キタガワのブログ

島根県在住のフリーライター。ロッキン、Real Sound、KAI-YOU.net、uzurea.netなどに寄稿。ご依頼はプロフィール欄『このブログについて』よりお願い致します。

ブログ炎上と言論統制

こんばんは、キタガワです。


数日前、こんなブログを書いた。投稿した直後、ツイッターやブログなどに内容を批判する文章が相次いで投稿された。


「これが炎上か」と思った。幸い当ブログはそもそもの閲覧者の母数がが少ないためそこまで炎は広がらず、ボヤ程度の騒動で済んだのだが、僕は内心恐怖を感じていた。


というか、実際かなり落ち込んだ。良かれと思って書いた文章でも屈折した見方をされ、誰かを傷付けてしまう。まだ閲覧者は少ないから良かったものの、「今後多くの人に見られるようになって同じことが起きたらどうしよう」というネガティブな考えが、頭を駆け巡っていた。

 

ここ数日はブログを書こうとスマホを取り出すも、「今日は外を歩きました。お日様が明るかったです。明日も晴れだといいな。おわり」みたいなクソゲボな文章を書き、「なんじゃこれ」と全デリートする日々を送っていた。正直、文章が書けなくなっていた。

 

だが、僕の原動力は基本的に「怒り」である。日が経つにつれ、次第にむかっ腹が立ってきた。そこで今回は、そんな怒りを原動力に、書きなぐってやろうと思う。めんどくさかったら読まない方が賢明です。


まず、前回の記事、僕は何も悪いことを書いた覚えはない。


はっきり言っておくが、僕は崎山くんに対して「批判したい」とか、そんな思いは一切ない。言葉足らずだったのは申し訳ないが、むしろ彼に対しては評価している。もし嫌いだったらあれほど何回も曲を聴くはずがないし、バッサリ切っている。


前回の記事で僕が否定したのは、『メジャーレーベルの在り方』である。以前も述べた通り、メジャーレーベルは彼の才能と話題性にあやかろうと、結果的に会社の利益を最重要視している。


それが悪いとは言わないが、『時期尚早ではないか?』ということが言いたかった。メジャーでやるなら、「もう少ししてからでいいんじゃない?っていうか、高校1年生にそれは酷なのでは?」と。


もし崎山くん自身がその生活を良しとするのであれば、あんな記事は即刻削除してもいい。……だとしても、あれはあくまで『僕の勝手な意見』なのだ。もし僕の考えが気に食わないとしても他人にズケズケと心の中に踏み込まれる筋合いはないし、結果的には僕の心の中のあらゆる物を破壊して怪我を負わせたわけだ。被害者は泣き寝入りするしかないのか?


だが読み返してみると、批判的に取られかねない表現も含まれていたと思うのだ。それについては反省し、次回に活かしていきたい。


はい、この件は終わり。


ここからはめちゃくちゃ話が脱線するのだけど、今回の炎上で、僕は思った。


「こんなの言論統制じゃん」と。


海外ならまだしも、日本における言論統制っぷりはヤバい。少しでも意に沿わないことを言うと、その瞬間にバッシングを食らう。そんな世の中に、僕は心底辟易している。


思い返せば24年間、会社でもバイト先でも私生活でも「キタガワくん=ヤバい奴」というレッテルを貼られる人生だった。


新卒で入社した会社は、高齢者にろくに説明もせず何十万もする機械を売り付けるやり方をしていた。僕は最終的に、店長との大喧嘩の末に自己退職した。「ノルマのため」、「会社ってのはそういうもんだ」という会社の方針と、僕のポリシーが反発し合った結果だった。


また変なこと書きましたね。無視してください。


言葉は怖い。たったひとつの言葉が人を傷つけ、喜ばせ、価値を与える。僕はそんな『言葉』を発信する側の人間だということを、前回の炎上は思い知らせてくれた。


例えば花咲かじいさんが枯れ木を桜に変えたとして、「いつでも花見ができる!」と喜ぶおじいちゃんもいれば、「枯れ木を見るのが趣味じゃったのに!」というヤバいおばあちゃんがいるかもしれない。


例えば進研ゼミで高得点を叩き出した子供がいたとして、「ありがとう!」と喜ぶ親もいれば、「食いぶちをなくす気か!」と目くじらを立てる家庭教師もいるだろう。


例えば新入生歓迎会を開催するとして、だいたいの部員が行けそうな日を選んだら「私だけその日行けないんですけど!別の日にして!」という人もいる。


十人十色という言葉があるように、人間みな感性が異なるものだ。100人いたとして、100人全員が感謝するとは限らないのである。


それを念頭に置きながら、今後も記事を量産していきたい。


何書いてるかわかんなくなってきた。この辺で終わります。今回はネガティブな記事になってしまったので、次回はおっぱいの話でもやります。お楽しみに。

崎山蒼志くんのあの売れ方は、絶対に後悔する

こんばんは、キタガワです。

 

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崎山蒼志くんが猛プッシュされている。「誰それ?」という人も、最近YouTubeの関連動画に出てくるとある動画を見せれば、「あー!」となることだろう。


今回の記事では最近の彼……というか彼を取り巻く環境について、感じていることを洗いざらい吐き出したいと思っている。どうぞお付き合いください。


皆さん、彼についてどう思いますか?


