こんばんは、キタガワです。
去る9月2日に開催された斉藤和義の松江公演。本来であれば昨年の3月24日に行われる予定で組まれていた『KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2021 202020』島根県民会館公演が新型コロナウイルスの影響により幾度も延期を繰り返し、新たにリリースされたアルバム『55 STONES』も加わり新たに『KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2021 202020 & 55 STONES』とタイトルを変化させ、期間にしておよそ1年半越しのリベンジとなった今回のライブ。それは2枚のアルバムを生身のサウンドで具体化したことは元より、長らく彼の来訪を待ち望み続けていたファンに強く寄り添う感動的な代物だった。
ライブ当日、問診票もしくはスマートフォンによるGoogleアンケートフォームの提示と、検温、各自で行うチケットのモギリを終え会場内へ足を踏み入れる。個人的にはコロナ禍のライブでは初のホール会場であり若干ソワソワした面持ちで扉の先へ進むと、会場内は当然ながら全席指定。政府が求める新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに則り、様々な感染防止措置を講じた上でキャパシティは100%で展開。コロナ禍であることも影響してか空席もあるにはあるけれど、気になる程ではない。ふとステージに目を向けると、そこはお洒落なバー空間。背後にはウイスキーやジン、ウォッカ、リキュールなど様々なアルコールが並べられた棚&バーカウンターの他、ステージ左側にはこの日のライブの出演者と開催地域と開場・開演時間がローマ字で記される海外のライブハウスでありがちな電光掲示板が。ステージ右部には何かをすっぽり覆い隠すように閉められた真っ赤なカーテンが鎮座し、それらを淡い照明が柔らかに照らしている。その妙に心落ち着くステージを見ていると、まるでラブロマンスな洋画のワンシーンにワープしてきたかのようだ(詳しくは以下の公式Instagram参照)。
#斉藤和義
— 斉藤和義スタッフ (@saitokazuyoshi) 2021年9月2日
202020 & 55 STONESツアー
38公演目、島根公演の写真を公式インスタグラムにアップいたしました!https://t.co/PLzi3Jyyp0
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しばらくBGMとして流れるゆったりとしたジャズに脳を蕩けさせていると、突如ひとりの観客が手拍子を敢行し、ハッと意識が戻される。その手拍子は示し合わせるでもなく次第にさざ波のように広がっていき、ものの数秒後には会場全体を掌握するまでに巨大化。そうしたみるみるうちに高まり続けるボルテージに対して「待たせたな!」とばかりに暗転すると、ダンサブルなジャズのSEに乗せてサポートメンバーの山口寛雄(Ba)、真壁陽平(Gt)、平里修一(Dr)、松本ジュン(Key)、そして本日の主役こと斉藤が袖から登場。観客はと言えば皆席から立ち上がっての全力の拍手で迎えていて、そこには来たるライブへの興奮はもちろんだが、心からの「来てくれてありがとう!」との強い感謝の気持ちも表れていたように思う。
オープナーは『55 STONES』でも1曲目に冠されていた“BEHIND THE MASK”。真壁のギターがイントロを掻き鳴らし続いて斉藤、以降順々に担当楽器が楽曲に入れ込まれる形で緩やかに楽曲は進行し、斉藤がエフェクターで歪に加工された歌声を響かせる頃には完全に会場はライブモード。誰しもがゆらゆら体を揺らすアットホームな幕開けだ。ホール公演であることもあってか音響的にも激しさはなしで良い意味で聴きやすく、彼らの奏でる音楽に至極マッチしている感覚もあったし、何よりその立ち居振舞いがいつもの斉藤で何故かホッとする安心感である。『BEHIND THE MASK=マスクの後ろ』というタイトルの直訳通り観客誰しものマスクの後ろが笑顔に満ち溢れていたことは、もはや言うまでもないだろう。
