キタガワのブログ

島根県在住のフリーライター。ロッキン、Real Sound、KAI-YOU.net、uzurea.netなどに寄稿。ご依頼はプロフィール欄『このブログについて』よりお願い致します。

TOMORROW X TOGETHERやBE:FIRST、ミセスまで……。『サマソニ2022』第2弾出演アーティストについて

こんばんは、キタガワです。

 

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何しろ洋楽シーンの祭典こと『SUMMER SONIC 2022』、待望の追加出演者&日程発表である。公開当日には多くの反響が寄せられることはイメージ出来ていたし、公式HPがアクセス過多でダウンすることもまた、何となく察してはいた。けれども合計1万リツイート超えというここまでの広がりを目にすると、改めて洋楽ファンにとってサマソニとは、希望の光にも等しい存在なのだと実感した次第だ。


今回新たに発表されたアーティストは総勢9組。人それぞれ好みのアーティストは異なることは間違いないので各自の紹介は省くが、特に今回の発表では取り分けMrs. GREEN APPLE、BE:FIRST、TOMORROW X TOGETHERら3組の起用が加速度的に広がった印象が強い。先日の活動再開ニュースもトレンドに上がったミセスは、活動休止から約1年ぶりのカムバック。BE:FIRSTとTXTは言わずもがなで、とてつもなく分かりやすい形で『今最も注目されるアーティスト』ということもあり、この時間帯は多くのティーンでごった返しそうだ。「○○のライブ観たよ!」と胸を張れるのがサマソニの強みだとするならば、彼らの存在はそのうちの一角を担っている。どうかメンバーひとりも欠けることなく、健康にライブを実現してほしいと願っている。

 

TXT (투모로우바이투게더) 'Frost' Official MV - YouTube


加えて、この度初めて公開された新情報のひとつが、各日の傾向である。というのも、これまでもポスト・マローンやThe 1975、ミーガン・ザ・スタリオンらそうそうたるメンバーの発表が話題を呼んだのは既報の通りにしろ、それぞれがどの日にブッキングされているのかは非公開のままだったからだ。そして結論、2日間の動きが明確に分かれていることも今回の発表で確定され、具体的には東京1日目は重鎮ロック&若手主体で、ザ・オフスプリングやオール・タイム・ロウといった爆音バンドに寄り添うように起用されたマネスキン、ビーバドゥービー、リンダリンダズたちがニクい。それこそザ・リバティーンズは日本でのライブがもう何十年も前だし、リンダリンダズのバンド名は日本の映画とザ・ブルーハーツのあの名曲をモチーフにしていたりもしていて、日本人的にも期待大。


対して2日目は、かなりポップに寄った1日になるのも面白い。そのうち『この金額でライブを観ることがまずプレミア状態』的なアーティストはCL、ミーガン、TXTあたりだが、更に上位にあのポスト・マローンが鎮座しているのも素晴らしく、この日の参加者は名実共に誇れそうな気も……。他にもU2のボノの息子がボーカルを担うインヘイラー、音楽シーンの超新星ことヤングブラッド、生まれは日本でありながら世界的に大バズを巻き起こしたリナ・サワヤマなど盤石の布陣で行われる2日目。世界の流れ的にもポップが主流になっている中で、この出演陣を観ることが出来ることは大いなる意味を持つことだろう。

 

Inhaler - Cheer Up Baby (Official Video) - YouTube


これまでの記事でも様々に綴ってきたことの繰り返しではあれど、特に今年のサマソニはキャパシティを減らしつつ、元通りの形を目指して突き進んでいる。聞くところによると声出しの制限も撤廃し、ステージも昨年とは違い従来通りの複数ステージで展開。深夜のセミイベントも復活するという。現在コロナの雰囲気が落ち着いていることもあり、このまま進めば最高の形でのフィニッシュになる可能性はとても高いし、いち洋楽ファンとしてもその未来を心から希求し続けていきたいと思う。洋楽の灯を消さない精神がこの先にもたらすものは、きっと新しい光になる。その未来は近い。