彼はしばしば『天才』という肩書きと共に紹介されることが多いのだが、僕はこの言葉自体が、そもそもおかしいと思っている。

 


崎山蒼志「五月雨」(MV)

 


崎山蒼志「夏至」(MV)


僕はまだ『夏至』と『五月雨』しか聴いていないのだけれど、まずソングライティングはずば抜けて良い。これに関しては間違いなく『才能がある』。


しかし特徴的な歌声と歌い方は、彼が独学で身に付けたものだ。決して天性の才能などではなく、試行錯誤の果てに産まれたオリジナリティーなのだ。


天才というのは『産まれ持った才能を持った人物』を指す。はっきり言ってしまうが、彼は天才ではない。『才能がある』と『天才』は別物だ。


だが彼は『天才』と呼ばれる。それは何故か。理由はひとつ。メディアの洗脳だ。

 


【ゲス極川谷・くるり岸田が絶賛!】中学3年生で「オリジナル300曲」の怪物”崎山蒼志”が登場!さらに“中1で作った楽曲”にスタジオ騒然…!|〜第3回高校生フォークソングGP〜|日村がゆく!#51


彼が注目されるきっかけとなったのは、とある番組の『日村がゆく!』というコーナーだった。崎山くんの演奏が終わると、バナナマン日村氏は「すーげえ!」と連発し、スカートの澤部渡氏は「素晴らしい!」と拍手を送った。さらにはAbemaTVのチャンネル内では崎山くんのコード進行について、『普通』のミュージシャンと比較しながら絶賛していた。


この放送終了後、YouTube上に崎山くん出演部分のみ編集された動画がアップされた。あれよあれよとアクセス数が増え、10月7日時点でなんと800万再生を超えている。


そこに「『五月雨』は中学1年生のときに作った」、
「オリジナル曲は300曲ある」との発言がピックアップされ、瞬く間にバズった。


その結果アルバムが12月5日にリリースされることが決まったというわけだ。


さて、今回の記事を書くにあたって彼のことをいろいろ調べようと試みたわけだが、まず疑問に思ったのは「どのレーベルから出してんの?」ということだった。


で、調べた結果。ソニーミュージックだった。


ソニーミュージック。れっきとしたメジャーレーベルである。ソニーミュージックといえばチャットモンチー奥田民生、LiSA、西野カナなどが在籍するレーベル。今回はその中からアルバムを出すという。


で、CDの形態。なんとCD単体ではなく、DVDもセットで売り出そうというのだ。初アルバムで、CDとDVDのセット販売。そんなの安室奈美恵宇多田ヒカルもやってない。


そして来年からは静岡、東京、愛知、大阪を回るツアーも行うという。現段階では先行予約が始まっている最中なのだが、ソールドアウト間違いなしなほどアクセスが集中しているらしい。


僕はこれを見て『この売れ方は絶対に後悔する』と確信した。というか悲しくなった。やっぱりメジャーレーベルって悪どいなと。若い才能を金づるとしか見ていない。


例えばゲスの極み乙女。が売れたのは、川谷絵音の才能があったからだ。


例えば米津玄師が売れたのは、人間の内情を彼特有の目線で歌詞におこし、キャッチーなメロにはめたからだ。


決して『バンド名とメンバーが変な名前だから』とか『ボカロのハチが歌ってるらしい』とか、そんな売り方ではなかったはずである。だからこそ今でも生き残っているし、根強いファンがつく。


対して崎山くんはどうだろう。今の大半の世間の目は『高校生ミュージシャン』。それだけである。


僕は実際今年のサマソニ大阪で彼のライブを観たが、ビックリするほど大勢の客で埋め尽くされていた。だが周囲の話を聞いてみると、「話題だから観てみよっか」程度の認識でしかなかった。


そう。彼は今『話題の人』なのである。ではこのブームが去ったらどうなる?待っているのは地獄だ。音楽で言うところのRADIO FISH、GIRL NEXT DOOR。芸人で言うところの日本エレキテル連合とにかく明るい安村……。


メジャーレーベルの悪どいところは、『売れなきゃクビ』という無情な実態にある。一過性ではダメだ。結果は『出し続けなければならない』のである。


今は話題になっているから、来年までは安泰だろう。じゃあ再来年は?その次の年は?今や『時の人』となっている彼が『過去の人』にならない保証なんてない。あんな売れ方ならなおさら。まだ高校1年生の16歳。就活や進学時期にまで曲を作り続けることはできないし、大学生になれば『高校生シンガー』という肩書きも消える。


これ、ぼくのりりっくのぼうよみと同じ末路を辿る気がしてならない。彼も高校生で天才ともてはやされ、人気が低迷し、脱落していった。彼が最後に発した言葉は「こんなことなら、才能なんてなければよかった」というものだった。


