こんばんは。飲んだくれ馬鹿、キタガワです。
今回は、とあるバーに行った話をしたいと思います。ちなみにこのブログは、バーで全部書きました。
僕キタガワは酒好きが高じてよく居酒屋やバーに行くのですが、基本的にひとりなんですよね。で、ひとりで行くときに、重視している点が5つほどあります。
【ひとり飲みで重視すること5選】
①喋りかけられない
②ご飯を頼まなくてもいい
③うるさくない
④浮かない
⑤酒がうまい
以上。ひとつずつ見ていきましょう。
[①喋りかけられない]
僕は23歳なのですが、この年の世に蔓延るクソウェイ系共は、飲みの場に『出会い目的』で行く人が多いらしいんですよね。そういう人種、大嫌いなのです。
で、マスターしかりウェイ客しかり、ひとりで飲んでると話しかけてくる人の多いこと多いこと。特にバー。
僕は極度の人見知り……要はコミュ障でして、人との関わりは極力無くしたいんですね。にも関わらず、小ぢんまりしたバーや人がいない居酒屋なんかでは、めちゃくちゃ話しかけてくる人がいます。しかもそいつら、自分のことばっかり話すんですよ。
別に出会いを求めてるわけでもないし、女性をお持ち帰りしたくもない。あと、ひとりが寂しくて『かまってくれオーラ』を出してるわけでもないんですよね。放っといてくれと。
多分僕みたいな人種は稀なんでしょうね。①が出来ない店、めちゃくちゃ多いです。
[②ご飯を頼まなくてもいい]
ちょっと書き方がアレですけど、ご飯というのは『突き出しの有無』、『注文の催促』のことを言います。
また個人的な話になってしまって恐縮ですが、僕はほぼ毎日酒を飲みますが、基本ひとりの場合、つまみを全く食べません。常に酒だけ。
で、どこの居酒屋やバーでもありますけど、突き出し……要はキャベツとか酢の物とかが出てきます。あれ、500円くらいするんです。そのお金を払うなら、もう1杯お酒飲めますよね、という話。ちなみに、バーのチャージ代とかもそうです。
チャージ代に関してはただ入っただけなのにお金を取られるの、謎でしかないです。なにそれ。ポケモンの博物館?
で、酒だけ飲みながら過ごすとするじゃないですか。だいたい「食べ物の注文いかがですか?」ってなるんです。これに関しては僕の性格がクソなのもあるんですけど、「頼むときは呼ぶよ」と思うことが多々あります。
ドラクエで「スライムが仲間になりたそうにこっちを見ている」とかありますけど、本当に「仲間にしたいな」と思ったら従いますけど、もう持ってたりレベルが低かったりしたら殺すと思うんです。それと似た感じです。似てないですね。
[③うるさくない]
みなさんは居酒屋でひとりで、もしくは友人と飲んでるとして、隣でギャーギャー騒ぐ人だったり、ギャハギャハ笑う人がいたらどうしますか?僕は堪えられないです。
これに関しては店は悪くないんですけどね。まあうるさいうるさくないは、時と場合によりけりなので何とも言えないですね。
[④浮かない]
特に居酒屋。もしも笑笑や和民でひとりで来ている人を見たらどう思いますか?「ええ?」ってなりません?まあバーだったり、個人経営の居酒屋だと大丈夫なんですけど、中には好奇の目に晒されることもありまして。それが辛いんですよね。
宅飲みみたいな感覚で飲める場所が理想なんですが、これがなかなかありませんで。
[⑤酒がうまい]
もちろん、これが最重要なのは言うまでもありません。
酒というのは、ビールや日本酒以外の酒……いわゆるハイボールやカクテルなどは、『何か』と『何か』で割る酒なわけですが。割る店員によっては、味にムラが出ます。酒に詳しくもない大学生アルバイトが適当に作った濃すぎるハイボールや薄いカクテルで嫌な思いをした経験は、数え切れません。
安くもないお金を払っている以上、本当に美味しいお酒で、気分よく帰りたいものですよね。
ちなみに、上記に挙げた事柄に関してなのですが、酔い始めるとどうでもよくなります。いくら話かけられてもめっちゃ笑顔で返しますし、何ならめっちゃ食べ物注文しますし。僕の性格の悪さが滲み出ていますね。
……以上、『居酒屋で重視する点5選』を挙げたわけですが、めちゃくちゃめんどくさい客ですね。島根県松江市で『めんどくさい客選手権』を開催すれば上位10人には間違いなく食い込むであろうキタガワ。僕が100%満足する店なんてないだろうと思っていました。
したら、あった。ビックリしました。一生通うわ。
その店の名前は、ステーション・ウェイティング・バル・エスパーク。松江駅のすぐ側にあるバーです。松江駅のモニュメントであるローソンの近くにあったことから、よく目にしてはいたのですが、入るのは初です。
「まあとりあえず2杯くらいで酔えればいっかあ」と安易な気持ちで足を踏み入れた僕。この時は、まさか最高の夜が来るとは思っても見ませんでした。
【満足できるのか。いざ入店!】
入店すると、素敵な雰囲気に驚かされます。しかも立ち飲み専用席まで完備。
立ち飲みの場合はチャージ料がかからないとのことなので、立ち飲みを選択。
見てくださいこの雰囲気。眼前には世界各国の酒が並び、厨房も見えます。唯一、写真がブレッブレで良さが全く伝わらないことだけが悔やまれます。ちゃんとしろ。
[①スプモーニ]
まず頼んだのはスプモーニ。カンパリという苦いリキュールがあるのですが、スプモーニはそれとグレープフルーツ、トニックを合わせたお酒です。
鮮やかな色合いが素晴らしい。加えて風味も、非常に爽やか。カシスオレンジやモスコミュールよりも酸っぱく甘く、爽快感溢れる味わいです。
一口飲んだ瞬間に意識を失い、数時間昏睡状態に陥るほどの美味しさでした。これは2杯目も期待できそう。
[②李白]
島根県松江市で有名な日本酒、李白です。松江の居酒屋にはほとんどある酒で、辛口な喉ごしが特徴です。まさかバーで飲めるとは思いませんでした。バーって、日本酒がないところも多いんですよね……と思ったら、
めっちゃありました。なにこれ?日本酒専門店?
