こんばんは、キタガワです。
サマソニ is バック!洋楽ファンにとってなくてはならない夏フェス『SUMMER SONIC 2023』のヘッドライナーが、先日早くも発表された。その気になる2組はなんとブラーとケンドリック・ラマー!クリエイティブマンの清水直樹氏は先日発売されたrockin‘onにて「ブッキングに関しては自信がある」「プリマヴェーラ・サウンド2023のブッキング見たらびっくりした」と語っていたけれど、まさしくその答え合わせとも言うべき解禁がこれだったのだ。
SNS上でも大盛り上がりだったように、この2組の起用は洋楽ファンの意識はもちろん、凄まじく難易度が高いブッキングでもあった。まずはブラーについては言わずもがなで、こちらの記事でも記したように今は昨年11月に再結成を発表した絶好のタイミング。そのため世界各国で取り合いになったことは間違いない中で、しっかりと確定させたのは流石サマソニ。これまで彼らと培ってきた絆が、これ以上ない形で帰ってきたような。ちなみにデーモン・アルバーン(Vo.G)の別活動であるゴリラズを除けばサマソニとしては20年ぶりの出演。“Song 2”然り“Coffee And TV”然り、毎曲がシンガロングになること必至なので、各々の思い出と共に楽しみたいところ。
Blur - Song 2 (Official Music Video) - YouTube
そしてお待ちかね、ケンドリック・ラマーはまさかの起用。正直近年のサマソニはロック&EDMのイメージが強く、ヒップホップ系統はまだフジロックの土壌かなとも思っていたのだけれど、よもやのサマソニである。来日公演として記憶に新しいのは2018年のフジロック、滝のように降る大雨で半ば苦行のようになったメインステージに降臨したケンドリックは、バンドメンバーを視界の外に置いて観客から観えるのは彼のみ、という強気なステージングで、見事この日のハイライトとなった。この光景が苗場とは違う野外環境で……という部分も最高だし、何と言っても最新アルバムがリリースされた絶好のタイミングでもある。当日のセトリは絶対に、世界各国でエゴサーチされるべき伝説の一夜になりそう。
Kendrick Lamar - DNA. - YouTube
そして気になるのは、この豪華ヘッドライナーを迎えて構成される当日のラインナップだろう。詳細はもうじき発表とのことでその際には新記事として記したいところだが、そもそもサマソニはその日ごとに大まかな『イロ』が明確になっているフェス。そのためブラーが出る日にはロック多め、対してケンドリックの日はヒップホップとポップス(K-POPやソロアーティスト、EDM)などが中心を攻めるのはほぼ確定だと思われる。ザ・スマイル、インヘイラー、Rosalia、邦楽ではYOASOBIあたりに個人的には注目しているけど、この予想する時間もとても楽しく「サマソニがもうする来るんだなあ」としみじみ。
コロナ禍で中止となったスパソニはあらゆる規制を掛けた運命の代物になり、サマソニは遂に昨年復活を遂げた。……となれば今年は元通りのサマソニが生まれること請け合い!開催は8月とまだまだ先だが、これからの発表を期待せずにはいられない。woohooしてアガアガして。我々が望む夏は、今年新たな姿で現れるはずだ。