キタガワのブログ

島根県在住のフリーライター。ロッキン、Real Sound、KAI-YOU.net、uzurea.netなどに寄稿。ご依頼はプロフィール欄『このブログについて』よりお願い致します。

サマーソニック2018大阪レポート~前乗り編~

こんばんは、キタガワです。


『3泊4日の大阪旅行』を企画したのは、1ヶ月前のことだった。


理由はひとつ。サマーソニック2018への参加だ。


正直今まで「サマソニに行きたい」と思ったことは、一度としてなかった。夏フェスならもっと近場でいくらでもやっているし、海外アーティストが来日する機会という面からも、サマソニよりもフジロックの方が興味があった。


ではなぜサマソニへの参加を決めたのか。それはノエル・ギャラガーがヘッドライナーに決まったからだ。

 

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ノエル・ギャラガーは僕にとってのロックヒーローだった。彼が主な作詞作曲を務めていたバンドである『oasis』が、僕は大好きだった。


世紀の名曲『Don't Look Back In Anger』は今まで何回泣いたか分からないし、他の曲もほとんど歌える。それほどのファンだと自負している。だがoasisは、すでに解散してしまったのだ。その後ノエルはソロ活動に徹するようになり、oasisの楽曲のカバーをしたりオリジナル曲を披露しながら、精力的に活動していた。


で、今年のサマソニである。憧れのロックヒーローに会えるとなれば、行きたい。いや、行かねばならぬと思った。

 

サマソニの会場は東京と大阪の2つから選ぶことができるのだが、今回は予算の都合上、大阪に決めた。東京のみで開催される前夜祭『ソニックマニア』に死ぬほど行きたかったのだが、泣く泣く諦めた。島根県から東京は無理ゲーであった。


サマソニは8月の18日と19日。逆算して、17日に大阪に前乗りし、18日と19日はサマソニを全力で楽しみ、20日に島根に戻る計画を立てた。


かくして僕の3泊4日の大阪旅行は幕を開けたのであった。


14時 大阪到着

バスに揺られること4時間半、目的地である新大阪駅に到着した。

 

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夜行バスほどのストレスはなかったものの、4時間半という時間はなかなかに長く、車内は狭かったりエアコンがききすぎていたりと中々窮屈だったので、駅に降り立った瞬間には一気に肩の荷が降りた思いがした。


一刻も早くホテルにチェックインしたかった。ホテルは難波にあるとのことだったので、一路難波を目指すことに。


新大阪駅から難波に行くには御堂筋線という地下鉄に乗るのがベターらしい。で、チケットを買う必要があるのだが、ここでまず大阪の洗礼を受けることになった。


まず、人の動きが早い。一切の無駄がなく、みなサクサクとチケットを買って去っていく。何これ?アンドロイド?


僕は生粋の島根県民で、地下鉄はおろか、電車すらまともに乗ったことがない。だがこれを突破しないことには、ホテルに辿り着けない。やるしかない。


で、結論から書くと、行き先間違えた。最高の出だしである。


15時 ホテル到着

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行き先を間違えるハプニングはあったものの、なんとかホテルに辿り着くことができた。


泊まるのはカプセルホテル。ちなみに男性専用という、何とも珍しいタイプのカプセルホテルである。大浴場、サウナ、さらにはマッサージやプールもあるとのこと。フウー!


で、予約をしたときは分からなかったのだが(分かれよ)、どうもこのホテルは全体的に良いことづくめのホテルのようで、なんと道頓堀中心部から徒歩5分圏内。しかも駅へのアクセスも抜群。


とりあえず歩くのに荷物になるキャリーバッグを置かせてもらい、少し部屋で休憩。スマホを充電しながらはじめしゃちょーの動画を観つつ、ちょっと寝た。


部屋は少し天井が高いくらいで、まあ普通のカプセルホテルの部屋だった。狭かった。

 

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ホテルを出ると、近くで飯を食べた。まぜそば。うますぎて意識が飛んだ。


16時 友人と合流

道頓堀を探索していると、一本の電話が入った。数日前に地元で一緒に酒を飲んだ、とある友人からだった。


彼は大阪に程近い奈良県に居を構えている人間で、「良かったら会わない?」とのことだった。


道頓堀で合流し、フラフラすることにした。


彼はいわゆるオタクというやつで、仮面ライダーやアニメに造詣が深い。逆に僕は一切興味がない。のだが、馴れない土地ということもあり、彼の案内に全面的に従うことにした。


『それ系』の店を回る。難波といえど、中心部から離れるとカオスな雰囲気になるのだなと感じた。

 

あと、気になるものがいろいろあったので列挙していきたい。

 

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飲ます店。

 

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泣くな男だろう。

 

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ドラクエに侵食されたローソン。入店音もしっかりドラクエ


18時30分 ライブ

偶然にも難波でライブがあるらしかったので、急遽参加を決めた。暇そうだったので、友人も行かせた。友人が音楽に興味がないらしく、終始真顔だった。申し訳ない。


このときは、まさか彼とサマソニに行くなんて思ってもみなかったのだが。

 

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出演者はThe peggies、the floor、コレサワの3組。僕はコレサワのファンなので、一目観たかった。


結論から言うと、この3組のライブは全体的にうーんという感じだった。悪くはない。悪くはないのだが、泥臭いライブやCDを超える体験を期待していた分、微妙な感じだった。


まあ、そんなこともある。


21時 ホテルへ

とりあえず飯屋を探し、道頓堀をフラフラする。


途中でバーのキャッチのお姉さんに捕まったのだが、あまりにも可愛すぎて店に入りそうになった。危ない。「1時間でええから!」、「30分!」、「じゃあ15分!」とだんだん時間を狭めてでも客を獲得しようとするあたり、大阪の商売上手な感じが伺えた。というか15分しかいないバーって何だよ。

 

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晩飯は『宮本むなし』というところに決めた。大阪ではポピュラーな定食屋?なのか?

 

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カツの卵とじ。うまさここに極まれり。


ホテルに帰る途中、またあのキャッチのお姉さんに捕まった。僕への勧誘は諦めたらしかったが、代わりに超絶陰キャの友人が標的となった。女性と話した経験がほぼない彼は死にそうな顔をしていた。女性へのさらなるトラウマを植え付けてしまった。


友人と別れ、ホテルに戻った。前述したように彼とはサマソニで一緒に過ごすことになるのだが、その話はまた次回。


大浴場に入り、疲れを癒す。大阪の府民性が出てるなと思ったのが、カプセルホテルから全裸で大浴場に向かう人が多数いた。更衣室あるじゃん。普通に女性の店員が見てる。何これ?異世界


大浴場を出るとバーがあるのだが、男衆がパンツ1丁で酒を飲んでいた。怖すぎ。


すぐ部屋に戻り、YouTubeで翌日の出演アーティストの予習をした。WALK THE MOONとPortogal.the man、そしてヘッドライナーのparamoreの3組が個人的に観てみたかった。ガッツリ予習した。


さて、明日はついに、人生初のサマソニだ。一体どうなることやら。