僕は今回のタイトルを『この売れ方は絶対に後悔する』とした。これは決してレコード会社に対しての言葉ではない。崎山蒼志くんという一人の人間に対しての言葉だ。


彼は今後『普通の人』とは異なる暮らしを強いられるだろう。メディアへの出演、インタビュー、ツアー……。16歳の多感な時期である彼だが、もう普通には戻れない。


メジャーデビューしたのだから、インディーズよりさらに縛りが厳しい。前述したように売れなきゃダメ、結果を出し続けないとダメな世界。ストレスも溜まるだろう。


あまり無理しないでほしい。良いアーティストだからこそ、心からそう思う。少なくとも、ぼくりりのように『才能がなければよかった』と嘆き、数年後にヘイトを撒き散らすようにだけはならないでほしい。


負けるなよ、崎山蒼志。

てちから平手友梨奈へ。映画『響ーHIBIKIー』感想(ネタバレなし)

こんばんは、キタガワです。


まず最初に断っておくと、僕は平手友梨奈のファンである。……いや、平手友梨奈というより『てち』と言うのが正しいのかもしれない。


『てち』というのは欅坂46における彼女の愛称である。僕が彼女の虜になったのは、初めて欅坂46のライブに参戦したときだった。男勝りの眼光と憂いを帯びた表情に、目が釘付けになった。そんな彼女はかねてより「女優をやってみたい」と話していた。

 

で、僕はといえば応援したい気持ちはあるものの、その特異な性格や雰囲気から、「てちに合う役なんてあるのか……?」という不安もあった。


そして最近めっきり姿を見せなくなり心配していた矢先の、映画『響』の主演決定の一報。「これは観るしかねえ!」と思い、つい先程観てきたわけだ。

 

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結論から書くと、かなり面白かった。そして平手は完全に『女優・平手友梨奈』であり、懸念していた演技も完全にハマり役だった。最初の方こそ平手が出てきた瞬間に「キャー!てちー!」と叫びたい衝動に駆られたが、物語が進むごとに全く違和感がなくなり、映画に溶け込んでいた。


さて、ここからは映画の紹介に移る。ネタバレは公式PVで明かされているレベルに留めるつもりなので、安心して観てほしい。


物語は出版社にひとつの小説作品が届いたことから幕を開ける。差出人は『鮎喰響』。しかし電話番号やメールアドレスなど、それ以外の個人情報は一切書かれていなかった。


作品は衝撃的なものだった。誰もがその文才に驚き、新人賞も夢ではないと声を揃えた。しかし応募規定に本本から反するものであり、個人情報も何も分からないので連絡も取れない。さて、どうするどうなる!?


……という流れである。もうこの冒頭からやられた!と思った。


そしてこの映画で特筆すべきは主人公、響の性格である。


これからの話は内容と全く関係ないので安心していただきたいのだが、例えばお笑い芸人がステージに立ち、あまりに閑散とした雰囲気に堪えきれず、ネタもせずに「……ありがとうございましたー」と去ったとする。


もしあなたが客なら「何あれー」とひとしきり話題にしたあと、何事もなかったかのようにその場を去るだろう。


しかし平手演じる響は違う。それを観た瞬間に芸人をシュバババ!と追いかけ、「ねえ、ネタやってよ」と真顔で迫る。「えっと……」と困惑する芸人に対し、「早くして」と連発。人も大勢いる。何よりこんな状況だ、ウケるはずがない。で、勇気を振り絞ってネタを披露したならば、響は真顔で「うん。つまらなかった」と一言発し、さっさと立ち去るだろう。


もし芸人が「出来ませんよー」などと言ったなら、恐ろしいことになるだろう。響はぐいっと距離をつめ、「何でやらないの?ネタやるために出てきたんでしょ?そんな半端な気持ちでやってるの?」と数十分間のお説教タイムが始まるに違いない。


お説教タイムに辟易し、無理矢理立ち去ろうとしても無駄である。響は自分が納得する理由が聞けるまでは、どこまでも追い続けるだろう。


……ここまで見ていただいたらもうお分かりだろう。響、相当めんどくさいのだ。以前『恋は雨上がりのように』の感想を書いた際も「こいつめんどくさい」というようなことを述べたが、響はその100倍ヤバい。


この映画で描かれるのは、現代社会の生きにくさとそれに抗う一人の少女の物語である。自分の本心がさらけ出せない人や、現在進行形で人間関係に悩んでいる人には確実に刺さる映画だ。


少しでも気になった人、ぜひ。

 

↓映画『響ーHIBIKIー』公式PVはこちら↓


映画『響 -HIBIKI-』予告

全てが謎のニューカマー『ずっと真夜中でいいのに。』を聴け

こんばんは、キタガワです。

 

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とあるPVを観たあとに、ふと「これだから音楽聴くのはやめられないんだよなあ」と思った。スペースシャワーTVYouTubeの関連動画で紹介された曲を片っ端から聴く毎日で、そのたびに「うーん微妙だな」という思いを抱き続けていたのだが。100回に1回でも彼女らのような音楽に出会えるのならば、こんな生活も悪くないなと。


彼女らの名前は『ずっと真夜中でいいのに。』。今後必ずメジャーになるであろうこの名前を、まずは押さえておいてほしい。


メンバーは作詞作曲を担う『ACAね』というひとりの女性以外、一切の情報が明かされていない。ソロユニットなのか、バンドなのか。それすらもはっきりしない状態である。


そんな謎のベールに包まれた彼女らの登場は、ひとつの楽曲のPVがきっかけだった。

 


