キタガワのブログ

島根県在住のフリーライター。ロッキン、Real Sound、KAI-YOU.net、uzurea.netなどに寄稿。ご依頼はプロフィール欄『このブログについて』よりお願い致します。

【ライブレポート】きゃりーぱみゅぱみゅ『10th ANNIVERSARY JAPAN TOUR 2022 CANDY WAVE』@安来市総合文化ホール アルテピア大ホール

こんばんは、キタガワです。

 

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http://kyary.asobisystem.com/


「今日は難しい状況の中来ていただいて本当にありがとうございます。こんなご時世だから声は出せません。でもその分、皆さんと一緒にたくさん踊って盛り上がりたいと思います!いける?」。この日初となるきゃりーのMCを聞いた瞬間、コロナ禍で行われるライブのひとつの答えに辿り着いた気がしたのは自分だけではないだろう。踊って口ずさんで、時にはペンライトの色を変えながら共に形作る双方向的なライブ。それはつまるところ誰しもを体と心の両面で引き込む、とてつもない求心力を携えた代物でもあった。


開演時間の少し前。“チェリーボンボン”や“つけまつける”、“ファッションモンスター”といった代表曲がリミックスバージョンとして流れるBGMをバックに、席に着く。自分の座席は4列目でおそらくはファンクラブ優先席に該当すると思われるが、ふと周囲を見るときゃりーオリジナルペンライトを取り出す人、きゃりーグッズに身を包む人、遠方から赴いたファンと談笑する人など千差万別で、年齢層も上はおじいちゃんおばあちゃん、下は小学校低学年くらいとこちらも様々。これまでいろいろなライブに足を運んだ自負はあるけれど、ここまで多くの層に愛される空間は今までにない。そして肝心のステージだが、こちらは全面に紗幕が張られておりその全貌を伺い知ることは一切出来ず、何が起こるか分からないワクワク感が次第に心を支配していく。


開演2分前のアナウンスから自然発生的に生まれた手拍子に呼び込まれるように、18時定刻ジャストにライブ開演。すると同時に垂らされていた紗幕にピコピコ音+ガクガク文字のファミコンゲームを彷彿とさせるオープニング映像が流され、『PUSH THE BUTTON(ボタンを押してください)』と記された箇所がクリックされると、紗幕は撤廃。その裏に潜んでいたきゃりーと4人(男性2・女性2)のダンサーたちが姿を現した。

 

Kyary Pamyu Pamyu - Candy Racer (きゃりーぱみゅぱみゅ - キャンディーレーサー) Official Music Video - YouTube


オープナーはニューアルバム『キャンディーレーサー』から表題曲“キャンディーレーサー”。1曲目から低音を貴重としたサウンドが鼓膜を掌握する、きゃりーのライブとしてはかなり異質な幕開けだ。ステージの中央で歌うきゃりーの姿はウィッグも服装も緑を貴重としていてこちらも新鮮で、ダンスもメインテーマが『レーサー』ということもあり、車のハンドルを急激に動かして方向転換するようなアクションで視線を一身に集めている。ステージについても凝っていて、巨大な『遊』の文字、3段ある階段、そして頭上には『CANDY WAVE』のオブジェと星やキャラクターなどが等間隔で並べられており、しかもそれら全てが電飾として緑色に光っている。後のMCできゃりーも、今回の島根県安来市という田舎の土地の中でこうしたビカビカの演出をしていることのギャップについて笑っていたが、決してきゃりーのイメージを損なわず、それでいて視覚的にも訴え掛ける仕様は見事と言う他ない。


今回の全国ツアーはタイトルにも記されている通り、ニューアルバム『キャンディーレーサー』のリリースときゃりーぱみゅぱみゅ活動10周年記念が合致して企画されたもの。そのため必然的にセットリストの半分は『キャンディーレーサー』楽曲、残りの半分はお馴染みのアンセム多数で構成されていたのだが、どうやら細かな楽曲についてはツアー会場ごとに何パターンか用意しているらしく、この日選ばれたセットリストは今回のツアーの中でも一番マニアック寄りであったそう。おそらくは“ピンポンがなんない”、“こいこいこい”、“Ring a Bell”らこれまでライブでほぼ披露してこなかったインディー楽曲がそれに該当すると思われるが、この先のライブでもいろいろと変更しながら進んでいくそうなので、是非とも期待したいところ。