今回のライブがタイトル通り、2020年にリリースされた『202020』と今年リリースされた『55 STONES』を主軸としたセットリストとなることは多くの観客が理解していたことだろうと推察するし、実際その通りではあった。ただ結果としては最新作『55 STONES』楽曲に関しては全曲が披露された反面、『202020』楽曲は半分以上がセットリストから外されるという圧倒的に現在地に振り切った形となっていたのも印象深く、そのため実質的には『55 STONES』リリースツアーの様相さえ呈していたのは「新しい曲こそが最も最高」とのスタンスで活動を続けてきた斉藤らしくもあり、同時に完全に全てを自粛期間で完結させた『55 STONES』楽曲がコロナ第5波に突入してしまった今鳴らされることには、強い意義すら感じさせた。
当然我々に取ってみても今の斉藤のモードがどのようなものであるか、という点はファンとして是非とも知りたい部分ではあった。それこそかつて社会への鬱憤を込めた『35 STONES』と東日本大震災と原発事故を受けて制作された『45 STONES』といった自身の怒りをぶちまけたアルバムをリリースし、今回のアルバムタイトルも『55 STONES』……。つまりは斉藤はとてつもなく怒っていて、その矛先がほぼほぼ間違いなく新型コロナウイルスと政府の愚策にあったことからも、今の斉藤の心持ちについては知る必要があると思ったのだ。なのである種肩に力を入れた状態で聴いてはいたのだけれど、“Strange man”後の初のMCでは手をヒラヒラさせながら「ふぃえーい(イエーイ)……」「体を揺らして、何なら乳も揺らしてもらって大丈夫ですし、声は出せないけど乳輪くらいは出しても大丈夫です」と平熱で語るのだから脱力してしまう。やはりどこまで行っても斉藤節は健在だ。
斉藤和義 - いつもの風景 [Music Video] - YouTube
冗談はさておいて、アルバムからの楽曲は続く。人気アニメ『ちびまる子ちゃん』のエンディングテーマとしてお茶の間に広く浸透した“いつもの風景”、日常のあれこれを幸福的に見詰めるポジティブソング“順風”、真壁のスティールギターが哀愁を漂わせた“一緒なふたり”、気まぐれな願望を列挙する斉藤らしいミドルナンバー“I want to be a cat”……。次から次へと披露される『202020』『55 STONES』楽曲群はどれも異なる雰囲気を帯びていて、熱量は僅かも損なわれることはない。特に興奮を一段階上げる起爆剤として位置していたのはそれまで若干薄暗い照明に徹していたステージにパッと光が灯されて鳴らされた“いつもの風景”で、激しいポップロックなサウンドに呼応するように斉藤は楽曲の随所で「イエーイ松江ー!」と絶叫。対する観客も両手を広げて宙に広げるアクションで興奮と感謝を体現していて、いつものように観客から「せっちゃーん(斉藤の愛称)!」の声が飛ぶことさえないまでも、双方向的な関係性を強く感じることが出来た。
“彼女”と“破れた傘にくちづけを”ら既存曲、『55 STONES』からは“Lucky Cat Blues”と“魔法のオルゴール”という更にディープ寄りとも言える構成からは、数分間の換気タイムも兼ねたMCに以降。観客に着席を促す斉藤による「皆さんどうぞ座ってください。あの……ね。やっぱり皆さん座りたい年頃でしょうし……」と気遣いなのかディスなのか分からない発言でまずひと笑い起こすと、今回斉藤以外のメンバーは松江に一足先に前乗りしていたとのことで、サポートメンバーの紹介も交えた松江での活動報告会に。トップバッターを飾ったのはギターの真壁で、彼は前日に島根有数の観光スポットでもある出雲大社に赴いたという。