ずっと真夜中でいいのに。『秒針を噛む』MV


この『秒針を噛む』はあれよあれよという間に再生数を伸ばし続け、10月4日現在で700万再生超えを記録している。これは新人アーティストとしては異例の記録であることは間違いないし、タイアップも何も付いておらず、ただ口コミのみで広がった結果というのが興味深い。


ピアノを主軸としたキャッチーなポップロック。そこに細かな音が重なり合い、耳にドスンと来る重厚なサウンドとなっている。


中でもサビ部分の大爆発は、あまりにも衝撃的だ。声を張り上げて歌うACAね氏と、音圧がさらに数倍はね上がったかのようなサウンドでもって、一瞬にして引き込まれてしまう。


ペースを一切落とさずに突っ走る『4分半の事件』が終わると、不思議と最初から聴いてみたくなる魅力が詰まっている。本来情報量が多く耳障りなはずのサウンドも、ピアノがあることでまろやかに。さらにはACAね氏の歌声も相まって、何周もリピートしてしまう。


歌詞にも注目だ。この曲で歌われているのは、フラストレーションを抱えながらも、それでも懸命に生きようともがく孤独者の内情である。


〈このまま奪って 隠して 忘れたい〉

〈分かりあう◯ 1つもなくても〉


この『孤独者』の内情は、詳しくは明かされない。全ては靄がかかったように不鮮明で、抽象的な表現に終始している。しかし発散できずに溜め込んだ心の辛さは、画面越しに見る私たちにも痛いほど分かる。僕はこの歌詞を見るたびに、心が締め付けられそうになる。

 


ずっと真夜中でいいのに。『脳裏上のクラッカー』MV


数日前には新曲『脳裏上のクラッカー』の動画も公開された。こちらも素晴らしいのでぜひ観てもらいたい。


彼女らは自身を表す言葉として『ずっと真夜中でいいのに。』を選択した。真っ昼間に昇る太陽のような、日々明るく人生を謳歌している人間には決して分からない、鬱屈した感情を歌う。


11月14日には上記で紹介した2曲を含む待望のファーストミニアルバムが発売予定。来年には初ライブも決定している。


今後も活躍に目が離せない。断言する。2018年最後の台風の目はこいつらだ。

9月のブログの裏話

こんばんは、キタガワです。


早いもので、今年も残り3ヶ月を切りましたね。早すぎだろ。


さて、5月頃を境に定期的に更新するようになった『キタガワのブログ』ですが、ありがたいことに日々アクセス数が伸びてきて、続ける活力になっています。相変わらずコミュニケーションは取れない性格なので申し訳ないんですが、いいねやスターを貰うのはありがたく感じてます。本当に。


9月もそれなりに記事を書きました。ひとつずつ振り返っていこうと思います。


【シソンヌライブ@島根】

8月にサマソニがあったおかげで、『ライブ行きたい欲』が日々高まっていったのが9月でした。「音楽聴きてえ!」という気持ちはめちゃくちゃあるのに、地元の島根では全然ライブやらないんですよね。


で、だんだん耐えられなくなってきたんです。そして最終的には「もう何でもいいからライブ行きたい!」っていう謎の感覚になりまして。そんなときにシソンヌのお笑いライブの存在を知りました。


音楽でもないし、熱烈なファンではないものの、とりあえず『ライブに行った』という面目が欲しかったんです。それほど飢えてたので。


でも面白かったですね。気軽な気持ちで観れたので良かった。ひとつだけ、真横で座ってたカップルがコント中ずーっとバカ話してて、ビール片手に爆笑してたのがマジで苛つきましたね。


やっぱああいうタイプのウェイ系とは一生相容れないと思いました。


【イエスマン】

レンタルした映画。「そういえば何で最新映画のレビューしないんだ?」とお思いの方もおられると思うんですが、映画館のバイトでの人間関係が最悪になりまして。精神的にも磨り減ってたしもう従業員の顔も見たくないしで、体調不良を理由に1ヶ月半くらい出てなかったんですよ。まあ体調不良は嘘ではなかったんですけどね。


なので『観たい映画めっちゃあるけど観れない』っていう状態になってたんです。行ったら絶対チケットもぎられるときに顔合わせるじゃないですか。もうそんなのは死んでも嫌だったので。

で、『映画観たい欲』もどんどん高まっていって。レンタルで済ませるしかなかったんです。実はこの映画の他にも『顔のない鑑定士』や『SAW』など、いろんな映画のレビューも書いてたんですけど、いつの間にか忘れてて。その中でも気付けば『イエスマン』だけアップしてましたね。


【IKKOとチョコプラ松尾】

おふざけ系。いつもツイッターでふざけてることの延長線みたいな感じで書いた記事です。


最初『絶対にウケるIKKOの新しい4文字ネタ10選』みたいに書こうと思ってたんですけど、少しズラして、誰もやってないであろう『絶対に言わないこと』と題して書き始めました。


限られた制約の中で、読者にどれだけクスリとさせられるかが勝負でした。30分考えて出来の良かったやつだけまとめて書いた気がします。


余談ですがこの記事に辿り着いた人、どんな検索できてんだろうと思って調べてみたら『IKKOどんだけ』とか『松尾 ネタ』でこの記事に来た人がけっこういまして。ちょっと笑ってしまいましたねあれは。


