キタガワのブログ

島根県在住のフリーライター。ロッキン、Real Sound、KAI-YOU.net、uzurea.netなどに寄稿。ご依頼はプロフィール欄『このブログについて』よりお願い致します。

6月のブログの裏話

こんばんは、キタガワです。


毎回この裏話に関しては5000文字くらい行くので、正直「これ書かなかったら他の記事2個くらい書けるじゃん」と思ったりもするんですが、とにかく。改めまして、6月のブログの裏話です。


ちなみに今月の総記事数は9記事でした。確か前回「15記事書きます!」みたいなこと書いたんですけど、あのブログ更新した直後には「絶対無理じゃん」と思いまして。


それはいろんな要因が重なった結果でもあって、どう足掻いても15記事は無理でしたね。しかしながら自分を見つめ直す時間も多く取れましたので、来月こそは15記事……。少なくとも10記事超えは目指したいと思います。


総じて今月は個人的に、充実した月だった気がします。ライディング活動についての不満はありましたけど、ライブもたくさん行けましたし、自分らしいストレスの発散方法にも気付けて。まあバイト以外では本当に誰とも話さない生活なんですけど、これもこれでひとつの幸福の形なのかなとも思い始めました。頑張ります。


さて、以下より今月のブログの裏話について書き進めたいと思います。普段通り時刻は午前3時。日本酒1本を空にするまでの執筆となります。長文乱文ご容赦下さい。


それではどうぞ。

 

 

amazarashiライブレポ

半年ぶりくらいに広島に行きました。大学時代に4年間ほど暮らしてた場所なんですが、やっぱり広島好きですね。本通りの空気感とか、アストラムライン乗ってると感慨深い気持ちになりました。


今回でamazarashiのライブ観るのは5回目。今までで一番優しいセットリストでしたね。B面曲やマイナーなアルバム曲はほぼなしで、ずっとライブでやってきたノリの良い曲のオンパレードでした。


ツアーのたびに映像を一新するamazarashiですが、今回のライブは(言い方は悪いですが)ほぼ今までを遡った作りだったのが驚きました。後で家にあるDVDを全部見返してみたんですが、それこそ『ライフイズビューティフル』や『ヒーロー』なんかは2016年のライブの映像だったので、感動しましたね。『月曜日』は泣く寸前で堪えました。危なかった。


さすがに5回目なので新鮮さは薄れる一方ではあるんですけど、やっぱり最高です。ライブというより2時間の映画見終わった感じで、多分一生追い続けるバンドなんだろうなと思います。8月のサマソニも是非観たいですね。


あと別件ではありますが、大学時代の後輩と話せたのは何より嬉しかったです。あまり話せなかったんですけど、ライブ楽しんでくれましたかね。就活とか人間関係とかいろいろ悩んでるだろうなと思って誘った今回のライブなんですけど、何かを持って帰ってくれたなら幸いです。またいつか会いましょう。

 

Amazonプライムのメリット・デメリット

実はこの記事、あまり覚えてないんです。下書きメモというのがありまして、普段から「こういう記事書こうかな」みたいなのをメモとして記してるやつなんですけど、そのストックがかなり溜まってきておりまして。


もちろん本文は一切書いてないので。いつもはそこから書こうとするとかなり時間がかかるなと思ってほぼ頓挫するんですが、この記事に関してはそこから引っ張り出して書きました。


でも「書けないな」ってなって、確かアルコールを2リットルくらい飲んだ状態で無理矢理書きました。何か「気付いたら書けてた」感じで。ほぼ記憶がないですね。ある種のトランス状態に陥ってたんじゃないかと。


僕がアマゾンプライムに入った理由は『ドキュメンタル』と『化物語』が観たかったからです。それだけですね。僕の家Wi-Fiないですし。なので実際に2ヶ月使ってみて、思ったことをまとめました。


本心を言ってしまうと「○○オススメですよ!」みたいな記事が多すぎる世の中にイライラしてたのもあります。僕自身もう2年間ブログやってるので分かるんですけど、ああいう記事って大体アフィリエイト(記事が読まれたらお金が入る)なんですよね。で、リンクをクリックしてもらったら更にお金が入るっていう。


だからデメリットは書かずにメリットだけ書いて、あとは記事内に載せたリンクで飛んでもらってっていう……。要は金目的に記事書いてるやつばっかりなんですね。


僕はそういうの大嫌いなので。なので全くそうしたアフィリエイト活動をしてない僕のブログで真実を語ってやろうと思いました。メリットがあるならデメリットもあって当たり前なわけで、それを記さないブログはブログじゃなくて、ただの守銭奴の営業ですから。アマゾンプライムの真実を書けただけでも良かったと思います。……記憶ないですけど。

 