 

Cherrybonbon - YouTube


今回のライブで最も印象的だった、冒頭で記したMCが語られたのは“チェリーボンボン”前のこと。それこそダブステップ色全開な“キャンディーレーサー”と“どどんぱ”の流れは言わば「みんな好きに楽しんで!」との気持ちが表れていたが、“チェリーボンボン”からは今回のライブスタンスは完全に「みんな私に合わせて踊ろう!」に変化した。「ペンライト赤でお願いします!」「みんなこの動き出来る?」「左右左、左右左。その調子!」……。もちろんこれらのアクションはこれまでのきゃりーのライブでも幾度となく行われていて、全員で楽しむための最適解ではあった。けれども「きゃりーちゃーん!」の声援も「オイ!オイ!」といったコールもファンが出来ない中で、一緒に踊るというひとつの行動がこれほどまでに一体感を形成するとは思いもしなかった。


MCでは、ライブのコンセプトについて説明。きゃりーいわく今回のツアーは『サイリウム・ステージ・ダンス』の3つのテーマを軸に構成されているそうで、中でも印象的な第1部のステージについてはゲームの世界をイメージして作られているとのこと。なおこれらのステージ装飾はきゃりーの意見が大幅に取り入れられているとのことで、ステージを指差しながら嬉々として「これ凄くない!?」と笑顔で語るきゃりーが可愛らしい。

 

Kyary Pamyu Pamyu - Perfect Oneisan(きゃりーぱみゅぱみゅ - パーフェクトおねいさん) Official Audio - YouTube


その後は初見のリミックスバージョンでCD音源とは違う形で届けられた“チェリーボンボン”と“PONPONPON”の他、超レア曲“ピンポンがなんない”、きゃりーが「ピタゴラスイッチみたいな振り付け」と語ってくれた“ガムガムガール”がフルスロットルで鳴らされ、第1部ラストは“パーフェクトおねいさん”。スカートの裾を持ってヒラヒラさせる一幕を中心にどことなく『お姉さん感』を醸し出しつつ、終盤ではショルダーキーボードを弾き倒すきゃりー。一風変わったパフォーマンスでファンを魅了すると、きゃりーとダンサー4名がポーズを決める中、ゆっくりと紗幕が降ろされ第1部は終幕した。


眼前には未だ紗幕のみ。必然我々も着席してしばらく待機していると、次第に紗幕の前にスタッフ総出で巨大な演奏セットが運び込まれていき、自然とファンの視線もそちらに向く。セットは中心だけがポッカリと空いていて、ウィンドチャイム、トイピアノ、トイドラムといった楽器が周りを取り囲んでいて、最近ではテレビ番組『アウトデラックス』にも出演したピアニスト・ふくしひとみが袖からスタンバイ。マルチな即興演奏と“つけまつける”カバーなどおよそ約10分間、素晴らしいソロのステージングを見せてくれた。その口元は赤いベールで覆われていたが、ラストに大きく両手を広げた姿からは楽器の複雑さも相まって、まるでどこかの民族のようでもあった。

 

Kyary Pamyu Pamyu - world fabrication(きゃりーぱみゅぱみゅ - world fabrication) Official Audio - YouTube

 

そして緩やかに紗幕が引き上げられると、先程までのゲームチックな代物から一新、横の象を含めほぼピンクで塗り固められた可愛らしいステージが出現し、雰囲気に合致した“world fabrication”が鳴らされる。その中心で歌うきゃりーも全身ピンクでコーディネートしていて、スカートはボリュームのあるフリル、頭にはハート型の飾りと、漫画のお姫様のような印象だ。ダンサーについても男性2名はピンクの象の被り物をしており、何かの御伽の国へ紛れ込んだ感覚にも陥る。ちなみにこのピンクの象(きゃりーいわく「ラリったダンボ」)もきゃりーのアイデアであり、ディズニー映画で出現した同シーンを忠実に再現したものだそうだ。