【へきトラハウス歌手デビュー】

フィッシャーズの記事でも書きましたが、今年は多くのYouTuberが歌手デビューした年でした。それはまあ仕方ないなとは思いつつ、僕としては未だに不満があって。そのせいか少し批判めいた文章に買ってしまいました。


結果的にへきトラはあまり売上延びませんでしたね。やっぱり知名度なのかなあ。UUUMみたいな大手の会社所属じゃないと売れないのかもしれないですね。


話は逸れるんですが、歌手Youtuberの中でもレペゼン地球本当に凄いですね。1万人収容の幕張メッセが即日完売っていう。


断言しますが、来年はもっと音楽業界は酷くなりますよ。個人的にはTikTok出の素人が歌手デビューすると予想。


【お怒りバロメーター】

完全なおふざけ、かつ実験的な記事にしたいと思って書きました。


こういうただ書きなぐるだけの記事は今までもたまにやってたんですが、アクセス数は全然伸びない記事でもあります。というのも、例えばキタガワのブログでアクセス数が高い記事って、『キングオブコント 感想』とか『CD エロ』で検索して辿り着いた人がほとんどなんですね。なので日頃からタイトルには気を遣うようにしてて。


以前『スパニッシュ・サハラ』という記事を書いたことがあって。これ、内容は『アンチャーテッドのオンラインでプレイヤーに恋した話』なんですけど、そのときは『内容を綿密にした状態でふざけたタイトルにしたらどうなる?』という実験を自分の中でやってたんです。で、結果全然アクセスされなかったんです。


もしこれが『オンラインゲームでまさかの大恋愛した話』とかだったら、みんなタイトルが気になって見に来ると思うんです。でもあえて『スパニッシュ・サハラ』という意味不明なタイトルにして。


今回も同じ感じでやろうと思って、あえて『お怒りバロメーター』という絶対に検索されないワードでブログを書きました。で、スベりましたね。やっぱタイトルって大事。


【菅田将暉チケット】

私ごとではありますが11/16にamazarashiの日本武道館ライブに行くことが決まっていまして。で、「どうせ東京行くんなら前日もライブ行きたいな」と思って調べたところ、前日には菅田将暉のライブがあるらしく。


結局落選したんですけど(倍率30倍)、「これをネタにブログ書けねえかな」と思って書きました。ちなみにその日は打首獄門同好会のライブに行くことにしました。


あとこれを書いた瞬間、菅田将暉botからめっちゃフォローされて戦慄しました。なんかごめん。


【99.99】

体調も良くなり、以前の酒浸り生活が元に戻りまして。たまたま99.99を飲んだときに「ネタになるかな」と。


あのブログの最後は「美味しかったんでもう一本買いました」というオチになってるんですが、白状するともう一本買ってません。あの画像は一本目をそのまま使った写真です。


ああでもしないと面白いオチにならなかったんですよ。「美味しかった!それでは!」みたいなオチは避けたかったので。ズバッと終わるにはあれしかなかったです。すいません。


【キングオブコント2018】

今年のキングオブコント、面白かったですね。もうYouTubeで6周はしましたね。僕、あの番組のためだけにバイト休みましたから。


やっぱりハナコ面白いです。最近の爆弾処理のコントなんかは特にすごいです。文句なしですね。


あの記事に関しては語り尽くした感があります。確かGAGを書いてる部分あたりで集中力が切れて、それ以降の芸人紹介が大変だった気がします。


【でんぱ組.incのDVD】

気付けばでんぱの記事けっこう書いてるんですね。3つ目。


もうただのファンなので、かなりファン向けの記事になってしまった気が。


CDレビューじゃなくてDVDをレビューしたのは理由があって、CDデバイスイカれたせいでCDが聴けなくなったからでした。なもんでPCじゃなくPS4でDVDだけ観たっていう。ちなみにCDはまだ聴けてません。


完全に余談ですが、今でんぱ組.incのポスターの横はむさ苦しい男どもに包囲されています(oasisエレカシ)。


【DA PUMP『U.S.A.』】

最近カラオケでよく歌うので。


これは書き始めた瞬間から『少しふざけよう』と決めてました。堅苦しい文章じゃなくて、ですます調で書いたり、ボケを入れたりしてみました。


あと最近父親(68歳)があの踊りを真似して膝ぶつけてました。

 

……はい、いかがでしたか。9月総まとめ。

10月も変わらず、書きたいときに気楽に書きたいと思いますので、宜しくお願いします。

それでは。

DA PUMP『U.S.A.』はイエローカード並みの反則曲

こんばんは、キタガワです。

 

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『U.S.A.』が大変なことになっている。正直これほど社会現象になるのは全くの予想外だったし、今でも意味が分からない。ヤバい宗教に洗脳されてる感じする。


近所のスーパーなんかでも『U.S.A.』歌ってる子ども、めちゃくちゃ多い。毎回「カーモンベイビーアメリカー♪フンフンフフンフフフーン♪」と歌っている。うちの母親なんかその子どもに遭遇しすぎて「フンフンフフンフフフーン♪」がマジの歌詞だと思ってしまっている始末。頼むから完成度を上げてくれ。


で、僕はといえば流行っていることは知りつつも、ちゃんと聴いたことなかったんですよ。近所の子どもや店で流れてるものしか聴いたことがなくて。


ですが最近になってさすがに「音楽好きとして聴かないわけにはいかんやろ」と思いまして、やっと昨日YouTubeでちゃんとしたものを聴いてみました。

 


DA PUMP / U.S.A.