ただ観光名所と言えども平日、しかもコロナ禍であることもあってかほとんど人通りはなかったとし、更には現在は感染防止の観点から本堂も進入禁止であるため、然程感慨深い思いは抱かなかったそうだ。それを聞いた斉藤はしきりに「へえー」と相槌を打ちつつ、最後は2019年に島根で行われた『BONE TO RUN!(ザ・クロマニヨンズ、斉藤和義、SUPER BEAVER、My Hair is Bad)の対バンイベント』前に自身も出雲大社に訪れたことに触れ「全国から神様が集まるわりには小さいよねあれ」としっかりオチを付ける。ただ痛烈だが思わず頷いてしまうのはやはり、我々地元民ならではだし、こうして斉藤が松江に訪れてくれなければなかったことでもある。
続いては「キーボード・マツジュン!」と某アイドルと同じ愛称で紹介された、今ツアーが斉藤和義ライブの初サポートとなる松本。彼は前日に松江歴史館に訪れたそうだがこちらも真壁の出雲大社同様人はほとんどいなかったそうで、直ぐ様斉藤から「今はコロナですからね。まあいつも通りかもしれないけど」とチクリ。なお彼は現在28歳とサポートメンバーの中では最年少、キーボードについても習った訳ではなく長らく独学で身につけてきたものであるとのことで、しかも日本が誇るロックの重鎮・斉藤和義のライブに同行する点から考えても才能溢れるルーキーであることは間違いないけれど、ここでも斉藤から「ね、凄いでしょ。……気に食わないですね」とボソッと語られる弄られっぷりだ。
斉藤和義 - 2020 DIARY [Music Video] - YouTube
しこたま笑わせてもらった後は、観客全員着席体制で聴かせるスロウナンバー“木枯らし1号”と“2020 DIARY”をしっとりと。そのうち“2020 DIARY”は今現在我々が置かれている苦境的立場と、更には先述の彼の怒りに満ちた側面を映し出す真実の鏡としてこの日のハイライトのひとつに。楽曲は緊急事態宣言が発令された時分、斉藤がガレージでひとりギターを作っていたという飾らないリアルからスタートする。楽しいギターの音。窓の外には青空。自身の生活圏には変わらない日々が広がっている反面、世の中は異常事態になっている半ばフィクションのような気持ちを彼はミニマルな音で届け、その楽曲の行き先は次第に政治家の言動やコロナ対策、ワイドショー、コロナ対策へと移り変わっていく。個人的には《もしも総理大臣が半沢直樹だったら/一体何倍返しだろう 誰に土下座させるんだろう》との1番のサビで歌われるこのフレーズにこそ、ライブではおちゃらけた雰囲気さえ見せる斉藤の心からの怒りのように思えてならなかったし、そうした感情をそれこそ流行りのアーティストのが行うようなツイッターでの呟きでも長尺のMCでもなく、1曲のメッセージ性で全て完結させる点は斉藤しか出来ないし、だからこそ我々は斉藤に心酔するのだろうな、とも思えた。緩やかにアコースティックギターをストロークする斉藤の姿も次第に険しくなり、1番、2番と続くにつれ歌声は強く、心を震わせるものに変貌。尺としては8分以上と今回のセットリストの中では最も長い楽曲ではあったが、演奏終了後はまるでひとつのドラマを見終わったような充実した読後感さえ抱かせる代物だった。
永遠に続いてほしいとも思ってしまう程のゆったりとした幸福たる時間が過ぎ去ると、その後のライブは山口と平里へのイジりを挟みつつ、クライマックスに突き進まんとばかりにアルバム楽曲でも取り分けロックテイストの強い代物を多く展開。 なお気付けばこれまでいつしか赤いカーテンで覆い隠されていた赤いカーテンは取り外され、まるで海外の街並みの一部分を切り取ったような固定画面がドドンと鎮座し、雰囲気的にも最終局面を感じさせる。