 

この第2部ではどちらかと言えばマニアック寄りな楽曲を多く披露するゾーンとなり、“こいこいこい”や“Ring a Bell”といったレア曲に既存のライブアンセムを合わせて進行していく。きゃりーと言えば激しい、もしくはキュートな楽曲のイメージがあるけれど、その中立の楽曲を意図して選んでいるよう。おそらくはこの第2部はツアー中に何曲か入れ替わりそうな気もするので、ファンにとっては期待すべき場面になりそう。

 

途中のMCの内容は、主に今回のライブ会場に選ばれた島根県安来市について。事前情報として綴っておくと、会場のある安来市総合文化ホール周辺は島根の中でも一面田んぼが広がるローカル地域。そのため車を持たない遠征者としてはかなり難しいアクセスになったこと請け合いだったのだが、きゃりーからは「凄くのどかな場所で。大好きになりました!」と地元民としては嬉しい一言が。他にも今回のツアー先行販売実施時に各地の売れ行きを聞いていたきゃりーが、スタッフに「島根にはファンクラブ会員が2名しかいません」と聞いていたことなどが明らかに。もちろん当日は素晴らしいことにほぼ満員の売れ行きであり、きゃりーも心から喜んでいた。 

Todoke Punch - YouTube 第2部ラストは前作『じゃぱみゅ』から“とどけぱんち”。『じゃぱみゅ』が非常に高い完成度だったことからこのアルバムからもいくつか披露されることは予想してはいたものの、代表的な“原宿いやほい”でも“最&高”でもなくポップ全開の“とどけぱんち”というまさかの選曲には一様に大興奮。バックで流れる打撃音に合わせてカンフー風のパンチを繰り出すきゃりーも様になっていて目にも楽しいし、ダンサーの動きを見ても全てが一心同体でピタリとハマっていて感動モノ。


“とどけぱんち”が終わり、紗幕に色とりどりのVJが投影されての超凶悪ダブステ“DE.BA.YA.SHI 2021”のインタールードを挟むと、ここからは第3部へ突入。紗幕が引き上げられるとこれまた眼前には驚きの光景が広がっていた。具体的には背後に全長2.5メートルはあろうかという巨大な顔のオブジェがふたつ、左右には左手と右手をかたどったオブジェが置かれていて、階段の上部には先程まではなかった扉が鎮座。ちなみに後のMCでこのステージ装飾は、きゃりーがコロナ前に赴いた海外の光景に影響されたものというのが明らかになるのだが、とにかく……。その圧倒的なイメージに目を奪われているとダンサーが閉ざされていた扉を勢いよく開き、きゃりーの入場と共に“かまいたち”からスタート。

 

【LIVE VIDEO】Kyary Pamyu Pamyu - Online Halloween Live 2020「THE FAMILY 10.31」 - YouTube

 

第3部はライブ終盤ということもあり若干アッパーな楽曲を多く配置している印象。“夏色フラワー”や“じゃんぴんなっぷ”などニューアルバム曲、更には新曲の“メイビーベイビー”が今ツアーで初披露された他、やはり会場一体となって盛り上がったのは言わずと知れたキラーチューン“ファッションモンスター”だった。この日のライブがファンの踊りと共に成長していくものであることは冒頭に記した通りだが、サビの《ファッションモンスター》の振り付けはもちろん間奏のヘッドバンギングも、至るところでファンが体を動かす最高の空間に(上の公式ライブ動画を参照のこと)。周囲を見渡してみるとおじいちゃんおばあちゃん、子どもまでもがたどたどしくも踊る姿も見ることが出来て、何だか泣きそうになってしまったりも。オンラインでは決して味わえない、全身で楽しめる娯楽。これこそがライブなのだと、改めて感じた一幕だった。アウトロの共に扉の向こうへきゃりーが吸い込まれる幻想的なラストで、本編は終了。