反則。


声出して笑っちゃった。冒頭の「ユー!エス!エー!」の時点でイロモネアだったら一発クリア間違いなしです。そこだけでも面白いのに「カーモンベイビーアメリカ」の部分はダンスも完全に笑わせにきてるからダメ。僕、牛乳含みながらあの動画観れないですよ。下手な芸人より面白い。というかメンバー、アメリカ行ったことあるのか?

 


DA PUMP / if...


みんなDA PUMP知ってる?僕らの年代が知ってるDA PUMPっていったら、こういうのなんですよ。イントロが流れた瞬間カラオケでは目を閉じてゆったり歌うような、そんな歌手なんです。

 

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これが

 

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これですよ?別の人が操作してんのか?


まあおふざけも程々にして。僕がずっと気になっていたのが『何でこんなに流行ったのか?』ということ。


米津玄師やあいみょんのような若いヒットメーカーならいざ知らず、申し訳ないけどDA PUMPは一度目のブレイクから数年間、あまり売れなくなったミュージシャン。そんな彼らが二度目の社会的大ヒット。何かしらの理由があるはず……というわけで、ひとつひとつ分析してみました。


その分析結果が以下です。どうぞ。


1.『ダサい』という話題性

今でこそ音楽性やキャッチーなフレーズが取り沙汰されていますが、一番最初に大きく取り上げられたのは『ダサい』という部分でした。

 

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見てくださいこのジャケ。すっごい。しかもよくよく曲を観てみると、『カーモンベイビーアメリカ』とか謎なこと言ってるしダンスも意味不明。この振り付け考えた人ヤバいでしょ。


今のご時世は『話題になること』が全てです。千鳥の「クセが強い」、「貴様は?」とか、どうぶつタワーバトルとか、FGOとか。炎上商法なんかはそれの最たるものですよね。もうそれだけで大きな印象が付きます。それだけで勝ちなんですよ。


かくいう僕もこの曲を知ったきっかけは、『めっちゃダサいCDを誰かが出したらしい』との情報を聴いたからでした。で、結局そこからジャケットを観て、曲聴いて、気付けばハマってるっていう。


普段DA PUMPを聴かない人にも、大きな話題性で興味を持たせたDA PUMP。これで掴みはバッチリ。次は音楽について。


2.ユーロビートへの挑戦

いきなり専門用語が出て来て困惑した方、ごめんなさい。これ、一昔前のジャンルで言うところの『パラパラ』と同じ部類の音楽です。

 


TRY ME


MAX - TORA TORA TORA


中でも『Try Me』や『TORA TORA TORA』などが有名です。一度聴いてみてください。ほら、どことなく似てませんか?


というか、作りはほぼそのまんまなんです。キラキラしたシンセの音色で進行して、サビの始めに『トライミー』や『トラトラトラー』といった誰もが一瞬で口ずさめるようなフレーズをひとつドン!と入れる。


音楽って不思議なもので、印象深いフレーズを組み込むと、馴染みやすく感じます。例えば街中でふっと流れてきただけでも、耳に残る。「なんか最近U.S.A.よく聴く気がするなあ」とお思いのあなた。それはそれほどサビの『カーモンベイビーアメリカー』の中毒性が強い証拠なのです。こえー。


3.良い意味で単調

この曲、めちゃくちゃ単調なんですよ。


まず、Cメロがありません。いわゆるカラオケの中盤あたりで「あーこの部分だけわかんねえわ」ってなる部分です。Aメロ、Bメロ、サビまで歌えるとしても絶対につまずくところ。YouTubeで1回聴いたくらいじゃまず歌えません。

 


DAOKO × 米津玄師『打上花火』MUSIC VIDEO


打上花火で言う「パッと花火が~」の部分です。


『U.S.A.』はこれがない。だから歌われやすいし、それによって覚えられやすいんです。


踊りも単調です。サビまで覚えれば、なんとか踊れるレベルになる。今年の全国の運動会では、ダンスの演目で『U.S.A.』が使われまくっていたそう。踊りたくなる振り付けですし、覚えやすいし。それがまた話題に繋がるというわけです。

子どもにウケる理由はここから来てるんじゃないかと。


4.全部高音

この曲、全部聴くと分かりやすいんですが、ボーカルパートは全部高音で歌われています。今年流行った曲で例えると米津玄師の『LEMON』も同じです。全部高音。

 


米津玄師 MV「Lemon」


カラオケで原キーで歌うと『サビだけ歌うのがキツい』みたいな曲ありますよね。そうじゃなくて、『全部キツい』曲です。歌い終わったあと「高音キッつ!でも気持ちよかったー!」と思うアレ。


