしい。
加えてこの映画は、登場人物がとにかく多い作品でもある。前述したようにスマホ観たりしていると、重要なシーンで「誰だっけこいつ……」となること請け合いなので、お気を付けて。