当時、僕は疲弊していた。
本腰を入れて就活に臨んだのはいつだったろう。あまり覚えていないが、それなりに早い段階だったと思う。
結果的に10社以上の企業からお祈りメールを貰い、精神が崩壊寸前のところを某企業に拾って貰った形なのだが、内定を貰うまでの僕は、まあ酷かった。
自傷行為を繰り返し、度数の高い酒をしこたま買い込み、毎日倒れるまで飲んだ。今まで吸わなかったタバコを吸い始めたのもこのときだ。笑顔もなく、常にイラつき、胃が縮小していくのが分かった。冗談抜きで、あとひと月内定を貰うのが遅かったら、僕は生きていなかったろうと思う。
近年問題となっている大学生の『就活自殺』もうなずける。と、僕は身をもって知った。就活は人を殺す兵器だ。
友人は言う。もっと頑張れ。無理するな。俺は内定5社だぜ……。
インターネットは言う。大丈夫、死ぬな。なんとかなる……。
そのどれもが、僕の頭を素通りしていく。心に響く言葉など、ひとつもなかった。あるのは僕自身の強い感情、『死』の一文字だけだった。
就活の応援サイトからはおびただしいほどのメールが届く。『早くしろ』と急かしているようだ。見る気も失せる。
『就活で死ぬな!』と語るサイトには『私を救ってくれたのはこの◯◯さんのサイトです!』だの、『無い内定でも諦めるな!』と語るサイトの最後には、転職エージェントサイトへのリンクが張り付けてある。本気で悩み、苦しんでいる人がクリックするたび、広告収入が入るのだろう。まるで僕らを嘲笑うかのようだ。利用されている。
結論を書くと、僕は新卒で入った某会社をわずか半年で辞めた。現在は数ヶ月、無職の期間が続いている。
そう、あれほど苦しみ、自殺を毎日考えたあの時期に、完全に逆戻りしてしまったのだ。
就職期間半年、無職期間数ヶ月。こうなってくると、もう社会復帰は絶望的だ。書類面接の時点で何社も落とされ、金だけが無惨に消えていく。
それでも、僕は生きている。
僕が言いたいことはひとつ。死ぬな。これだけだ。
死ななければ何をしてもいい。フリーターでも。旅行しても。借金しても。10年間ニートしてもいい。
今でも僕の頭には死が浮かぶ。昨日は大量の薬を買い込んだものの、死に損なった。電車を見つめるだけで、2時間が経った。
それでも、僕は生きている。
泥を啜ってでも、地面に這いつくばっても。どれだけ汚れても、生きるしかないのだ。
このブログを見て、「なんだこいつメンヘラかよ」と思った人、あなたはまだ大丈夫。
このブログを見て、少しでも心にグサリときた人、死ぬなよ。
ツイッターでも、メールでも、電話でも。何でもいい。吐き出せ。頼れる人がいないなら、僕にDMしてくれても構わない。何時でもいい。
就活くんを殺せるようになったとき、あなたは輝いているはずだ。
殴り書きの為、乱文になってしまった。申し訳ありません。おっぱい。