『U.S.A.』は前述したCメロ廃止も相まって、最初から最後までテンポが崩れないんですよね。だからずーっと高いテンションをキープし続けて終わる。この曲はカラオケ人気が高いそうですが、その人気は『高音で歌いやすい』という理由があるからかなーと。


結論

僕がこの曲に対して思うのは、ルールのギリギリを攻めたイエローカード並みの反則曲だなと。


間違いなくこの曲は商業目的で作られています。手を伸ばせば届く距離でスナイパーライフル使うみたいな、100%当たるズルいやり方。


でも決してレッドカードではないんですよ。


大幅な路線変更で媚を売ったとしても、何ら法に触れたりとか人をディスったとかではない。理解の範囲内で、売れるべくして売れたわけです。売れるための戦略がめちゃくちゃ考えられてます。もう商業系の大学で講演会開いてほしいレベル。


数年前からライブのチケットがあまり売れなくなってきたDA PUMPですが、今やチケットは全て売り切れ。CDバカ売れ。テレビにも引っ張りだこ。紅白も間違いないでしょう。


今年は間違いなく米津玄師とDA PUMPの年でした。

 

それでは。

もっとでんぱ組.incが好きになる。『プレシャスサマー!』初回限定盤AのDVDレビュー

こんばんは、キタガワです。

 

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今日は少しだけ早く起き、地元でひっそりと営業しているCDショップに向かった。光の速さで"それ"を手にした僕は、脇目も振らず自宅へ直帰。そのままDVDをPS4に挿し込み、約30分鑑賞。終了後、大きな満足感を得た僕は「この感動を一刻も早く文章で伝えたい。いや、伝えねばならぬ」と思い立った。で、今このブログを書いているというわけである。


いやー、DVD最高だった。今までいろんなDVDを購入してきたが、間違いなくベスト3に名を連ねるであろう傑作である。もうすんごいすよこれ。

 

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……というわけで今回は、でんぱ組.incの最新シングル『プレシャスサマー!』の初回限定盤Aに付属されているDVDについて、思う存分語っていきたいと思う。「シングルなのにCDの感想は書かないの?」とお思いの方、すいません。書きません。ネタバレ全開だが、購買意欲を下げさせないような文章を書く所存である。


さて、今回のシングル、DVD付きのものは初回限定盤AとBの2種類が発売されているわけだが、『そもそも何が違うのか?』という部分から話を進めていきたい。

 

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違うのは大きく分けて『ジャケット写真』と『DVD内容』である。上記の画像は初回限定盤Bの画像。その上はA。Bはメンバー全員が全面に押し出されているジャケットだが、Aはまるで沼に引きずり込むかの如く、ホラーチックなジャケットになっている。


そしてDVD内容。ファンが気になるのはやはり収録楽曲だろう。


[初回限定盤A]
・ソーリー、ロンリー。
・ギラメタスでんぱスターズ
・NEO JAPONISM
・キラキラチューン
・Ψ発見伝!
・Future Diver

[初回限定盤B]
・VANDALISM
・トライアングルドリーマー
・光のキャンベル
・プレシャスサマー!
・ファンファーレは僕らのために
・ORANGE RIUM


Aは若干ライブ向けアンセムが多い印象。対してBは『トライアングルドリーマー』や『光のキャンベル』といったライブでめったに聴けないレア曲や、今シングルのリード曲『プレシャスサマー!』も収録。


総合的に見ると、コアなファン以外はほとんどAの方を選ぶんじゃなかろうか。


それでは以下、DVD感想です。どうぞ。

 

 

DVDを起動すると、すぐさま映像が流れ始める。どうもメニュー画面などは無いらしい。


収録されているのは『東北でんぱ大作戦!』と題されたツアーの様子。ライブハウスということもあり照明は暗く、DVDを観ている側としては、決して鑑賞しやすい環境とはいえなそうだ。しかしこの不安定な環境でもって、最大限の『ライブハウスのリアル』を感じられる。むしろいい演出なのでは。


1.ソーリー、ロンリー。

『東北でんぱ大作戦!』と大きく書かれた真っ暗なライブハウスに、SEもなしにゆっくりと登場した古川。「東北でんぱ大作戦、始めます!」の一言の後、フォークギターの音色が鳴り響く。観客の誰もが「えっ?」「マジ!?」と困惑の声を発する中、1曲目『ソーリー、ロンリー。』が投下された。


驚くのもそのはず。『ソーリー、ロンリー。』は何年間もセットリストから姿を消していた超レア曲であり、熱狂的なファンですらほぼ聴いたことがないレベルの曲なのだから。


次々にメンバーが登場し、最終的には7人が入り乱れて歌う流れに。ステージ自体がかなり狭いこともありギュウギュウな状態なのだが、これがライブハウスの良いところ。普段ホールなどでのライブが多い彼女たちだが、ホールでは見たことのないほど熱く、エネルギッシュな歌唱を見せる。


前述したように超レア曲なので、観客のコールも一切なかった(多分ほとんどの人が知らない)。振り付けもないため、メンバーは観客を煽り倒したり笑い合ったりとやりたい放題。まるでロックバンドのライブを見ているようだった。最高かよ。