映画『TAG』レビュー

ここから映画記事が続きます。それには理由があって、主に音楽記事に時間を使っておりました。


それこそ先々月くらいに『wowakaさんについて』と『ビリーアイリッシュの全曲レビュー』っていう記事を書いて、そのふたつの記事に2週間以上かけまして。なので必然的に、その時は月間で5記事くらいしか上げられなかったんです。


なので「ブログ全然書いてねえじゃん」と悩むことも多かったんですが、結果的には賞を頂いたりもして。なので先月くらいからブログのモチベーションが下がってたんです。ブログの更新頻度が減った理由も「今以上に音楽の文章に時間を使いたい」と思ったからで。


なのでその分次のAviciiとかZAZENとか、そういうのに時間をかけてたわけです。でもそうするとブログの更新が止まっちゃって、自分の精神状態が悪くなるきっかけにもなり得るので。なので場繋ぎとして映画レビューが多くなりました。


普通に息抜きとして映画観たかったのもあります。で、それでプラス映画記事も書ければ万々歳だろうと思ってました。

 

映画『スノーマン』レビュー

「面白くないなあ」と思いつつダラダラ観てたんですけど、後で調べたらめちゃくちゃ評価低くて笑いました。確かレビューサイトで2.6くらい。


定期的にグロ映画が観たくなるので借りてみました。微妙でしたね。途中で寝ようかと思いました。


この映画については語ることないので話変えるんですが、僕は基本的に夜は日付変わるまで酒飲んでて、その流れで文章書くことが多いんです。いろいろ考えてしまうたちなので、今でもふわーっとした感覚で書くのがベストな気がしてます。


でもそんな状態で映画観るとどうなるかって話なんですが、もう全部面白く感じてしまうんですよね。頭グラグラしてるし既に楽しいし。そんな状態で映画観たら、多分ほとんど星5になるレベルだと思って、「これじゃいかんな」と。


なのでこの記事くらいから、酒飲みながら映画を観るのは極力止めました。映画レビュー書いてるなら正しい見方して然るべきだと思ったので。なのでこの『スノーマン』に関してもシラフで観てたんですが、全然面白くなくてですね。でも同時に心の中で「酒飲んで観てたらこんなのでも星4とか付けるんだろうな」とも思いました。

 

映画『ミックス。』レビュー

2017年公開の映画。実は今回で観るのは3回目なので、もう内容は全部知ってる状態でのレビューになります。


確か当時はブログで映画レビュー自体やってなくて、観たらツイッターでチラッと感想呟くくらいだったんですけど、それこそ今年あたりから「今年観る映画は全部レビューしよう」と思い始めてたのもあって、記事にしました。


母親が「何か面白い映画が観たい」って言ってたので借りたんですけど、喜んでくれて良かったです。普段一緒に映画とか視ないので。あとエンドロールが流れた瞬間に親父が帰宅したのも面白かったですね。あと数分早かったら感動とか台無しになってたので、奇跡的なタイミングだったなと。


文句無しの星5。これからもいろんな人に勧める、個人的には一生ものの映画だと思います。

 

Aviciiニューアルバム『TIM』の存在意義

本文にも書きましたが、数年前のEDMシーンを作った立役者って間違いなくAviciiなんですよね。


でも2019年の今はかなり変わってきてて。特にアメリカですか。それこそトランプ政権や世の中に苦言を呈する曲が増えて、それに伴って歌詞をどんどん捲し立てるヒップホップが増えていって。盛り上がり一辺倒のEDMはかなり下火になってるんですよね。Aviciiが無くなったのは数年前ですけど、まさか彼もここまで音楽市場が変わるとは思ってなかっただろうなと。


このアルバムはAviciiが亡くなった後、家族やプロデューサーが半分くらい完成されてたものを無理くり完成させて発売したっていう、かなり賛否が分かれた作りで。


僕自身「どうだろなあ」と思いながら買ったんですけど、普通に良かったです。毎年勝手に『音楽アルバムランキング』っていう記事を書いてるんですが、間違いなくランクインはするだろうなと。それくらいハマりました。


特に『Heaven』が好きです。「僕は死んで天国に行ったんだ」って歌詞なんですけど、ちょっといろいろ考えてしまいますね。泣けます。

 

フェス主催者へのリプライについて

普段は酒飲みながら書いてるんですけど、このときはカフェ行ったり酒飲みながら書いてて。でも筆の進みが一向に落ちないんですよ。やっぱり自分は怒りを原動力にした方が書けるなと思いました。まあそれは置いておいて。


事の発端はサマソニのツイッターです。今年の8月に行く予定があるんですが、毎日公式ツイッターチェックするくらいには楽しみにしてて。普段聴く音楽もサマソニの出演者ばっかりですし、YouTubeで演奏動画を3時間くらい観てしまう……。今の僕にとってはサマソニが一番の楽しみでもあり、つまらない現実を生きる理由でもあるんです。