 “ファッションモンスター”後、ここからライブは一旦ブレイク。ファンを全員着席させての本編最後となるMCは、きゃりーぱみゅぱみゅオフィシャルファンクラブ『KPP CLUB』で事前に募集された質問コーナーだ。なお質問BOXから文章を取って読み上げたきゃりーが「書いてくれた○○さんいるー?」と客席を探して「あっ!いたー!ありがとう!」と答えるまでがワンセット。どこまでもサービス精神旺盛なきゃりーである。


ここでは質問が4個読まれることとなり、まずひとつ目は「きゃりーちゃんにとっての“パーフェクトおねいさん”は誰ですか?」。当初きゃりーは「トークを全部拾って返してくれる凄い人」としてバラエティ番組での共演経験からこじるり(小島瑠璃子)の名前を挙げ、その後「いや、やっぱりあ〜ちゃんかな……」と中田ヤスタカが同じく楽曲提供をしているPerfumeのあ〜ちゃんに変更。その理由は飲食店に行っても絶対に感謝の言葉を店員に伝えたり、楽屋挨拶の際もプレゼントに一言直筆の手紙をしたためたり、コロナ禍できゃりーが辛い精神状態だった際もポジティブに励ましてくれた点であるとし、最後は「“パーフェクトおねいさん”はあーちゃん!2番目がこじるり!」と結論。


ふたつ目は「島根でのライブは出雲大社以来ですが、印象的だったことがあれば教えてください」との質問。きゃりーは「出雲大社の横に特設ステージ作ってもらってね……」と思いを馳せながら、出雲大社が神様が集まる場所として知られているためか、どこか神聖な雰囲気があってライブ中泣きそうになったこと、また当時丁度桜の開花時期で、背後に夜桜が咲いている状態でライブが出来たことの嬉しさについて語ってくれた。


続いては「これまでで一番撮影が大変だったMVはありますか?」という、ファン垂涎の質問だ。きゃりーは“きみのみかた”など様々なMVを挙げつつ「でもやっぱり“ファッションモンスター”かな」と結論。気になるその理由は当時活動の絶頂期だったこともあり、GUのプロモーション撮影で朝6時から夜の23時まで拘束、その後撮影で朝の9時まで“ファッションモンスター”のMV撮影が入っていたことで精神的に大変だった点だったという。


そして最後はペンネーム・サキさんから「この日が誕生日です。誕生日にライブを観ることが出来て本当に嬉しいです」とのメッセージが。きゃりーはすぐさま「えー!どこー!サキさんどこー!?」と会場を見渡すも返事はなく、そのメッセージの最後に「恥ずかしくて名乗り出ることは出来ませんが……」と記されていたことに気付いて「あっ、すいません……」と謝罪するきゃりー。ただ流石はファン思いのきゃりーである。突如アカペラで「ハッピーバースデートゥーユー♪」とサキさんのためにバースデーソングを歌うサプライズを敢行!最後までサキさんの存在は確認されることはなかったが、実はライブ後にまさかの展開が。気になる結末は以下のきゃりーのツイートをどうぞ。

 

 

Kyary Pamyu Pamyu - GENTENKAIHI(きゃりーぱみゅぱみゅ - 原点回避) Official Music Video - YouTube

 

ここから再びライブへと戻りつつ、ラストナンバーは『キャンディーレーサー』のリード曲たる“原点回避”。年齢を重ね、様々なことを行い続けて……。されども辿り着く場所は原点であり、多くの経験を積んだ状態での言わば『強くてニューゲーム』が繰り返される人生はとても素晴らしいものだと、この楽曲では歌われている。それは人生のみならず娯楽についてもそうで、特に今年はコロナ禍もあり、きゃりーも含めライブに行きたくても行けない日々も続いていたが、それでも辿り着く場所はきゃりーのライブ。この日のライブは島根ではおよそ3年ぶりだけれど、それもファンにとっては辛い人生をこの日だけは明るくしようという、まさしく『原点回避』の一種だったのではなかろうか。

 

Kyary Pamyu Pamyu - Kizunami(きゃりーぱみゅぱみゅ - キズナミ) Live Music Video from OTONOKO 2018 - YouTube