ドキュメンタリー~わんこそばとPAとリハ~

曲が終わると、東北ツアー中のドキュメンタリーへ。わんこそばを食べまくったことを車内で話している。みんな私服なので、ステージで見る彼女らとは違う魅力がある。


続いてはパーキングエリアで休憩。売店で購入したものを食べる藤崎と鹿目。


次はリハーサル映像。私服で歌う様はやはり新鮮。ファンは垂涎ものだろう。


2.ギラメタスでんぱスターズ

ドキュメンタリーが終わると、ライブ映像へ。前シングルのリード曲、『ギラメタスでんぱスターズ』だ。


見るからにカメラは4台。①ライブハウス後ろでの定点カメラ。②最前列右側。③最前列左側。④ステージ上左手側。特に①~③のカメラはステージからかなり近い距離にあるため、メンバーの顔がアップで観れる。これは嬉しい。公式ライブ映像よりもリアルに見える。


ドキュメンタリー~海鮮丼を食べる~

続いて海鮮丼を食べるドキュメンタリー。これは時間にして2分くらい。かなり短かった。


海鮮丼を貪るメンバーたち。成瀬の独特の食レポも面白かったが、中でも秀逸だったのはボソッと聞こえた相沢のイクラ(醤油)超はじくんだけど……」というセリフ。完全に素の声だっただけに、声を出して笑ってしまった。


3.NEO JAPONISM

曲の前に、恒例の自己紹介。「萌えキュンソングを世界にお届け!でんぱ組.incでーす!よろしくお願いしまーす!」といういつもの挨拶のあと、「東北でんぱ大作戦、スタートしましたー!」と盛り上げる古川。


それからは個別の自己紹介へ。ひとりひとりについて書くと盛大なネタバレになるのでここでは書かないが、成瀬がドデカイ声を発した瞬間に相沢が「もう地声でええやろ!」とツッこむ場面が面白かった。


古川による「ここでこれ出来んのかなあ……?」の一言と共に始まったのは『NEO JAPONISM』。


でんぱ組.incの楽曲の中でも1.2を争うレベルでステージ上を動き回るこの曲。確かに少し窮屈そうにも見えたが、なんとかやりきっていた。


「ぜっぜっぜっ絶好調」の部分では、観客がもみくちゃになって移動する様が壮観だった。ホルモンやSiMのライブ並みの大移動。素晴らしい。


ドキュメンタリー~ライブハウス楽屋の中と外~

まずはライブ後の車内からスタート。何気ない会話で盛り上がってはいるが、カメラの端で氷結の500ml缶を取り出した成瀬を、僕は見逃さなかった。誰も何も言わないあたり、日常的なのだろうか。成瀬……。


次のライブハウスへ到着すると、舟盛りを持った成瀬率いるメンバー全員が、町を闊歩する様子が。これがなかなかカオスで、普通にファンとすれ違ったりしている。東京では決してありえない光景である。田舎特有の雰囲気がそうさせるのだろうか。


4.キラキラチューン

次は『キラキラチューン』。ここからは別のライブハウスでの映像。カメラは4台。配置はほぼ同じだが、最前列左側のカメラマンがヌルヌル動くようになったので、さらに躍動感のある映像が観れる。


距離が近いので、夢眠の腕が観客に触れそうになっている。しかしさすがはプロのアイドル。触れそうで触れない絶妙な距離をキープしていた。確かに男性が夢眠に触れたりしたら卒倒するだろうから仕方ないな。


5.Ψ発見伝!

この前はドキュメンタリーなし。こちらも前シングルからの1曲。見も蓋もないことを言うようだが、今後披露する機会はどんどん減っていくであろうこの曲。映像作品として観れるのは貴重なのではないだろうか。


一列になるところでギュウギュウになっていたのが見所。


ドキュメンタリー~相沢ラップ~

相沢が声を復唱するおもちゃの前でラップする場面から。「東北生まれアニソン育ち!オタそうな奴とは大体友達!」と言ったあと、「%&#¥*&$¥(何言ってるか聞き取れない)」と復唱するおもちゃに大笑いする相沢。かわいい。


6.Future Diver

結成初期からの人気曲。6人体制でのライブを見慣れているだけに、7人でのライブは感慨深いものがある。こちらも同様に最高のライブ映像であった。

 

 

さて、以上でレビューは終了である。いかがだっただろうか。今回はDVDのレビューのみに留まったが、今現在購入を渋っている人はぜひ買ってほしいと強く願う。


DVDの内容は30分程度とコンパクト。通常のDVDだと長すぎてダレることもあるだろうが、その心配もない。観たいときにパッと観て、パッと終わる。しかも内容が濃いときた。


しかも価格は1500円程度。DVD付きシングルとしては安い部類に入るし、ドデカイポスターもついてくる。お得。


見終わったあとには初回限定盤Bの方も欲しくなってしまう悪魔の作品だ。だってツアーのドキュメンタリーが面白すぎるから……。


では、この辺でレビューを終わりたいと思う。思ったより長くなってしまったけれど。それでは皆さん、良きでんぱ組ライフを。

 

↓過去のでんぱ組.incの記事はこちら↓

宇宙で光れ、でんぱスターズ!新体制のでんぱ組.inc、決意のシングルを聴いた! - キタガワのブログ

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