キタガワのブログ

島根県在住のフリーライター。ロッキン、Real Sound、KAI-YOU.net、uzurea.netなどに寄稿。ご依頼はプロフィール欄『このブログについて』よりお願い致します。

京都大作戦と迷惑行為『ユニバ大作戦』に思うこと

こんばんは、キタガワです。

 

フェスのチケット売り上げが伸び悩む昨今。ROCK IN JAPAN FESTIVALFuji rock festivalSUMMER SONICなど名だたるフェスのチケットが売れ残る中、唯一毎年ソールドアウトするフェスがありました。


それが京都大作戦です。

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と同時に京都大作戦は、『フェス』と謳っている音楽イベントの中ではかなり異質な存在であると言えます。


その異質な部分とは『信頼関係』。はっきり言って、これほどまでに慕われているフェスというのは他に知らないし、世界的に見てもほとんどないと思っています。


第1回。台風により中止になったときも10-FEETはギリギリまで協議していましたし、観客も固唾を飲んで見守っていました。


年々ステージの規模を大きくし、遂にメインステージに登り詰めたSiM。


機材トラブルで楽器が使用不能となりながらも、フリースタイルで乗り切ったThe BONEZ。


『STAY GOLD』カバー中、横山と難波がサプライズで演奏。涙を流してステージを駆け回ったTAKUMA。


雷雨で2時間に渡って中断し、最終的には1時間でホルモン、ロットン、10-FEETのライブを全て行った去年。


観客同士のゴミ拾いの甲斐あって、毎年ゴミが落ちていないこと。


京都大作戦には、ミュージシャンとファンの揺るぎない絆がありました。だからこそリピーターが跡を絶たないのだろうし、愛され続けるフェスになっていると思うのです。


出演者がわからない状態で売り切れるフェスがありますか?


中止が発表されたにも関わらず、誰もが『大丈夫!また来年来るよ!』と励ますフェスがありますか?


僕は参戦した経験こそありませんが、毎年スペースシャワーTVでのライブ映像を見たり、Twitterで参加者の声を聞いていると『一生に一回は行きたいな』と思うのです。


それほどの魅力が詰まっている、唯一無二のフェスであることは間違いありません。


残念ながら今年は連日の豪雨の影響で中止になってしまいましたが、また来年がある。来年こそは有給でも取って、人生初の京都大作戦に行ってみようか。そう考えていた矢先のことでした。


京都大作戦で暴れられなかった腹いせに、USJで音楽を流しバカ騒ぎする『ユニバ大作戦』などというクソな行為が取り沙汰されたのは。

 

 


ファンのクソ行為については、以前水戸WANIMA問題 LiSA豊洲Pit問題にて書きましたが、今回も言いたいことは何も変わりません。あいつらは許せん。本当にたちが悪いと感じました。


ここからは少し個人的なことを語らせてください。ネガティブなことになるので申し訳ないのですが。


僕は今回の行為を知って、正直京都大作戦ファンについての見方がガラッと変わりました。


僕は所謂『ライブキッズ』と呼ばれる人たちが好きではありません。


僕は基本、ライブ中はほとんど動きません。加えて、元々人と関わるのが苦手なこともあり、必ずひとりで行動します。ですが視力が悪い関係もあり、どうしても前で見ざるを得ないのです。


そんな中、不快感を被る存在がライブキッズ。


承認欲求を満たしたいだけの人間が、ライブ会場では僅かですが存在します。サークルを仕切り、合図もなしにダイブし、音楽に背を向けて客を煽る……。そんな人間が僕は心底嫌いだし、苛立ちを覚えます。


もちろん悪い人ばかりでないのは重々承知しています。ですが僅かばかりの存在によって、悪い印象ばかりがちらついてしまうのです。


僕はいつしか『暴れる系のバンド』とは距離を置くようになりました。何が起こるかわからない。怖い。DQNばかり……。かつて自分の身に降りかかった経験がトラウマになり、もっぱらそういった類いのバンドはCDを借りて済ますようになりました。


そんな僕の認識が変わったのが京都大作戦でした。


前述したように、僕は映像しか見ていません。ですが集まったファンの真摯な態度、はじける笑顔を見て、「モッシュやダイブに参加したらどれだけ楽しいだろう」と考えるようになったのです。


みんながみんな悪い人じゃない。僕が出会ったのは、偶然悪い人だっただけだ。そう思うようになりました。


その矢先のこれです。

 

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僕は思いました。「やっぱりか」と。「やっぱりそういう人たちが来る場所なんだ」と。「京都大作戦ってこんなフェスなんだ」。


……だらだらと書いてきましたが、結局何が言いたいのかというと、「こういう見方をされたらフェスは終わり」ということです。


怒りのあまり何を書いているのか分からなくなってしまいました。長文乱文申し訳ありません。詳しくはWANIMAの記事LiSAの記事に書いてあるので、そちらをぜひ。


とりあえず。


ユニバ大作戦やったやつは二度とライブに来るな。


以上です。