しかもメニューをめくってみると……
多すぎ。「この店来ればほとんどの酒飲めるんじゃね?」というレベル。制覇するのにどれだけかかるやら。素晴らしい。
グラスで日本酒が出てくるのも、珍しい試み。うまいよー。ちなみに、ここまでで個人的に嬉しいポイントがありまして。それは『頼まなくても水を出してくれる』ところ。
これ嬉しいですね。コミュ障は自分から喋れないので。酒をどれだけ飲んでも、水で中和できる。しかも、水が無くなるとみるや即座に補充してくれる。最高すぎません?
李白はアルコール度数が高いので、30分かけてゆっくり飲みます。ちなみに僕がその間何をしていたかと言うと、ザ・ビートルズのアルバムをずっと聴いてました。何やってんだ。
[③謎のカクテルA]
2杯目を終え、酔いも回ってきた僕。すると、店員さんが「酒に詳しい人がいるんですよ」と、ひとりの店員さんを紹介してくれました。
後にその方が店長さんだと言うことが分かったわけですが、店長さんの腕はピカイチ。何でもソムリエの資格を持っているのだとか。
店長さんが「さっきスプモーニ頼まれてましたよね?」と一言。そこから、『スプモーニっぽい酒』を作ってくれることに。これはバーの良いところですね。
で、いろいろ混ぜた酒が出来上がりました。聞くと、メニューにはない独自のお酒だそうです。
フランスの『スーズ』というリキュールに、グレープフルーツとトニックを加えたものだそう。先程の李白とのギャップがたまらない。甘くて美味しいです。ここから、僕の店長さんへの全幅の信頼が寄せられることになります。だって美味いんすもん。
[④謎のカクテルB]
「さっきの感じで」と適当に言ったにも関わらず、「わかりました」の一言で作り始める店長。謎のリキュールを、カチャカチャやります。あぁ~!バーテンの音ォ~!
そこで出てきたのは、紫のカクテル。
一瞬「魔女のドリンク?」とも思いましたが、『アンステルダム』という紫のリキュールを使ったとのこと。恐る恐る飲んでみると、うまい!すごいうまさがブワーっと広がり、めちゃくちゃ美味しくて最高です。ちなみにこの文章のIQは2です。
甘い中にも爽やかな味わい。僕好みです。店長は天才なのか?
[⑤謎のカクテルC]
ついに「店長さん、適当に」という一言で作ってくれた店長。「カモーン」と指示したら即座に「ラジャー!」と向かってくれるバイオハザード5のシェバみたいですね(?)。
「じゃあ次は辛めのやつを」とのことで、またもや謎のカクテルが登場。この『ファイアボール』というリキュール、まるでファミコンゲームのボスキャラみたいな風貌をしています。名前は『カオスレッド・ドラゴン』です。すいません。今僕がつけました。
このカオスレッド・ドラゴンと合わせるのは、ジンジャエール。これがスパイシーな味わいで癖になります。ジンジャエールっぽいんですが何というか、濃いめのジンジャエールを飲んだ感じ。喉がピリッとする。コンビニで変えるジンジャエールでは絶対出せない味です。
ジンジャエール大好き人間の僕にはピッタリ。忘れられない味になりそうです。
[⑥謎のカクテルD]
酔いも回ってきたので、ラストの注文。店員さんいわく「最初はちょっと飲むつもりが、店長のおかげで酒進んだ感じですか?」とのことですが、図星すぎて何も言えなくなりました。
「せっかくなんで」とのことで、よたび厨房から店長を特殊召喚。ちなみに生贄は今日の僕のバイト代です。「じゃあちょっと珍しいのを……」との一言で、謎のカクテルが登場。驚くべきはリキュール。その名を『ドラキュラ・ブラッド』。
このドラキュラ・ブラッドにリンゴジュースを足したカクテルらしいです。飲んだ瞬間「あれ?リンゴジュース?」と思いましたが、よく見るとドラキュラ・ブラッドのアルコール度数は24%。気付けば酔っているという、まさに悪魔の酒。女性を酔わせるのにピッタリですね。
【おわりに】
こうして、最高の夜が終わりました。合計金額は、予想していたものよりもずっと安いものでした。
皆さんも松江に来ることがあれば、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。僕はこれから週1で行きます。
それでは。
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