キタガワのブログ

島根県在住のフリーライター。ロッキン、Real Sound、KAI-YOU.net、uzurea.netなどに寄稿。ご依頼はプロフィール欄『このブログについて』よりお願い致します。

セックスについて

こんばんは、キタガワです。


24歳にもなると、どいつもこいつも彼女いるだの同棲してるだの結婚しただの子供できただの。そういった浮わついた話をよく聞くわけですが。


まあストレスでしかないですね。


今回の記事では数年間彼女なし、ファーストキス未経験、セックス経験……というか女性の水着姿すら見たことのないチェリーボーイこと私キタガワが、思いの丈をぶちまける所存です。宜しくお願いします。


【男、セックス未経験者少なすぎ問題】

女性の方は分からないかもしれないが、男でセックス未経験の人はほとんどいないといっていい。


それは年齢が上がるにつれてさらに減少し、大学時代が終わる22歳頃にはほぼみんな卒業している。最低でも「セカンド童貞です」みたいなやつばっかりになる。そもそも何だセカンド童貞って。野球してんじゃねえんだぞ。こちとらノーアウトランナーなしだ馬鹿。


未だにトラウマなのが、新入社員の男衆で飲みに行ったときのこと。眼鏡をかけボソボソと喋る見るからに陰キャっぽい男や、女子から「カワイイー!」と言われる童顔の男も多く参加していたその飲み会で、とある質問がされた。


「みんな彼女いんの?いる人は挙手!」


飲み屋でこの流れになるのは必然で、本当に男はこんな話ばっかりする。「馬鹿だなあ。まあ僕はいないですけど。みんなそうっしょー」くらいの感覚でいた僕は、驚きの光景を見た。


なんと、僕以外の全員が手を挙げていたのである。


そのあとの飲みの話題については、想像に難くない。1時間あまり、僕に対しての地獄の質疑応答が始まった。


「彼女いないの?」「いないけど……」「ええー!」

「セックスは?」「まだ……」「ええー!」

「さすがにキスは?キスはあるっしょ!」「まだ……」「ええー!(口から泡吹いて死ぬ)」


普段からウェイ属性の奴らならいざ知らず、気付けば陰キャ男や童顔男も入り交じり、よってたかって笑いの的にされた。何だお前ら。羊の皮被った狼じゃねえか。


要はそういうことである。


ちょっと話は脱線するが、漫画を読んでいるときも傷口を抉られることがある。かの有名作品『クズの本懐』では

 

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1巻目でアレするし。

 

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ピュアな心で満たされていたはずの『バクマン。』でも

 

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最後にキスするし。


僕は負けている。たかが漫画にこてんぱんに負けた。リングの隅に追いやられてバカスカ殴られ続け、セコンドにタオルすら投げられず、レフェリーが一瞬でKO負け判定するようなクソ試合だ。


しかもこいつら、高校生なのである。試合に負けただけでは飽きたらず、さらに傷口に塩を塗りたくる諸行に、魂が抜けそうになる。


というか、高校生がアレしてアレする漫画が少年誌で連載されていたということは、世間的に『高校生の時点でのこの行為はされて然るべき』ということではないのか?


【セックス未経験=女性苦手説】

僕だって、交際経験がないわけではない。だが、そういった行為に関して、ヤりたいとは一切思わない。一切思わない。思わない。思わ……なくもない。まああれだ。一切思わないということにしてほしい。


だがひとつ思い当たることがあるとすれば、『女性が極端に苦手』ということだ。


気心知れた後輩や年配の人ならいざ知らず、同じ年代の女性や初対面の人とはバグったロボットのような挙動になるレベルで、僕は女性と話せない。


そんな人間がヤるとか無理じゃね?っつー話である。


これはまたどこかで書くかもしれないけれども、人生で一度だけ風俗に行ったことがあるのだが、「女性、無理!」という感覚が働き、1時間風俗嬢とダベって1万円払うという失態を犯したこともあるほどだ。何なら風俗嬢に出されたお茶でさえ「媚薬入ってんじゃねえだろな!」と思い拒否したほどだ。


というか、そもそもヤりたいと思わないのだ。快楽を得たいなら自家発電すればいいし、相手のことを無視して自らの快楽を貪る行為は、正直言ってやりたくない。


まだまだ卒業は先になりそうだ。僕はそう思いながら、手元の新しいAVを見る。


レシートには「3500円」の文字。


この3500円が、僕にとっての風俗なのだ。みんな、重症化したモテない男はこういうことするぞ。


変だな、涙が止まらねえよ。