キタガワのブログ

島根県在住。音楽ライター。酒浸り。

アマゾンプライムの『本当』のメリットとデメリットを知りたくはないか?

こんばんは、キタガワです。


いつぞや、名も知らぬどこかのコメンテーターが語っていた。「今の若者にとってテレビはオワコンらしい」と。


オワコンとはいわゆる『終わったコンテンツ』の略称で、要するに『時代遅れ』という意味らしい。アナログ放送やWii、ガラケーやソロバン、メールのやり取りや国語辞典……。思い返せば確かに、かつて当たり前のように使われていたあらゆる万物が今ではほとんど使われていない。


そこで改めて、前述した「テレビはオワコン」発言について考えてみる。確かに全盛期に比べれば使用頻度は減った気はするが、「オワコンだ」と決め付けるのは時期尚早というものである。実情を知りたくなった僕はすぐさまインターネットを開き、若者のテレビ離れについて検索してみた。


その結果、意外な事実が判明した。


リサーチパネルの調べによると、今の10代20代の若者は、1日1時間でさえテレビを観ないのだという。1時間。1時間である。昼頃に起き『バイキング』を観てそのまま『グッディ』へと移行し、その日の夜はニュース番組をハシゴして深夜のバラエティー番組でケタケタ笑い転げる僕にとっては、およそあり得ない数字と言える。


しかしながら、テレビを観ない若者の言い分も理解できないではない。『アニメしか観ない』、『地方では番組自体が少ない』という至極真っ当な意見から、『PCの動画サイトで観た方が楽』や『NHKの受信料を払いたくない』といった平成生まれならではの建設的な意見も多く、よくよく読むと確かに筋が通っている。


「テレビ離れ許すまじ」と考えながら記事を読んでいた僕ですら、途中で「確かにテレビいらなくね?」と一瞬邪な考えが脳裏を過るほどには、なるほどと思わされた。


では今の若者にとって、テレビに代わる新たな媒体とは何なのだろうか。もちろんYouTubeや違法アニメサイト、AbemaTVといったアプリは当然として、それ以外にポピュラーとなりつつあるものとは何だろう。

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……結果的に行き着いた答えこそ今回のタイトルにもある、後にメリットとデメリットを丸裸にしようと試みる『アマゾンプライム』であった。


アマゾンプライムとは、資本金80億円超えの世界的有数の会社であるamazonが始めたビデオサービスだ。


アマゾンプライムの売りは単純明快。『月額500円で映画やテレビ番組、アニメが見放題』という点だ。そもそも通販事業においても、ここ日本でトップの人気を誇るamazonである。そのブランド力が決め手となり今では多くの日本人がアマゾンプライムに加入し、テレビに代わる媒体として日々お世話になっているらしい。


……そこで今回は実際に2ヶ月間体験した僕が、そのメリットとデメリットを網羅していきたいと思う。


「まさかamazonの回し者か?」と疑問に感じる読者貴君、安心してほしい。当ブログには残念ながら、amazonのリンクを貼ったり、amazonの加入を促進することで収入を得る手はずは一切ない。そのため今回の記事で僕が得られるメリットは限りなくゼロ。何なら記事を書く手間を考えればデメリットの方が多い。


あの手この手でメリットばかりを語り、アフィリエイト収入を稼ぐブログが大多数を占める世の中ではあるが、当記事においては純度100%、丸裸のアマゾンプライムをお見せしようではないか。


それではどうぞ。

 

 

①マジで見放題

実際に経験した最初の感想としては、「マジで見放題じゃん」だった。


類似するものとしてライブ映像が観られる音楽アプリや、独占放送ばかりが取り沙汰される『AbemaTV』が挙げられるが、それらは「観放題」と謳われてはいるものの、そもそもの動画数が少ない。ジャンル検索したとしても出現するのは微々たるもので、満足の行く結果とは言い難いというのが正直なところだ。


対してアマゾンプライムは、同じ文言を検索したとしても圧倒的に動画数が多い。例えば『お笑い』と検索すれば『M-1グランプリ』や『人志松本のすべらない話』、『探偵!ナイトスクープ』など多数。しかも『M-1グランプリ』は歴代全ての決勝大会の模様が観られるなど、至れり尽くせり。


