キタガワのブログ

島根県在住。目標は音楽ライターであり、ブロガーではありません。

『紅白歌合戦』初出場組の紹介と曲予想

こんばんは、キタガワです。

 

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本日、ついに年末の恒例番組、紅白歌合戦の出場歌手が発表された。


『U.S.A.』で一躍注目を浴びたDA PUMPや、今年デビュー45年目に突入した松任谷由実など、今年注目されたミュージシャンが内定。


平成最後の紅白歌合戦。そんな時代を象徴するように、今年は若者からの人気、メディア展開を重視したラインナップとなった印象。


その中で今回取り上げたいのは、初出場組。主な本編に出場する6組についてまとめたいと思う。

 

 

あいみょん

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弱冠23歳のシンガーソングライター。時に目をそらしたくなるほどの恋愛表現と、口ずさみやすいメロディーラインが魅力。


今年は多くの音楽番組への出演や、ドラマ主題歌『今夜このまま』の提供など、メディア露出も増加。曲を知らずとも、『あいみょん』という名前は世間的に認知されているのでは。


あいみょんの紅白内定は、個人的に最も嬉しいニュースだった。僕自身が以前より応援していたとか、CDを買い揃えているとか、そういう理由もあるのだが、一番は『口コミで出場権を得た』点。

 


あいみょん - 君はロックを聴かない 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】


今回歌われるのは『君はロックを聴かない』だと予想するが、重要な点としてこの曲は、タイアップ(ドラマ主題歌やCMソングなど)が一切ついていない。つまり、人に聴かれる機会が非常に少ないということだ。


結果的にこの曲がほぼ口コミで広まり、今回の紅白内定に繋がった。ドラマ主題歌やCMソングから人気を獲得する現在の音楽業界において、この売れ方は評価に値する。


当日はソウルフルな歌声と卓越したメロディーセンスで、お茶の間の観衆を惹き付けてほしい。初見の人はビックリするんじゃなかろうか。音楽に興味のない人たちにもぜひ聴いてもらいたい。


「日本の音楽は死んだ?」大丈夫。まだあいみょんがいる。

 

DAOKO

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21歳の女性歌手。かつてはラッパーのポジションだったが、去年の暮れに発売されたアルバムあたりからは、歌に重きを置くようになった。


彼女の音楽の始まりは、中学時代に素顔非公開で投稿していたニコニコ動画。そこからあれよあれよと有名になり、今回の紅白内定に至る。まさにシンデレラストーリー。

 


DAOKO × 米津玄師『打上花火』MUSIC VIDEO


紅白で歌われる楽曲は、予想するまでもなく『打上花火』である。この楽曲は劇場アニメ主題歌として提供されたものであり、某動画サイトではなんと2億回再生されているというバケモノ曲。


で、この紅白内定はちょっと納得していない部分もある。それは「米津玄師ありきで売れたのでは?」ということ。


この楽曲は『DAOKO × 米津玄師』名義で発表されたのものであり、DAOKOの名前が知れ渡ったのははっきり言って米津玄師の存在が大きい。


だから何というか、メディア露出完全NGである米津玄師のバーター的存在として、NHKが起用した感が否めないのだ。うーむ……。


しかし実は彼女『打上花火』をソロで歌唱するのは極めて珍しく、CD音源にも収録されていない。そのため彼女オンリーの『打上花火』がテレビ放映されるのは初めてなんじゃなかろうか。


なので今回の放送では、DAOKOの魅力を存分に発揮してもらいたい。ささやくように歌われるウィスパーボイス、息づかい、妖艶さ。コラボ楽曲もいいが、ひとりの歌手として見たとき、彼女の魅力は一層際立つと思うのだ。


今回の紅白歌合戦は『シンガー・DAOKO』を世に知らしめる最大のチャンスだ。いろんなしがらみをまとめてぶっ飛ばしてほしい。

 

King & Prince

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今や飛ぶ鳥を落とす勢いの男性アイドルグループ。所属はジャニーズで、まさかのデビュー1年目にして紅白大抜擢。これには驚いた。


元々は『Mr.King』と『Prince』というふたつの別ユニットであったが、去年に合致。晴れて『King & Prince』となった。


僕は男なので男性アイドルの流行には疎いのだが、それでも名前と曲は知っている。聞けばデビューシングル『シンデレラガール』は発売初日に30万枚以上売れ、チャートランキングでも常に上位。今年の上半期の時点で8.7億円もの売り上げを記録。まさに異例づくしのアイドルグループだ。

 


King & Prince「シンデレラガール」Music Video


楽曲はもちろん『シンデレラガール』と予想。これは間違いないだろうと思う。


24年連続出場していたTOKIOが落選し、新世代のルーキーKing & Princeが内定した今年の紅白。ジャニーズの次の顔は彼らなのかもしれない。そんな彼らの初紅白、目に焼き付けるべし。