まずは着席形態で若干ブレイクダウンした会場を“レインダンスと”シグナル“で軌道修正すると、島根県ならではの『しじみ』をテーマにしたジャムセッションで笑いを誘った”万事休す“、斉藤が放つ発語に合わせて大勢の手の平が上がった“シャーク”、卓越したギターサウンドが鼓膜を震わせた“Room Number 999”と続いていく。日々公式Instagramでも斉藤が自身が作ったベージュ色のギターを含め、今回のライブごとに計8本のギターを使い分けていることが明らかにされていたけれど、こうしたギターを主旋律としたロックサウンドに触れるとやはり斉藤はバラードより打ち込みより、何よりもロックの人間であるということを再確認してしまうのはきっと自分だけではなかったはずだ。
斉藤和義 - 虹 [Music Video Short ver.] - YouTube
そんな彼のロックシンガーぶりが最高潮に達した瞬間こそ、斉藤和義ファンにとって大切な楽曲である一方、随分と久方ぶりのセットリスト入りとなった“虹”であったように思う。楽器隊の演奏で明確には聞こえなかったが、斉藤が「次の曲はいつもなら皆で声出して盛り上がる曲なんですけど、こんな状況なので心で歌ってください。きっと届くと思います」というようなことを語っていたように今回披露された“虹”は本来観客とコール&レスポンスを行う部分に関しては今までのように行われることはなかったが、観客は皆心で熱唱し、特にサビ部分では手を全力で動かして興奮を共有、気付けばVJも虹色に変化している。この日唯一のハンドマイク歌唱となった斉藤もステージ前方の白線ギリギリまで近付いての渾身の熱唱を見せ、心から楽しそうだ。制約だらけのコロナ禍でのライブだが、同様にコロナ禍でしか成し得ない空間もあって然るべしである。
斉藤和義 - Boy [Music Video] - YouTube
そして斉藤のライブでは100%披露されるかの大名曲“歩いて帰ろう”で心中での熱唱を呼び起こせば、本編最終曲である『55 STONES』リード曲として位置する“Boy”が満を持して鳴らされる。まずもって“Boy”は『202020』『55 STONES』合わせても最もシンプルなロックンロール楽曲であるがそれもそのはず。この楽曲で歌われるのは学生時代のロックの衝動、加えてある程度年齢を重ねてロックンローラーへの夢を諦める瀬戸際で今なおもがき続ける愚直な人間を体現する楽曲であるためだ。「ロックンローラーはロックに出会った瞬間が最高なんだよ。それが今までずっと続いていくだけ」とは去る2019年のライブで共演したザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトの弁だが、毎年コンスタンスに新作をリリースしツアーを回る、というルーティーンワークをもうずっと続けている斉藤自身も、この楽曲で言うところの少年時代の『Boy』のままであることの証明であるに違いない。幾度も「松江ー!」と叫びながら爆音のギターを掻き鳴らし、終盤では歌詞の一部を叫ぶように歌い上げるアグレッシブなステージングで魅了。
斉藤らがステージから去った直後、会場全体が一体化した強めの手拍子に再度呼び込まれた斉藤とバンドメンバーは今回のツアーTシャツに身を包んで登場。あれほど熱いパフォーマンスを届けた後だ、さぞかし完全燃焼の体なのだろうと思いきや、斉藤は「ふぃえーい。松江ー」と至って自然体で、思わず笑いが溢れてしまう。ツアーでの斉藤のアンコールと言えば、本編のセットリストはほぼ毎会場変わらないのに対し何曲かはその会場ならではの全曲がされることでも知られているが、アンコールの1曲目として選ばれたのは10月1日公開のアニメ映画『リクはよわくない』の主題歌である“朝焼け”をフルサイズで演奏。現状音源自体が公開されていない新曲であるため詳しいことは書かずにおくが、ある意味では斉藤楽曲ではあまり使われない言葉も用いられた楽曲になっていて、きっと映画を観た人ならば意味が分かること請け合いの斉藤流ポップソング。一足先に作品に触れた斉藤はネタバレを回避しつつ『リクはよわくない』の総括として「犬のいい話」であると語っていたが、“朝焼け”がここまで素晴らしい楽曲であると知ってしまえば「映画館に行かざるを得ないな……」と思ってしまうほどの良曲だった。