最近アニメ『ひぐらしの鳴く夜に』にハマっている僕は試しに一度タイトルを検索してみたのだが、普通に全話が無料で観れた。もしTSUTAYAで借りでもしたら旧作レンタルでも1000円超えは確実だろうが、それが全部観れるのだ。素晴らしい。


更には2018年の紅白歌合戦で披露された米津玄師×DAOKOのアレが流れる『打ち上げ花火、上から見るか?下から見るか?』や、僕が個人的に「クソ面白いっす」と吹聴して回っている映画『サバイバルファミリー』ですらフルで観られる。映画館で1800円払って観た僕を殴ってほしいレベルである。


しかもその間、YouTubeでありがちな数秒間の広告や遅延、画質の劣化などは一切なし。一度観始めたら数十分~数時間、そのままの映像美で最後まで楽しむことが可能だ。テレビでよくある「次の瞬間、驚きの展開に!」と流れた後に絶対にCMが挟まれ「し、CMやるんかーい!」と椅子から転げ落ちそうになる人間としては嬉しい限り。

 

②『ダラダラ観れる』という特別感

アマゾンプライムはダラダラ観れる。


僕は基本的にPCでアマゾンプライムを観ることが多いのだが、決まってスマホを一緒に起動する癖がある。そしてツイッターやゲームをしながら、耳から流れる動画の『音』で楽しむのだ。


我ながら贅沢な使い方だとは思うのだが、もしこれがスマホ限定の動画アプリならそうはいくまい。何故ならスマホが動画で塞がるからである。


ラインが来たとしたら逐一動画を閉じなければならないし、少しでも「ツイッター見たいな」と思った際も同様だ。人間というのはあまり意識しないが、突然音が途切れると嫌悪感を感じるものである。


音楽機器から突然イヤホンが外れて無音になった経験は誰しもあると思うが、それと同様の事態がラインが来るたび、ツイッターを開くたび、かなりの頻度で起こる。実際に体験するとストレスフルこの上ない。それがないだけでもアマゾンプライム、グッジョブである。


更にはせっかちな若者向けになんと『10秒送り機能』も搭載。要は『10秒先の動画のシーンに一瞬で飛べる』という代物なのだが、動画を観ていると『どうでもいいシーン』というのは何度か襲い来るもので、例えばYouTubeではその都度下のスクロールバーを動かして任意の場所まで進める必要がある。アマゾンプライムでは、それをワンタッチで10秒先まで進められるのだ。これはありがたい。


僕が個人的にアマゾンプライムで最も推したい箇所こそ、この『ダラダラ観れる』部分だ。PCで観るなら流しっぱなしでいいし、スマホで観るならじっくり。PS4やニンテンドースイッチに繋げば、友人らと共に大画面で楽しめる。しかも違法サイトのように画像の劣化やクソ英語字幕なしで、である。僕は提言したい。ダラダラは何よりも最高の閲覧方法であると。

 

③ここでしか観れない作品も

松本人志が指揮を取った『ドキュメンタル』がその最たるものだが、『アマゾンプライム限定作品』というのが何個か存在する。


これに関してはどちらかと言うとバラエティーやドラマが多い印象なのだが、それでもオリジナル作品の存在は大きい。前述した『ドキュメンタル』に至っては今芸人が最も出たい番組とまで言わしめた名作で、放送コードなしの無差別級『笑ってはいけない』が展開される抱腹絶倒もの。僕自身はこれが観たいがためにアマゾンプライムに入った口だが、それでもお釣りが来るレベルで面白い。


ドラマや映画についても、字幕版と吹替版の両方が選択できたりする。今はまだ数が少ない印象ではあるが、テレビ離れが囁かれている現代、今後は今以上に多くの作品が更新されていくだろうと予想する。

 

……さて、ここまでメリットの話ばかり列挙してきたが、この先はネガティブな要素、いわゆるデメリットについて語っていこうと思う。


加入を迷っている人はぜひメリットとデメリットを見比べていただき、じっくり検討してもらいたい。


①場合によっては割高

当然と言えば当然の話ではあるが『月500円』という金額を高いと感じる人にとっては、アマゾンプライムは一考する必要があるだろう。


例えばゲームアプリに多額の課金をしていたり、アーティストのファンクラブの会員になっていたり……。更には小中高の学生らにとっては500円は痛いだろう。言い方はすこぶる悪いが「動画なんて誰かがYouTubeに上げてくれるだろう」と思っている人も多いはずで、そうした考えが定着している人に言わせれば「加入する意味なくね?」と思うかもしれない(ちなみにYouTube上の違法な動画は観るだけでも違法です)。


