こんばんは、キタガワです。
今回は昨日投稿した前編の続き。『PS4版・プラチナトロフィーが簡単に取れるゲーム12選』の後編をお送りする。
後編ではアンダーテールといったバズりゲームから、未だに語り継がれる人気作品まで。計6つを集めてみた。トロフィー獲得のための参考になれば幸いである。
それではどうぞ。
アンダーテール
低予算のインディーズゲームでありながら口コミで評判を呼び、DL専用からパッケージ版へと昇華してしまった作品。
ゲーム性や世界観は任天堂の『MOTHER』に限りなく近く、摩訶不思議な言動に翻弄されていく。『敵を一切殺さずにクリアできる』というシステムも秀逸で、普通のRPGだと思ってプレイすると痛い目を見る。
トロフィーは全て道中で取ることが可能。しかも取り逃しても逆走すれば、再度獲得することもできる良心的なものだ。
ただひとつ取り零しができないものとして『イヌじんじゃ』なるアホトロフィーがあるのでご紹介したいと思う。
1Gずつ賽銭を落とせる『イヌじんじゃ』。なんとこれだけでトロフィーの半分を占める。その数なんと15個。しかもゴールドやシルバー。1回1Gで最大350G入れる必要があるため、必然的に○ボタン連打の作業になる。「俺は今何をやってるんだろう……」と空白の時間に陥ること請け合いな、まさに意味不明トロフィー。
なお苦労の果てに350G入れると驚きのシーンが見られるのだが、結果はぜひあなたの目で確かめてみてほしい。
【公式】UNDERTALE 日本語版 発売アナウンストレーラー (PS4/Vita/PC)
カオスチャイルド
かまいたちの夜やひぐらしの鳴く頃になど、ホラー系統のノベルゲーは数あれど、家庭用ゲームの中でR18のノベルゲーはなかなかないはず。おそらく現時点で唯一のPS4版・R18ノベルゲー。
連続怪死事件を調査する大学サークルの話なのだが、主人公が有する『トリガー』というスキルがゲームの肝となる。
例えば『女の子が近付いてきた』というシーンでトリガーが発動したとする。すると、ポジティブかネガティブか、それとも何もせずに切り抜けるかという3つの選択肢が出現するのだ。
ポジティブだと胸が当たったりというエロ展開になったりするのだが、ネガティブだと真逆で『実はそいうが連続殺人鬼だった』といったストーリーに変化する。これがなかなか面白く、エロ展開だけを切り取った続編が出たレベル(こちらもトロフィーは簡単)。
……というわけで、トロフィー展開は『トリガーを一切引かずにクリア』と『全部ポジティブでクリア』、そして『全部ネガティブでクリア』の計3周が最低限必要となるわけだ。
だが一度見たイベントは高速スキップが可能なので、スマホ片手にポジティブかネガティブかを場面ごとに選ぶだけで、簡単にトロコンが可能となる。
ストーリーも心がキュッとなるまさかの展開のオンパレード。ストーリー重視の人も楽しめる作品。あとあまりグロくはないです。個人的に。
スパイダーマン
快適な空中アクションが評判を呼び、2018年度のPS4ゲームの売上トップに輝いたゲームである。
空中で動き回るのゲームとして、前編で紹介した『GRAVITY DAZE』や『アサシンクリード』があるが、スパイダーマンはそれらを遥かに凌駕するスピード感。動かすだけで楽しい理想的なゲームだ。
このゲームはストーリーをクリアするだけではトロフィーは埋まらない。いわゆるサブイベントがこのゲームの核であり、お使いのイベントや各地のアジトを破壊するといった要素の積み重ねでもって、トロコンに至る作品だ。
この部分を聞くと「じゃあプラチナトロフィーは難しいんじゃないの?」と思う方も多いと思うが、ありがたいのは『タイムアタック系のイベントはトロフィーに含まれない』点だ。
そう。それこそ『GRAVITY DAZE』でストレスの根源となっていたタイムアタックに関して、スパイダーマンは一切トロフィーに関係がないのである。これは嬉しい。
なのでシステムや操作性が気に入った人なら、楽しみながらやっているうちにトロコンできるのだ。若干面倒臭くはあるが、特別な技能を必要としないので繰り返せば必ずトロコン可。
『Marvel’s Spider-Man』 “ヒーロー”トレーラー
428~封鎖された渋谷で~
