キタガワのブログ

島根県在住。音楽ライター。酒浸り。

映画『ジグソウ ソウ・レガシー』感想(ネタバレなし)

こんばんは、キタガワです。


『SAW』という作品がある。海外の人気ミステリー映画であり、1作目が1億円を超える大ヒットを飛ばしたことでも知られる。後に6作まで公開されるのだが、『SAW ザ・ファイナル 3D』なる作品を最終作とし、長い歴史に幕を下ろした。


SAWの特徴は、その残虐性とどんでん返しのストーリー展開にある。


まずは残虐性について。SAWには必ずゲームマスターである『ジグソウ』という人物がおり、命をかけた“ゲーム”を要求する。挑戦者が目を開けると足が鎖で繋がれていたり、顔面を覆い尽くすトラバサミが被せられていたりする。


もちろんゲームに失敗すると直視できないような最悪の展開になる。かなりグロい。


次にどんでん返し。SAWが爆発的人気を得た理由はこれにある。詳しい明言は避けるが、終盤には思いもよらない展開が次々と発生し、伏線をしっかり回収してエンディングを迎えるのだ。


しかし好評価を得ていたのはだいたい『SAW3』くらいまでで、それ以降は使える金額が増えたのか、かなり凝った兵器が登場するようになった。結果的に悲惨な死を描写することが多くなり、いつの間にかどんでん返しは控えめに、代わりに「ただのグロ映画じゃん」といった作風に成り果ててしまった感があった。あくまで個人的に、だが。

 

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さて、そんな中突如発表されたのが、今回紹介する『ジグソウ ソウ・レガシー』である。


『ソウ ザ・ファイナル』から7年の月日を経て公開へ至った今作は、前情報の時点で『原点回帰』をしきりに訴えていた。つまり、後半のSAWのようにグロ一辺倒の作風ではなく、第1作目のようなどんでん返しも期待できるということ。


というわけで、TSUTAYAでレンタルしてきた。今までのSAWの没落ぶりから正直言って、あまり期待はしていなかった。「つまらなかったらそれでいいか」と、気楽な気持ちで観た。


……めちゃくちゃ面白かった。例えるなら、まさに初期のSAWを観たときの感覚。卓越したストーリーと適度なグロさが相まって、唯一無二の作品になってした。素晴らしい。


今作では死んだはずのジグソウが作った同様のゲームが、再び行われるという形でスタートする。今までと違うのは、冒頭から展開が全く予想出来ないということ。


なぜならジグソウもジグソウの後継者も、みんな過去作で死んでいるからだ。だからこそこんな真似は出来るはずがないし、模倣犯にしては懲りすぎている。そんな謎の状況下で、ゲームは進行。


ひとり、またひとりと死んでいく参加者。疑心暗鬼と凄惨なゲームの果てに待っていたのは、予想外の結末だ。しかも伏線を全部回収し、驚きを与えるような作りに仕上がっている。


注目のラストは、あなたの目で確かめてほしい。ちなみに過去作を観ていなくても大丈夫。初見でも大いに楽しめるはずだ。


グロに耐性がある人はぜひ。

 


映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』日本版予告編