斉藤和義 – 月光 [Music Video Short.] - YouTube
ライブはハーモニカを携えた斉藤による大熱唱が轟く“月光”の果て、最新アルバム『55 STONES』のラストに冠されていた“ぐるぐる”でもって大団円へ向かう。斉藤はアコースティックギターを軽やかにストロークしながら春夏秋冬の気温的なワンシーンや鮭の回遊といったふわりとした描写を歌い、おそらく本来であれば観客と行うはずの《ボクは君を選んだ ワオ!ワオ!わーっ!》との合いの手を声が出せない代わりに腕の動きのみで表現するサビへ突入、以降同サビを繰り返すという『らしい』展開でクライマックスへと続く。けれども楽曲が終わってもまだメンバーは帰らず、メンバーはひとり、またひとりと担当楽器を置きマイクを持ってステージ中央へと移動。ここからは何とCD音源には収録されていなかった完全オリジナル。よもやのアカペラバージョンでの“ぐるぐる”のお目見えだ。「ボボンッボボンッ」「ドゥルンッドゥルンッ」など個人個人がBeach Boys的なサウンドを口から繰り出す中、斉藤だけはサビ部分を朗々と歌い上げるある種のミスマッチぶりが面白いが、当人たちは至って真面目であり、次第に聞き入ってしまう。最後は前述の《ボクは君を選んだ ワオ!ワオ!わーっ!》のアクションが前以上の密度で会場に広がる形で、ライブは明らかな余韻を残す形で締め括られる。なおステージをそそくさと去る斉藤はいつも通り、自分のシャツを下から捲って無表情で乳首を出していた……。
このコロナ禍に憂う1年半近く、アーティストはこれまで以上に強くライブで自身の思いを発信するようになった。「音楽は不要不急じゃない」「絶対に元にも戻るから頑張ろう」「みんな本当に辛いよね」等々。アーティストによっては現政権の在り方にまで言及する者もいて、言うなればコロナ禍がひとつの大きな要素となって個人の心中や思想を可視化させているにも思えてならない。そんな中今回の斉藤のライブはどうだったのかと言えば、ある意味ではどこをどう切ってもいつも通りの彼だった。自分自身これで斉藤のライブを観るのは通算5回目になるが、ライブパフォーマンスも言動も何もかも、それこそ変わったのは我々観客の発声制限と若干の空席くらいで1年半前とほぼ変わっていなかったのだ。加えて、彼は本当にいつも通りに圧倒的な数の全国ツアーを回り、またいつも通りに松江に来てくれた……。まだいろいろと難しいご時世で松江にまた訪れてくれたことには、心から感謝の気持ちを送りたい。
合わせて『202020』『55 STONES』の楽曲も素晴らしかった。打ち込みを大胆に導入してまた次のフェイズに向かった『202020』、未だ収束の見通しの立たないコロナ禍にドロップされた『55 STONES』はそれぞれ楽曲の制作背景も内容も異なるものだったが、それらがCD音源とは絶対的に違うリアリティーでグンと届く様を見ていると、やはり深化を発揮するのはライブなのだなと実感。これからも苦しい時期は続いていくが、斉藤と斉藤が生み出す楽曲が側にあれば何とか生きていけると、そう確信した運命的一夜。それが今回のライブで得ることが出来た、何よりの教訓だった。
【斉藤和義@松江 セットリスト】
BEHIND THE MASK
Strange man
いつもの風景
順風
一緒なふたり
I want to be a cat
彼女
破れた傘にくちづけを
Lucky Cat Blues
魔法のオルゴール
木枯らし1号
2020 DIARY
レインダンス
シグナル
万事休す
シャーク
Room Number 999
ずっと好きだった
虹
歩いて帰ろう
Boy
[アンコール]
朝焼け(新曲)
月光
ぐるぐる