ファミ通レビューで満点を叩き出した伝説のソフト。『かまいたちの夜』の会社が製作しており、全編ドラマ仕立てで進行していく唯一無二のソフト。
こちらもノベルゲーで小説のように読み進めながら進行していく。主人公は複数人いるのだが、合間には選択肢が出現する。その選択によって他の主人公に影響を及ぼす作り。笑いあり、シリアスあり。今でも語り継がれる名作である。
ストーリークリアまで至れば70%は獲得できているはず。あとは各種バッドエンドの回収になるのだが、こちらは攻略サイトを見ることで簡単に網羅できる。つまりストレスフリー。
未だに根強い人気を誇るソフトとして知られており、渋谷で聖地巡礼に訪れる人や、登場人物の行動に影響を受けた人も多いと聞く(カフェで大量のチーズをかけたナポリタンを頼むなど)。刑事ドラマや小説が好きな人にはずっぱまりのゲームと言える。興味がある人はぜひ。
PS4/PC『428 封鎖された渋谷で』ゲーム紹介トレーラー
Steins;Gate : エリート
言わずもがな、ノベルゲーでは一番知られているソフトであろう。加えてタイムリープものの先駆けとも言える作品でもあり、数々の作品が頂点に君臨し続ける『Steins;Gate』を超えようと躍起になったほどの罪深いゲームだ。
多くのハードで移植されてきた有名作品ではあるが、PS4では『Steins;Gate : エリート』として再登場。今作はなんと全編アニメーションを導入しており、アニメさながらの映像がヌルヌルと展開していく。僕自身Steins;Gateは4回以上クリアしているのだが、それでも新鮮な気持ちで楽しむことができた。
全編アニメーションとのことで、トロフィーはPSP版やPS VITA版とは若干の差異がある。だが基本的には同じ。一度クリアした後にテキスト全スキップし、適切な選択肢を選んでいけば簡単にプラチナトロフィーが取れる。
かつてのシュタゲはイラストが固定されており、細かな描写の再現には至っていなかった。それと比べてエリートは本当にアニメをそのまま見ているかのような映像美でもって、今まで伺い知れなかったシーンを把握することができるようになった。かつてのファンも大満足の出来。
PS4/PS Vita/Nintendo Switch『STEINS;GATE ELITE』PV ver.「オペレーションクリスティーナⅡ」
ひぐらしのなく頃に奉
名作『ひぐらしのなく頃に』が、真ストーリーを冠して完全版で登場。歴代最高のボリュームでもってホラーの深層へ叩き落とす。
ひぐらしの魅力は何と言ってもストーリー。『正解率1%』と銘打ったシナリオは圧巻で、最終的には誰もが予想できない展開へと続いていく。
今作はクリアまでが異常に長く、『100時間以上プレイする』や『メッセージ送りを10万クリック』といったトロフィーが並ぶ。これだけ見ると難しそうに思えるが、シナリオが濃密なので読む手が止まらない。気付けばあっという間に100時間が過ぎ去ってしまう。
「ひぐらしって萌え系イラストのやつでしょ?」「怖いんでしょ?」と尻込みしている人は勿体ない。これは断じてホラーゲームではない。最高のミステリーゲームである。最悪トロフィーにしか興味ない人はテキスト全スキップでも良い。なのでまずは触れてみることから始めてみようではないか。
……さて、いかがだっただろうか。簡単にトロコンできるゲームの世界。
今でこそ大量のトロフィーを取得してはいるが、僕は個人的には『必ずしもトロフィーを獲得せずとも良い』という意見だ。
ではなぜトロコン……プラチナトロフィー所得にまで至ったのかと言えば、ゲーム自体が面白かったからだ。全てを余す所なく楽しみ尽くしたいという思いが、トロコンに走らせたのだ。
だからこそ今回の記事では『トロコンできるソフト』と銘打ってはいるが、『実際にプレイして心に残った作品』しか取り上げないようにした。つまらないゲームでトロコンに至ったとしても、絶対に面白くない。どうせなら楽しみながらやりたいと思うはずだから。
今回紹介した12作品は、僕が心の底から勧めたい名作ばかりだ。トロフィー関係も重要だろうが、まずはぜひプレイしてほしいと思う。
今回の記事がまだ見ぬ名作ゲームと出会うきっかけになったのなら、これ以上の喜びはない。
それでは。