後は例えば『ドキュメンタルだけ観たい』という人や、『友人に借り忘れたアニメの3話だけどうしても観たい!』という人にとっても、おそらく割高だろう。月500円と言っても、年間で換算すれば6000円である。……もちろん月単位で解約すればそこまでの出費で済むだろうが、『解約し忘れた』となれば最悪である。


あまりにもズボラな人は一度考え直した方がいいかもしれない。例えば靴下を左右別のを履いていていも気にしなかったり、バスタオルは1週間選択しなくても平気だったり、野菜にはドレッシングかけてもかけなくても別にいいわと思う人などは特に。

 

②最新話は有料の場合がほとんど

かなりのマイナスポイントでもあるので公式ではほとんど語られていないが、『最新話がほとんどが有料』というのは非常に致命的である。


ドラマやアニメを視聴しているとする。最初の何話ならまだ良いが、それこそ現在進行形で放送されている作品や1年以内に終了した作品などは、大半が有料になる。


それこそアニメやドラマに関しては1話からは無料なわけで、どんどんアマゾンプライムで観られる。1話2話3話と進めていき、そして物語が佳境に差し掛かった時点で「はい!ここからは有料です!」と言われるわけだ。


まあ一瞬は「はあ!?」となるだろうが、おそらくあなたは今すぐ続きを観たいはずだ。犯人は誰なのか。恋愛は成就するのか。「有料でも観たい!」と思う人が大半だと思う。


しかしその金額はなんと、1話で300円ほど。通常はドラマであっても、3話収録で1つのDVDに収められることがほとんどである。DVD1枚なら、レンタルセールの日には100円ほどで借りられるだろう。そう考えるとかなり割高な価格という他ない。この部分こそが大きなデメリットだ。


特にドラマに関しては注意が必要で、8割方の作品は後半が有料である。そのためベストな選択としては、30日間の無料期間中に自分が観たい作品をリストに書き記しておき、その作品が有料であると判断できた時点でアマゾンプライムを解約し、TSUTAYAのレンタルなりで済ませるのが最適解だろう。

 

③場合によっては劣る

アマゾンプライムには前述した通りアニメや映画、ドラマやお笑いなどのコンテンツがこれでもかと詰め込まれている。


しかしながら『あなた』が観たいものというのはある程度、ジャンルが固定されているはずだ。


例えばお笑いが嫌いな人もいるはずで、そうした人にとっては「別にお笑いいらんからドラマ充実させろよ」と感じること請け合い。あなたの観たいジャンル次第ではあるが、場合によってはNetflixやdTVといった別のアプリの方が作品数は多くなる可能性すらある。


もっと言うと、もしWi-Fiがない家庭であればスマホで閲覧することはほぼ不可能(通信料がハチャメチャにかかる)だし、支払い金額を両親に把握されている若者や、日頃からスマホで動画を見続けている人に関しては説明に困るかもしれない。


正直なところ、人それぞれの環境による部分はかなり大きい。日本国民全員に勧められるコンテンツでは絶対にないので、自身の環境や作品のラインナップ、時間の使い方などを多面的に考えて答えを出すのが無難だろう。

 

……さて、いかがだっただろうか。アマゾンプライムのメリットとデメリット。


後半にも少し記したが、アマゾンプライムは人それぞれの価値観に大きく左右される。TSUTAYAで借りた方が割安になる場合もあれば、アマゾンプライムなしでは生きられないほど没頭する人もいる。


Amazonの公式サイトでは、現在30日間の無料体験がスタートしている。まずはここから始めてみてはいかがだろう。30日ギリギリまで使ってみて、駄目ならすぐさま解約すればお金は発生しない。お試し期間としてはこれ以上ない厚待遇である。


新たな年号に変わって数ヶ月。今後の日本は今以上にネット動画サービスが主流になるだろう。サービスを使っていない人に対して「時代遅れ」と揶揄される日も近い。その第一歩として、まず手始めにアマゾンプライムを試してみる価値はあると思う。気になった人はこの機会にぜひ一度お試しあれ。