 

Suchmos

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ダンサブルなサウンドと妖艶なボーカルで、国内外問わず人気を獲得しているSuchmos(サチモス)が紅白内定。


彼らの存在は、2016年以降の日本のロックシーンに大きな影響を与えた。『速い曲調の四つ打ちダンスロック』が主流だったロックシーンの中、改心の一撃的1曲として放たれたのが『STAY TUNE』である。ホンダのCMにも起用され、去年にも「紅白内定か?」との声が囁かれていた。


……結果は落選。しかし今年は新曲『VOLT-AGE』でもって『NHKサッカーW杯』のテーマ曲に抜擢され、NHK全面協力のPVまでもが製作された。同じNHK系列ということもあり、階段を駆け上がるように紅白決定。

 


Suchmos VOLT-AGE


……というわけで、歌われるのはほぼ確実に『VOLT-AGE』。ファン的には『STAY TUNE』の方がよほど売れている印象なのだが、仕方ない。NHKなので。


Suchmosの魅力はメロディーライン。総勢6人のメンバーによる音像が、日本最大級の音楽番組でどう響くのか見物である。


あと世のお母様方。『スッチモス』じゃないですよ。『サチモス』ですよ。『サチモス』。お願いしますね。

 

純烈

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主にスーパー銭湯を活動拠点とするアイドル、純烈。苦節11年、結成当初から掲げていた紅白歌合戦に、ついに辿り着いた。


彼らの特徴は、その特異なファン層にある。通常アイドルは若年層をターゲットにするのが定石だが、彼らのファンは世のおばさまたち。全国のスーパー銭湯を渡り歩き、『会いにいけるアイドル』としての立場を不動のものとした。


去年も紅白最有力候補と呼ばれてはいたものの、声はかからなかった。一説によれば、落選直後からNHK関係者に「どうやったら紅白に出れるのか」と熱い思いをぶつけていたと聞く。その苦労の甲斐もあり、念願叶って紅白出場を勝ち取った。

 


純烈「プロポーズ」MV フルバージョン


楽曲は累計出荷枚数10万枚を記録した『プロポーズ』と予想。時点で『愛でしばりたい』あたりか。


彼らの万感のパフォーマンスに期待したいところ。ちなみに僕の母親は当日、テレビにかぶりつきで見る予定だそうだ。母親いわく『純烈のメンバーに恋してるかも』という始末。なのであまり興奮させるような色気は出さないようお願いしたい。家庭が崩壊するので。

 

YOSHIKI feat.HYDE

 

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X JAPANのドラマーとL'Arc~en~Cielのボーカルという、とんでもない経歴のふたりが手を組んでしまった。お互いグループでの紅白出場経験はあれど、ふたりでの出場は初である。


昨年は頚椎症を患ってまでも、首にコルセットを巻いてドラムを披露したYOSHIKI。当時彼を見た際は感動したものだが、まさか2年連続で出場するとは思ってもみなかった。

 


RED SWAN full


現状『YOSHIKI feat.HYDE』名義の楽曲はひとつしかないので、演奏曲は間違いなく『Red Swan』だろう。これはアニメ『進撃の巨人』のオープニングテーマとして起用されており、X JAPANファンやL'Arc~en~Cielファンは当然として、それ以上に若年層からの支持を得ての内定であると想像する。


ライブや音楽番組においてもほとんど実現しなかった、YOSHIKIとHYDEのツーショット。これが紅白で見れると言うのだから垂涎ものである。国内外問わず幅広い評価を受けているふたりが、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。期待が高まる。

 

さて、いかがだっただろうか。


まだまだ特別枠として『椎名林檎と宮本浩次』、企画枠として『Aqours』と『刀剣乱舞』が内定しているものの、公式サイトにて明確な『紅組・白組』として区別されているアーティストに関して、上記6組として紹介させていただいた。


さて、初出場組をざっと見た瞬間個人的に思ったのは、『今っぽくなったなあ』ということ。アイドル枠もそうだが、DAOKOやYOSHIKI feat.HYDEなど、若者のネット経由で知名度を獲得したアーティストが多かった印象だ。


純烈にしてもバラエティー番組で評判が良く、ネット上で取り上げられたことで火がついたようだし、企画枠のAqoursや刀剣乱舞はその最たるものだろう。


今後はさらにネット上の意見を踏まえたブッキングになっていくのだろうと予想する。『紅白は大人が見る時代』というのは、すでに消滅しつつあるのかもしれない。


ともあれ、平成最後の紅白歌合戦。出場者を見るといくぶんフレッシュになった感は否めないが、今年もいろいろなジャンルの音楽を聴きながら、年を越すことができそうだ。


まだ時期的にもまだ早いが、この言葉でもって締め括りたいと思う。


来年も良い年になりますように。