最後の楽曲が終わり、照明は暗転する。しかしながらまだまだライブは終わらず、すぐさまファン全員によるアンコールの手拍子が行われる。そうして数分後に緑色のオーバーコートを着た状態で姿を現したきゃりーは、満面の笑みで「ありがとうございまーす!」と喜びを体現。そして今回のツアーのオリジナル商品である、島根のどじょうすくい饅頭とコラボしたTシャツを紹介すると、アンコール1曲目は『じゃぱみゅ』から“キズナミ”。昨年の年末に行われた『COUNTDOWN JAPAN』でも披露された楽曲だが、当時きゃりーは涙がこみ上げてしまい上手く歌えなかったという。その理由は歌詞にあり、コロナ禍で人々の心が鬱屈する中、絆の大切さを改めて感じたためだそう。

 

tyantyakatyantyan - YouTube


「これまではセットリストの最後に置くことが多かったんだけど、曲が多くなるにつれてだんだんやらなくなった曲」として正真正銘最後に投下されたのは、何とデビューアルバム『ぱみゅぱみゅレボリューション』から“ちゃんちゃかちゃんちゃん”!《ちゃんちゃかちゃんちゃん またあえるよね/「さよなら」じゃなく「またね」》……。思えばこの歌詞がここまで感動的に響く場面というのも本当に稀有だ。キラキラした音が鳴り響く中きゃりーは「ハイ!ハイ!ハイ!島根!」と頻りにレスポンスを要求し、それに合わせてサイリウムも揺れる揺れる。中盤ではCD音源と同様に“CANDY CANDY”や“つけまつける”といった楽曲のリズムに乗せてダンサーとふくしひとみが踊りを繰り広げ、最後は腕を組んで中腰で踊るという安来市の踊りである『どじょう救い』をきゃりーが披露する爆笑必至のステージング。最後に紗幕がゆっくり上部から降ろされる形でライブは幕を閉じたが、消えゆくきゃりーの姿を一瞬でも長く見ようと、多くの人がギリギリまで中腰になってステージを見詰めていたことには、思わずグッと来てしまった。


好まれ続けるものには絶対的に理由がある。それは数年前に世界規模でブレイクを果たしたきゃりーぱみゅぱみゅも同様で、あれから数年が経った今でも動員が落ちないどころか県外から都度ファンが押し寄せるなど、むしろ勢いは加速度的に高まっている感覚すらあって、今回のライブは『何故きゃりーは愛され続けているのか?』との問いのひとつの答えだったように思う。


雰囲気作りからファンとの双方向的な掛け合いまで、今回のライブは徹底してポジティブに振り切っていた。どれだけ鬱屈した世の中であっても、全てを掻き消す程の前向きなメッセージを発し続けたきゃりーの姿には心底感動。我々的にもコロナ前と比較しても「これがきゃりーのライブだ!」と断言出来る熱狂……。これを素晴らしいと言わずに何と言おうか。正直これまで何度も観てきたきゃりーのライブの中でも随一の満足度だったし、きゃりーが来たる鳥取延期公演についても「セットリスト変えるから来てね!」と期待をにじませていたことからも、今後のツアーも大満足の形で続いていきそう。まだまだ予断を許さない状況ではあるけれど、そうしたネガティブ感を完璧に吹き飛ばす、本当に素晴らしいライブだった。


【きゃりーぱみゅぱみゅ@島根県安来市 セットリスト】
[第1部]
Opening
キャンディーレーサー
どどんぱ
チェリーボンボン(Remix ver.)
PONPONPON(Remix ver.)
ピンポンがなんない
ガムガムガール
パーフェクトおねいさん

[第2部]
Introduction(ふくしひとみソロ)
world fabrication
こいこいこい
Ring a Bell
キミに100パーセント
Crazy Party Night 〜ぱんぷきんの逆襲〜
とどけぱんち

[第3部]
DE.BA.YA.SHI. 2021(バックダンサーver.)
かまいたち
ファッションモンスター
夏色フラワー
じゃんぴんなっぷ
メイビーベイビー(新曲)
原点回避

[アンコール]
キズナミ
ちゃんちゃかちゃんちゃん