そんな中サマソニのツイッターに対して、毎日毎時間「○○を出せ」とか「運営はクソ」みたいなことをリプライで送る人がいて。今調べてみたらその人300近いリプライを送ってるっぽいんですけど。それがチラチラ目に入ってきてですね。


あとは今年のロッキンやフジロックのリプライも罵詈雑言の嵐で、それを観るたびにイラついて来たのが書いた理由です。


それこそ今までも『米津玄師は宗教だ』とか『フィッシャーズがMステに出るのかどうか』みたいな文章を書いてきたんですけども、特に最近は音楽に対して盲目な人が多すぎやしないかと。フィッシャーズやポピパがロッキン出るのも面白いと思うんですよ。レッチリとベビメタが別のステージ出るのも新鮮だし、今年のサマソニが邦楽が4割占めてるのも別に良いじゃないですか。いろんな事情があってそうしてるわけだし、外野が口出しするのは野暮だろと思って筆を取りました。


あ、でもサマソニに関してはMGMTとThe 1975が被ったのと、Two Door Cinema ClubとBananaramaが被ったのはめちゃくちゃ嫌でした。すいません。

 

ZAZEN BOYSライブレポ

いやー、頭おかしかったですね。今までいろんなライブ観てきましたけど、一番頭おかしかったです。というか全員狂ってました。あの光景は一生忘れないと思います。


今年再結成したNUMBER GIRLも同じで、ZAZENも向井秀徳バンドなんですよ。で、怖いのはその向井がライブ中何やるかっていうのは完全なるアドリブで、観客もメンバーも全く知らないんです。


本来向井がギター弾く場面でハイボール作って飲み出すのはまあ序の口で、いきなりテンポを超速にしたり、いきなり「ハッ!」って言ってスタートしたり。今回最前列で観たんですけど、よく見たらそれを向井がちゃんと指揮してるんですよ。指1本上げたら1拍で終わるとか、手を握り混んだら次で終わるとか。


めちゃくちゃ狂ってますよ。だからメンバーはまばたきも呼吸もせずにずっと向井を凝視してるんです。何やるかわからないから。普通バンドのライブって観客が腕挙げたりモッシュしたりするんですけど、そういうのも全然なし。緊張続きの2時間でした。


あのライブのためだけに広島行ったんですが、後悔はないですね。次の日のバイト辛かったけど。

 

打首獄門同好会ライブレポ

今月唯一地元で観たライブです。この機会なので書きますが、島根県にロックバンド来てくれるの本当に嬉しいんですよ。バンドが定期的に来る県は一番近くて広島なんですけども、往復7000円かかるんです。島根は大好きではありますが、なんか、ねえ。


話は変わって打首。レポートも書きましたが前回観たのは去年の11月、東京の赤坂でした。前回も最高だったんですが、今回も良かったです。Canovaの音響は「ん?」ってなることが多いんですが、今回はかなり楽しめました。打ち込み使わずにギター、ベース、ドラムでズドンとやる形は無駄なものを削ぎ落とした感じでいいですね。


ライブは個人的に『どれだけ非日常の空間を演出できるか』を重要視していて。それこそ上に書いたamazarashiやZAZENのライブがそうで、CD音源を超越した何かを感じたいわけです。それを踏まえて打首、最高でしたね。プロジェクター使っておふざけ映像流しまくるっていう、「島根で何やってくれてんだ」みたいなライブでした。


言い方は悪いですけど、「こんなライブが毎月観れたなら島根県も悪くないな」と思えるライブでした。あっぱれ。

 

……さて、いかがでしたか、6月のブログの裏話。


日本酒が完全に空になりましてハイボールに移行した状態で書いてます。最近「飲みすぎじゃん」と本気で心配されるようにもなったんですが、何か今が一番幸せな気がしますね。夢追っかけて好きに生きてっていう……。世間的にはクズなんでしょうけど。


今月はライブレポートにかなり時間を割きました。先月も書いたんですが、やっぱり僕はブロガーではなくて音楽ライターとして生きたいなと強く実感した月でもありました。


それこそ東京(広島でもいいんですけど)で暮らして、定期的に音楽の文章書いてライブ行って、毎月馬鹿みたいにCDに金使ってっていう生き方が幸せなのかなと思いました。島根はどうしてもバンドが来ないので。予感ではありますが、再来月のサマソニが終わった後くらいに何かしら大きな行動を起こしそうな気がします。

 

あと人間関係的にも最近は悪くないので。ストレスフリーな状態が続けばベターかなと。取り敢えずは7月。あまり気負わずに頑張れたらなと思います。それでは。